スピリチュアルと貝殻の関係性とは？貝が持つ意味について紹介

貝殻には、昔からスピリチュアルな願いが込められてきました。縁起物としてはもちろん、お守りとしても使われてきており、その願いは今でも残っています。
近年は、加工の技術も進んでおり、アクセサリーとしても活用されています。願いのこもった貝殻を身に着けることで、運気向上の兆しにもなるでしょう。
貝殻にはどのような願いや意味が込められているのか。ピリチュアルと貝殻の関係性について紹介します。

スピリチュアルにおける貝殻の意味

スピリチュアルにおいて貝殻には、主に「癒し」と「才能の開花」といった意味があります。貝殻には海のパワーが宿っており、身につけたり近くに置いたりすることで、そのパワーを受け取り心身を癒してくれます。体調も良くなることで精神が覚醒し、才能が開花されるのです。
また、海のパワーが宿っていることから、水のトラブルから守ってもくれます。昔の人は、サメの歯や貝殻などを加工して、海難防止のお守りにもしていたそうです。水や海に関係のある人は、お守りとして貝殻を身につけておくと良いでしょう。

縁起の良い貝殻

数ある貝殻の中でも、特に有名なのはハマグリ（蛤）です。二枚貝は対となる貝殻しか形が合わないことから、男女和合の象徴として扱われています。
公家や大名家では美しく加工された貝桶や貝を嫁入り道具としてもおり、縁結びや夫婦仲の願いが込められているのです。
ひな祭りの料理としてハマグリのお吸い物が食べられているのも、良縁を期待しているからだといえるでしょう。

貝殻を拾う際の注意点

貝殻は、海で探せばたくさん見つけられます。小さい貝殻から大きい貝殻まで、気になる貝殻もきっと見つかるでしょう。
ですが、落ちてる貝殻はスピリチュアル的にあまりよくありません。石などと同じであり、落ちている貝殻には、強い念も込められているからです。
特に、海や海岸は観光地として有名な場所です。多くの人が集まることから、悪い念も集まるでしょう。貝殻を持ち帰ることでその悪い念も持ち帰ってしまい、運気を下げる原因にもなります。
塩や水晶などで浄化もできますが、強い念が込められていると、簡易的な方法では難しいです。
絶対にダメなわけではありませんが、特別な思い入れがない限りは、綺麗に加工された貝殻を使うことをおすすめします。

貝殻を使ったパワーストーン

貝殻をそのまま活用するのではなく、加工してパワーストーンや宝石として扱うものもあります。
貝殻を加工したものには、どのようなものがあるのでしょうか？

マザーオブパール

マザーオブパールは、真珠を作り出す貝を加工したパワーストーンです。主にアコヤ貝が有名ですが、ほかにも真珠層がある貝ならマザーオブパールにできます。
真珠のような柔らかな白さがある一方で、見る角度によって変わる光沢も見受けられます。一つ一つが異なる模様をしており、真珠とは異なる美しさが感じられるでしょう。
パワーストーンとしては、「癒し」「安産」「子育て」といった意味があります。海の壮大さだけではなく、真珠を守り育てる優しさが、パワーストーンに込められています。

クィーンコンクシェル

クィーンコンクシェルは、コンク貝を加工したパワーストーンです。コンク貝はカリブ海沿岸諸国（主にバハマ）に存在する貝であり、ピンク色に輝くコンクパールを育てます。
クィーンコンクシェルもマザーオブパールの一種といえますが、マザーオブパールとは異なり、ピンクの輝きが特徴です。白とピンクのグラデーションが、柔らかさと可愛らしさを表現し、マザーオブパール以上の母性を感じられるでしょう。
パワーストーンとしては、「安産」「子育て」「夫婦円満」といった意味があります。マザーオブパールと基本的には同じですが、クィーンコンクシェルの方が、より母性に関係する意味を持ちます。

ホワイトシェル

ホワイトシェルは、白蝶貝を加工したパワーストーンです。白蝶貝もアコヤ貝同様に真珠層を持つ貝であり、ホワイトシェルもマザーオブパールの一種といえます。
マザーオブパールは白の中に虹色のような光沢が見られますが、ホワイトシェルは純白なのが特徴です。真珠層特有の輝きはあるものの、ホイップのような濃厚な白さがホワイトシェルの魅力といえるでしょう。
パワーストーンとしては、「美しさ」「浄化」「癒し」といった意味があります。マザーオブパールとは異なり、白さに基づいた意味が込められています。

アバロンシェル

アバロンシェルは、アワビの一種であるパウア貝を加工したパワーストーンです。ニュージーランドでは、古くからアクセサリーや神像の目などに活用されてきました。
緑がかった虹色をしており、独特な色合いから「海のオパール」とも呼ばれています。日本では「孔雀貝」と呼ばれることもあるようです。ブラックオパールのような、神秘的な美しさがあります。
パワーストーンとしては、「リラックス」「繁栄」「邪気払い」といった意味があります。海からの癒しによるストレスの緩和や、虹色に輝くさまざまな未来が願われているわけです。
また、邪気払いの意味も持ち合わせています。海難防止のお守りとして使われるほか、お守りを入れておくケースにも活用されています。お守りをケースに入れておくことで、お守りに溜まった邪気を、綺麗に取り去ってくれるでしょう。

夜光貝

夜光貝は、インド太平洋（屋久島周辺）にある巻貝の一種です。直径20cmを超える大型の貝であり、裏側には真珠層を有しています。
白と緑のグラデーションが特徴で、海のような神秘的な雰囲気が感じられます。見る角度によって真珠層特有の光沢も見られ、さまざまな表情を見せてくれるでしょう。
パワーストーンとしては、「幸運」「浄化」「癒し」といった意味があります。特に「幸運を呼び寄せる貝」として知られており、不幸な出来事から身を守ってくれるのです。

夢占いによる貝・貝殻の意味

もし、夢の中で貝を見かけるようなら、それは「秘密」や「沈黙」を意味しています。貝は固く閉じたものであり、秘密を抱えているときに見ることが多いです。
また、スピリチュアルの世界では、貝は女性のシンボルとしても扱われています。貝が開いているほど縁が離れていることを意味し、恋愛運が低下していることを示唆します。

まとめ

スピリチュアルにおいて貝殻は、「癒し」を意味します。「母なる海」と呼ばれるように、海にはすべてを包みこむ優しさと力強さがあり、心身に安らぎを与えてくれるのです。
また、二枚貝には「夫婦仲」といった意味合いもあります。ピッタリ合わさる組み合わせは一組しか存在しないことから、縁結びの縁起物として使われてきました。
貝殻をそのままアクセサリーにするだけではなく、加工してパワーストーンにしたアクセサリーも存在します。異性との良縁を願う人は、ぜひ貝殻を身に着け、お守りとしてみてください。