身近なものでも占いはできる？意外なものを使う占いも紹介

身近なもので占いができることを知っていますか？占いといえばタロット、水晶、辻、振り子などがありますが、それら道具を使わなくても、身近なもので占いはできます。

どれも日常にありふれたもので、探せば身近にあるものばかりです。

占いに使えるものは何なのか。身近なものを使った占いを紹介します。

コーヒー占い

一つ目はコーヒーを使った占いです。トルコ発祥の占いであり、コーヒーの底に残った粉末の模様で占います。

「ターキッシュコーヒー」と呼ばれるトルコのコーヒーは、コーヒーの粉末を使用した伝統ある家庭コーヒーです。カップに直接粉末を入れ、熱湯で煮出しことで濃い目のコーヒーをいただきます。濃厚な味わいから上澄みを飲むのが一般的であり、溶け切らない粉末が、飲み終わった後カップの底に残るのです。

占い結果は、主にその日の運勢を示します。コーヒー占いをすることで、その日の行動を決められるでしょう。コーヒー好きはぜひ試してみてください。

ただ、残念なことに日本の粉末コーヒーでは難しいです。占いをするなら、ターキッシュコーヒーに必要な豆や道具（取っ手付き鍋）を準備しましょう。

やり方

・粗びきしたコーヒーの粉をイブリック（取っ手付き鍋）に、水と一緒に入れる
・スプーンで混ぜながら弱火で煮る
・沸騰したら火から降ろし、スプーンで軽くかき混ぜる
・煮る、火から降ろす工程を、3回ほど繰り返す
・カップに注いで、コーヒーを飲み干す
・飲み終わったカップを逆さにし、再び元に戻す
・底に残った模様から推測し、運勢を占う

イブリックは、ターキッシュコーヒーを入れるための伝統的な道具です。専用の道具を使った方が良いですが、無ければ手鍋でも問題ありません。

コーヒーは、主に上澄みだけを飲み干します。底に溜まった粉は、とても苦くて飲めたものではありません。占いに使う要因ですので、残ってても気にする必要はないです。

カップの底の模様は、直感で判断してください。三日月に見えたら「三日月」、猫なら「猫」です。似ていなくても深く気にする必要はありません。直感こそが占いの真髄です。

結果

・半月：順風満帆
・三日月：何事も後手に回りやすい
・植物：仕事が忙しい
・鳥：遊び心が吉
・犬：人に頼るのが吉
・鍵：願い事が叶う
・亀：金運が良い
・不定形：運勢不明、良いことも悪いことも起こる可能性あり

他にも色々あります。

花占い

二つ目は花占いです。花びらをちぎって「好き」「嫌い」を占う方法であり、誰もが見た・やったことがあるでしょう。

相手からの行為を知るための恋占いとして有名ですが、「転職の有無」や「購入の有無」など、2択で迷っている時にも使える占いです。数え歌である「どちらにしようかな」と同じで、自分で決められない時にもおすすめです。

フランス発祥の占いと言われており、本場の花占いは日本とは少し違います。「好き」「とても好き」「情熱的に好き」「狂おしいほどに好き」「全然」の5段階であり、日本の花占いとは、結果も変わってきます。

意中の相手がいる人は、ぜひ花占いをしてみてください。

やり方

・花を一輪用意する
・相手を想いながら花びらをちぎって「好き」という
・別の花びらをちぎって「嫌い」という
・花びらがなくなるまで「好き」「嫌い」を繰り返す
・最後の一枚が相手からの見た気持ち

電卓占い

三つ目は電卓占いです。普段計算に使う電卓も、使い方次第で相性占いに使えます。相手と自分の数字を打ち込み、計算した結果から占うのです。

やり方としては2つあり、誕生日を使った方法とフルネームを使った方法になります。

電卓がなくても、スマートフォンやパソコンの計算アプリでも大丈夫です。多少面倒ですが、筆算でも問題ありません。気になる相手がいたら、試しに相性を計算してみてください。

誕生日を使ったやり方

・相手と自分の生年月日を足す
・合計を、1より小さくなるまで2で割り続ける
・1より小さくなった時点での小数第2位までの数字が相手との相性

誕生日を使う場合は、互いの生年月日を足して占います。生年月日は、年、月、日で分け、それをそれぞれ足すのです。仮に自分が「2000年12月12日」だとしたら、「2000+12+12」といった感じです。相手も同じように足して、2で割ってください。

「自分：2000年12月12日」「相手：1999年4月30日」：（2,000+12+12+1,999+4+30）÷2＝4,057

そして、2で割り続け、1より小さくなったら終了です。小数第2位までの数字が相性になります。

4,057÷2÷2÷2…＝0.990478515625

相性は99％

名前を使ったやり方

・相手と自分の名前を数字に置き換え、それぞれの数字を足す
・合計を、1より小さくなるまで2で割り続ける
・1より小さくなった時点での小数第2位までの数字が相手との相性

名前を使う場合は、互いのフルネームを数字に置き換えて計算します。「ア」の段は1、「イ」の段は2、「ウ」の段は3、「エ」の段は4、「オ」の段は5、「ん」は0と言ったように、各母音に合わせて数字に置き換え、2で割ってください。

「自分：山田太郎（やまだたろう）」「相手：鈴木花子（すずきはなこ）」：（111,153+332,115）÷2＝443,268

後は、生年月日と同じで、1以下になるまで2で割っていくだけです。

443,268÷2÷2÷2…＝0.8454666137…

相性は84％

トランプ占い

四つ目はトランプを使った占いです。トランプの原型は小アルカナと呼ばれており、大アルカナであるタロットカードと、起源はとても似ています。並べ方を変えるだけで、様々な占いに使えるのです。

タロットカードとは違い、トランプならどの家庭でも一つはあると思います。無くても100均でも簡単に購入可能です。タロットカードに変わる、最も身近な占いと言えるでしょう。

相性占いのやり方

ロイヤルマリッジ（王様の結婚）と呼ばれる、相性占いのやり方です。ハートのKとQを並べ、間に残った枚数で相性を占います。

・ジョーカーを抜いた52枚のトランプから、ハートのKとQを抜き取る
・カード束をシャッフルする
・カード束の一番下にKを、一番上にQを入れる
・カード束を表にし、一列に並べる
・「同じマーク」「同じ数字」で挟まれたカードを探し、挟んだカードと挟まれたカードを抜き取る
・カードを詰めて、空いたスペースを埋める
・繰り返して抜いていき、最終的にKとQの間に残った枚数で占う

ペアカードで挟む枚数は最大2枚までです。つまりは一度に最大4枚まで抜き取れます。ソリティアと似ており、よく考えて抜いていかないと、最終的に多くのカードが残ってしまうでしょう。

間に残った枚数は、そのまま相手との相性になります。5枚を基準に、少なければ相性は良く、多ければ悪いです。

相性の良さを示すためにも、頑張って組み合わせを見つけてください。

運勢占いのやり方

四葉のクローバーと呼ばれる、運勢占いのやり方です。ソリティアと似ており、並べたカードを除外していき、運勢を占います。

・ジョーカーを抜いた52枚のトランプ4×4の配置で並べ、残りを山札として置いておく
・並べたカードから、数字の合計が15になるよう抜いていく
・取り除いたスペースに、山札からカードを補充する。その際、左上に近い順に置いていく
・繰り返しながらカードを抜いていき、抜き取れなくなるまで繰り返す
・残った枚数で、今日の運勢を占う

例外として、K,Q,Jは数字としてカウントしません。マークが同じK,Q,Jの3枚が場に出たら除外してください。

カード束と場のカードを合わせ、少ないほど運勢は良いです。占いと言うよりも「ゲームにクリアできたから今日はラッキー」といった感じといえるでしょう。

性格を知る方法

アイズ・オブ・コートカードと呼ばれる性格診断です。カード束からカードを引いて、出たカードで自分の本性を占います。占いと言うよりも心理テストに近いかもしれません。

・絵柄12枚をシャッフルする
・上にあるカードをカード山の下に入れ、6枚目まで繰り返す
・7枚目のカードを、裏にしたまま左側に置く
・再度、上から順に6枚目までカード山の下に入れ、7枚目を裏にしたまま右側に置く
・左右に置いたカードを表にして結果を見る

左に置いたカードが表の性格で、右に置いたカードが裏の本性になります。

結果

・ハート：優しい、優柔不断
・クラブ：誠実、質素
・ダイヤ：活動的、現実的
・スペード：自己中心的、しつこい
・J：活発、若々しい
・Q：女性的、繊細
・K：男性的、大人

結果は合わせて考えます。仮にハートのKの場合「優しく大人っぽい性格」や「男らしいけど、いざというときは優柔不断」など、マークと数字から連想しましょう。

どのように連想するかも、性格占いの一部といえるかもしれません。

身近な占いは他にもある

簡単に4種類紹介しましたが、他にも身近なものを使った占いは存在します。リンゴや団子を使った占いや、手相や人相を使った占いもあるのです。極論を言ってしまえば、サイコロを振った目で今日の運勢を決めるのも、一種の占いと言えるでしょう。

方法さえ知っていれば、どの占いも簡単ですぐに試すことができます。簡単な内容しか分かりませんが、気になることがあればぜひ身近なもので占いをしてみてください。