手土産でセンスのいい品を選ぶには？シーンごとのポイントを抑える

何かの用事で相手を訪ねる際には「何を持っていけばいいのか？」と悩みますが、手土産でセンスのいい品にはポイントがあるので、その点を抑えて選べば失敗なく手土産を用意できます。
手土産の選び方には基本的なものからシーンごとに適したポイントがあるので、今回の記事を参考にセンスのいい品を選び出しましょう。

手土産がセンスのいい品だとメリットが大きい

相手を訪ねる際に手土産を持っていく目的は、忙しい中相手に時間を作って対応してもらったことなどに対する感謝の気持ちを伝えるためです。
どんな品を持参したとしても相手もわざわざ用意してくれた品なので温かく受け取ってくれますが、手土産はセンスのいい品である方がメリットが大きいです。
センスの良さが感じられる品はそれだけ持参した側が丁寧に選んだと思ってもらえるので、相手に良い印象を抱いてもらえて信頼関係が深まります。
訪問する相手とはまだ知り合ったばかりという関係性であれば、センスのいい手土産を通してお互いの距離がぐっと近づくようになるでしょう。
感謝の気持ちを示すために贈る品なので相手が心から喜んでくれる品が良く、センスの良さが感じられる品は相手に喜んでもらいやすい土産になります。

センスのいい手土産の基本・シーンごとの選び方

手土産でセンスのいいとされる品の選び方には基本的な要素があるので、そのポイント部分は必ず抑えておくようにしましょう。
仕事関係の相手を訪問するかプライベートな面で相手を訪問するか、シーンごとでの選び方も解説していきます。

手土産の基本的な選び方とは

手土産はもらう側に面倒がないように消費できる品が良いので、基本的には食べ物から選ぶようにしましょう。
美味しく見た目のデザインも凝っている、個包装など分けやすくなっている、ある程度日持ちすることを条件に選ぶことがおすすめです。
センスのいい品と相手に思ってもらうには味と見た目のレベルが高くなくてはならないため、人気の高い品や流行りの品などリサーチしておくと良いです。
相手の好みが分かっているときには、基本的には相手の好みに合う品から選びましょう。
渡した手土産は会社で渡した場合は従業員の方たちに、実家や友人宅で渡した場合は家族に配られることが多いので分けやすい状態になっている品が好まれます。
賞味期限が短い生の和洋菓子などを持っていくと早く食べなくてはいけないので、賞味期限が長い日持ちする品の方が相手に負担をかけずにすみます。

目上の方を訪問する場合

自分が日頃お世話になっている職場の上司や先輩のお宅に訪問する際には、高級さ上品さがある見た目の品を選ぶことをおすすめします。
年齢が高い方の場合は洋菓子系よりも、和菓子系の方が喜ばれやすいでしょう。
平均的な予算の相場としては2,000円〜3,000円前後になりますが、特にお世話になっている方であればもう少し予算を上乗せしてはいかがでしょうか。

取引先に訪問する場合

仕事の取引先に訪問する際は個包装され個数も多く揃っている、味の種類が多いか誰にでも食べやすい味にクセがないタイプの品を選ぶのが良いです。
持参した手土産は従業員の方たちに配られることがほとんどなので、入っている個数が多い品にしておくようにしましょう。
取引先への手土産の予算は4,000円〜10,000円が相場とされていて、謝罪で訪問する場合はお詫びの気持ちを示すためにも予算は高めにしてください。

実家・義実家に帰省する場合

自分の実家やパートナーの義実家に帰省する際には、自分が住む地元の名産品などを選んで持参してみましょう。
名産品はその土地でしか購入できないことが多いので、手土産にすると話題性や特別感もあって会話も弾みやすいです。
予算の相場は2,000円～4,000円となり、大体この範囲内で品を選びましょう。

友人・知人宅に訪問する場合

友人・知人宅に食事やお茶にお呼ばれして訪問する場合は、相手の好みに合う品から選ぶ方が相手にとっても良いでしょう。
予算の相場は1,000〜3,000円と他のシーンと比べると低めですが、手土産の金額が高すぎると相手に気を遣わせてしまうデメリットがあります。

手土産を渡す際にはマナーも注意すること

センスのいい手土産を用意できても渡す際のマナーが正しくなければ失礼になるので、手渡す際のマナーにも注意しましょう。
相手に手渡すのは玄関ではなく部屋の中に入れてもらってからで、訪問してすぐに玄関先で渡してしまうのはマナー違反にあたります。
手渡すときは紙袋などに入れたまま渡さず、袋から出して「お口に合えば…」といった言葉を添えて渡してください。
品を入れていた紙袋などは渡す際に自分の足元に置いておき、自分で持ち帰って処分しましょう。

まとめ

手土産でセンスのいいと思ってもらえる品はある程度条件が決まっているので、シーンごとのポイントも含めて選ぶと間違えずに良い品を用意できます。
相手に喜んでもらえる姿をイメージして、楽しみながら手土産選びをしてみてください。