神頼みの対価は徳を積むこと？本当の願いの叶え方

あなたは叶えたい願い事があるときは、神社やお寺に行き神頼みをしたりしませんか？
神頼みの際にはお礼としてお賽銭を払っていると思いますが、神仏への真の対価はあなた自身が徳を積むようにしましょう。
今回はお願いをするのに「なぜ善い行いが必要か？」についてや、徳を積むための行動を紹介します。

神頼みの真の対価はお賽銭ではない

神頼みのお礼としてお賽銭も感謝の表れにはなりますが、神仏が本当に求めるのは人の行動での示しです。
迷い悩む人を救い導く尊い立場にある存在は、自らに救いを願う人が善い行いをするよう望んでいます。

神仏は見返りに善行を好む
高位世界の存在である神仏は清く正しいものを好み、人が神頼みをした際の見返りとして善行をすれば喜びを感じます。
世の中のためになる・誰かのためになる行いは、それが小さなものであっても人の心に温もりや光を与える元になります。
あなたが日々コツコツと徳を積む生き方をすることで、 神仏は善行を対価として受け入れ願いを聞き届ける気持ちになるでしょう。
神様に愛されていると思われるような幸運な人は、周りが嫌がることも率先して引き受ける徳が高いタイプが多いです。

お賽銭＝対価と見るのは注意
「奮発してお賽銭を払った分、願いを叶えてほしい」と言ったように、神頼みの対価をお金として見るのは注意です。
神仏は金銭や物品で人をえこひいきするようなことはしないので、「こちらがお金を出したのだから見返りを」など考えてはいけません。
現実の社会でのやり取りに見られる等価交換の概念は、人の願いを伝え叶えてもらうやり取りの中では通用しないものです。
人の勝手な考え方でお金分の見返りを要求するのは失礼であり、神仏に疎まれる恐れもあるので改めましょう。

神頼みの対価に徳を積むための行動

神頼みしたときに人ができる対価としての徳を積むための行動で、すぐにはじめられるものは多いです。
善行は自分自身の心を整えられるメリットもあり、実践を通して内面の磨きにもなります。

誰にでも平等親切に接する
善行の基本は他者に対して優しさを持つことなので、誰にでも分け隔てなく平等な態度で親切に接します。
全ての人に思いやりを持って関わるのは簡単ではなく、自分ではどの人にも同じ対応をしているつもりでも態度に差が出やすいです。
他者への好き嫌いの感情は必ずあるものであり、自分が相手に好感を持つか苦手意識を持つかで対応の仕方も変わります。
あなたが自分だけ誰かに態度に差をつけられる嫌さをイメージすれば、周りにも平等に優しさを持てるでしょう。

損得勘定抜きで人助けする
自分の利益になるかの損得勘定を抜きにして、困っている様子の人を見かけたら助けになってあげてください。
神仏が人の願いを叶える行為も打算的なものではなく、純粋に人を想っての行いだと言えるでしょう。
神頼みをした際の対価にあなたも下心を出さず、人のために尽くす心を見せるべきです。

いつも笑顔で明るく過ごす
周りの雰囲気を良いものにできるように、いつも笑顔で明るく過ごしましょう。
笑顔は陽の気を生み出すものでもあり、あなたが微笑みを浮かべることで場を周りを平和にできます。

人の優しさにはお礼を返す
あなたが誰かに優しさを与えられたら、言葉できちんとお礼を返すことがおすすめです。
「ありがとう」と感謝を伝えると、相手も優しく温かな気持ちになれます。
お世話になった人にお礼を言うのはマナーでもあるので、優しくしてもらったときはすぐにお礼を述べてください。

嘘をつかず清く生きる
嘘をつくとあなた自身を内面から汚すことになるので、正直に清く生きるように心がけてください。
嘘は自分の本音を押し殺して我慢する行為も含まれるため、理不尽なことにも耐えてしまうタイプの人は要注意です。
言うべきことはしっかりと言い、自分に嘘をつかせないようにしましょう。

神頼みの前に願いの内容もチェックしよう

神頼みは神仏の助けを求めるものになるので、願いを伝える前に内容もチェックしておいた方が良いです。

欲深い願いは成就しにくい
「宝くじに当選したい！」「好きな人を恋人と破局させたい！」など、個人的な欲深い願いは成就しにくいです。
そういった願いは本来神頼みするべきではないので、あなたの頼みたいことが間違ったものでないか今一度考えましょう。
努力で叶う場合は神頼みを避ける
「資格試験に合格したい」「仕事で昇進したい」などの願いは、あなた自身で努力すれば叶えられます。
自分の力で何とかできるものであれば、神仏にすがるのは避けるべきです。

まとめ

神仏に人が神頼みをするときは対価として、自分が徳を積むことを怠らないようにしましょう。
願いをきいてもらうのですから、行動で人も誠意を見せるのが礼儀にもなります。
叶えたいと思う願いは内容を確かめれば、己の力で実現できるものも多いです。
神頼みは本当に必要なときにするものと考え、お願いする際はお賽銭ではなく真の対価を払うことを忘れないでください。