パラレルワールドは存在するの?パラレルワールドの可能性について紹介

もう一つの世界を示すパラレルワールド。様々なSF小説で題材として挙げられるほか、有名なアニメや漫画などでも活用されたことから、聞いたことがある人は多いと思います。

「自分とは違う自分が存在する世界」には夢があり、「行ってみたい」「見てみたい」と興味を持った人もきっといることでしょう。

とはいえ、パラレルワールドが本当に存在しているかは眉唾ものです。科学が発展した現代でも「見つかった」といったニュースは耳にせず、本当に存在するのか疑問があります。

パラレルワールドは本当に実在するのか。パラレルワールドについて紹介します。

パラレルワールドとは


パラレルワールドとは、並行世界を意味する言葉です。私たち観測者がいる世界とは違った、別の世界の事を指します。

パラレルワールドは、観測者のいる世界とは似て非なる世界のことであり、過去の出来事が分岐して存在すると考えられています。

例えば、「ケーキが欲しい?」と質問されたとします。その質問に対して「欲しい」と答えれば「ケーキを貰った未来」が確定します。ですが、「いらない」と答えればケーキは貰えず「ケーキを貰わなかった」未来が確定するわけです。

当然ですが、「貰った未来」と「貰わなかった未来」は両立せずどちらかだけとなります。そして、選ばれなかった未来は存在しないというのが一般的な考えです。

ですが、パラレルワールドの考えでは、「存在しない」のではなく「別の世界が作られた」と考えます。それにより、「貰った未来」と「貰わなかった未来」の両方が存在し、「ケーキを貰ったかどうか」しか違わないパラレルワールドとして誕生するのです。

他にも、「朝起きた時間が違う」「夕ご飯が違う」といったちょっとした違い。「織田信長が本能寺の変で暗殺されなかった」といった大きな違い。さらには「恐竜が絶滅しなかった」といった未来が大きく変化する違いなど、様々なパラレルワールドが考えられます。

パラレルワールドは些細なことでも分岐し、ほぼ無限大に存在すると考えられています。

パラレルワールドは実在するの?

結論から言えば、存在するかどうかはよく分かりません。パラレルワールドについての仕組みは考えられていますが、それを証明する方法がないからです。そのため、「パラレルワールドは空想の産物だ」といわれても、反論のしようがありません。

ですが、逆に言えば「ないことも証明できない」ことを意味します。「証明できないことを証明する」ことを「悪魔の証明」ともいわれており、証明できないからこそ存在する可能性があるのです。

多世界解釈によるパラレルワールドの証明

多世界解釈とは、量子力学の観測問題における解釈の一つです。簡単にまとめると、「可能性は収束せず、代わりにそれぞれの干渉を失うことで、世界は分岐する」といった考えのことを指します。

量子力学では、「量子は波であり粒でもある」と考えられています。量子とはすべてのモノを構成する最小単位の物質のことであり、普段は波として漂っていますが、人が観測することで粒となり、物質として認知できるようになります。

つまりは、「物質が存在するかどうか」は人の観測が関係しており、人が観測し固定していない場合は、どのような可能性も考えられるわけです。

有名な思考実験として、「シュレディンガーの猫」といったものが存在します。「箱の中に猫と毒ガスを入れたら、猫はどうなるのか」といったものです。

シュレディンガーの猫は「人の観測によって現象が確定する」量子の様子を表した思考実験であり、人が観測しないことで、「猫が生きている」可能性と「猫が死んでいる」可能性の両方が両立することを意味します。

もちろん、実際にはどちらかの可能性しかなく、両立することはありません。シュレディンガーの猫を提唱したのも、「量子が両立するのはありえないことであり、量子力学は未完成の状態である」ことを皮肉ったものとなります。

ですが、その皮肉に対して「世界が分岐することで両方が存在しうる(多世界解釈)」といった可能性が指摘されます。世界を一つとして見ると両立は無理ですが、世界が二つあれば両立も不可能ではありません。

そして、実際に人が観測することで世界が確定し、確定しなかった世界がパラレルワールドとして分岐するのです。

多世界解釈も無理な考えとはいえますが、パラレルワールドは科学的(量子力学的)に可能性が示唆されています。

パラレルワールドと異世界の違い

よく間違う人がいますが、パラレルワールドと異世界は同じではありません。パラレルワールドは「私たちが存在する世界」なのに対して、異世界は「全く異なる世界」を示します。

パラレルワールドも基本は存在しない世界ではありますが、あくまでベースは私たちが観測する世界である、同一次元での世界といえます。

ですが、異世界は全くの別世界を示し、次元そのものが異なります。それぞれの歴史をたどったとしても、世界が異なるため重なることがないのです。

他に、「異界」「四次元世界」「高次元世界」などともパラレルワールドは異なります。パラレルワールドの概念は「歴史から分岐した世界」であり、別世界を示す言葉ではありませんので注意してください。

まとめ


パラレルワールドは、私たちのいる世界とは異なるもう一つの世界です。可能性はいろいろと考察されていますが、多くの場合、過去の選択肢によって分岐した、IFの世界として考えられています。

ただ、あくまで可能性が示唆されているだけで、実現しているかどうかは現在でも不明なままです。多世界解釈を始めとした考察はいくつかありますが、証明する方法が一切なく、空想の域は出ていないといえるでしょう。

とはいえ、近年における科学の発展は目覚ましく、将来的に証明されるかもしれません。「証明できないことを証明する」ことは不可能に近く、探求を諦めなければパラレルワールドは存在します。

パラレルワールドに興味を持った人は、ぜひ量子力学や波動力学などを学んでみてください。

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