風水に適した観葉植物の種類。設置するならどこがいい？

部屋のインテリアとして人気の観葉植物。風水的にも良いといわれており、設置する人も増えてきています。
ですが、観葉植物の種類は多く、どれが風水的に良いのかよく分かりません。置く場所にも困ってしまうでしょう。
初心者にもオススメな観葉植物など、風水的に見た観葉植物について紹介します。

観葉植物が風水に良い理由

観葉植物が風水的に縁起が良いといわれる理由は、「生命力が溢れている」といわれるからです。
風水の基本的な考えには、陽と陰の考えがあります。陽とは「プラス」の力であり、主に生き物や暖かい物など、活力に満ちているものに含まれています。逆に陰は「マイナス」の力であり、主に人形や寒い物など、無機物に含まれていると考えられています。
植物は、明るい（太陽）へと向かって成長することから、陽の気（活力）に満ちています。陽気を引き寄せ陰気を吸収してくれるともいわれているのです。
また、観葉植物はインテリアにしやすいというメリットがあります。ベッドやクローゼットなどの模様替えは大変ですが、観葉植物ならすぐに動かすことができます。
サイズも様々なため場所も選ばず、種類によってはあまり世話をしなくても枯れる心配はありません。
陽の気が強いだけではなく、使いやすいという理由から、風水において観葉植物はオススメといわれています。

風水にオススメな観葉植物

観葉植物の種類は100を超えますが、全ての種類を風水で使用するわけではありません。入手のしやすさなどから、メジャーな観葉植物があります。
よく風水で紹介される、オススメの観葉植物を紹介します。

ガジュマル

ガジュマルは、沖縄の方に自生する幹の太い木です。現地である沖縄では精霊（キジムナー）が宿るといわれ、「幸運の木」ともいわれています。
また、丸みのある葉っぱは金運を引き寄せます。金運を司る「西」や「北西」の方角に置くと、運気が上がるでしょう。
置き場所はリビングや玄関がオススメです。運気が流れやすい場所ですので、ガジュマルに運気を集めてもらうといいです。
他にも、パキラや金のなる木などの、丸みのある葉っぱを持つ植物は、金運が期待できるといわれています。

サンスベリア

サンスベリアは、アフリカなどの乾燥地帯に自生する植物です。細長い葉っぱが特徴で、サボテンなどと同じ多肉植物でもあります。
サンスベリアの葉っぱは先端が尖っており、邪気を跳ね除け浄化するといわれています。余計な邪念がなくなることで集中力も上がり、仕事や勉強の効率が上がるでしょう。
置く場所は寝室がオススメです。邪気を祓うことで悪夢を見なくなり、安眠できるようになります。
また、陰の気が溜まりやすいトイレや玄関もオススメです。高い空気清浄効果を持つ植物ともいわれていますので、淀んだ空気もスッキリするでしょう。

ユッカ

ユッカは、北米などに自生する植物です。背の高い幹と笹のような細く長い葉を持ちます。
ユッカは生長が早いのが特徴で、現地では樹高10mを超えるユッカも記録されています。次々と新芽を出すことから「青年の樹」ともいわれており、風水的にも成長と発展が期待されているのです。
また、刃先が尖っていることから、厄除けの効果も期待されています。
置く場所は書斎や勉強部屋などがオススメです。集中力を高め、仕事や勉強の効率が上がるでしょう。
日光をあまり必要としない耐陰性でもあり、照明の明かりだけで充分育ちます。

モンステラ

モンステラは、熱帯アメリカに自生する植物です。里芋の一種であり、葉っぱが丸く大きいのが特徴になります。
丸みのある葉っぱは金運が上がるといわれ、リラックス効果があるといわれています。また、どことなくハート形をしていることから良縁が期待できると人気のある観葉植物です。
日光をあまり必要としない種類であり、窓際に置かなくても問題ない種類です。耐陰性も高く、置く場所を選びません。
置く場所はリビングや玄関がオススメです。リラックス効果もありますので、最も影響を受けやすい、自室や寝室でもいいでしょう。

アイビー

アイビーは、ヨーロッパやアジアなど、世界各地で自生する植物です。葉っぱが小さくツタが長いのが特徴で、室内栽培されやすい品種になります。
邪気を払い金運を招くといわれており、長いツタで運気を集めてくれるでしょう。また、葉っぱが小さく繊細であることから、良縁や恋愛運も期待できます。
置き場所はリビングや玄関がオススメですが、小さいため場所を取らず、寝室やトイレなどにもオススメできます。
中でも、キッチンは特にオススメです。キッチンは、火の気と水の気の相反する気が流れており、そのままでは喧嘩してしまいあまり良くないといわれています。そのため、観葉植物が持つ木の気を間に挟み、気の流れをスムーズにする必要があるのです。
小さいアイビーなら料理の邪魔になりにくく、気の流れを整えることができるでしょう。

設置する際の注意点

基本的に、どの観葉植物でも風水上は問題ありませんが、注意してほしい事もあります。知らずに置いて運気を逃がしてしまわないように注意してください。

サボテン

サボテンは、棘によって邪気を祓ってくれますが、棘が強すぎるため運気も遠ざけてしまうといわれています。
そのため、玄関やリビングなどの運気が溜まりやすい・運気が流れる場所にはあまりおすすめはできません。
サボテンを置くのなら、陰の気が溜まりやすいトイレなどに置くといいでしょう。
また、北東と南西は鬼門と裏鬼門と呼ばれており、不吉な方角といわれています。悪い気が入ってこないよう、サボテンでガードするといいかもしれません。

ドライフラワー

観葉植物が風水にオススメな理由は「生命力が溢れている」からです。ですが、ドライフラワーには生命力はなく、逆に陰の気が溜まってしまいます。
風水的に見るなら、ドライフラワーは控えた方が良いでしょう。

造花

風水では、造花は「どっちでも無い」と考えられています。ドライフラワー同様に生命力が無いことから陰の気が溜まるといわれていますが、綺麗に保つことで運気が上がるともいわれているのです。
人によって考えが変わるため、正確にどっちの気が強いとはいえません。ただ、掃除をサボって埃まみれだと、運気が下がるとはいえます。
生花が一番良いですが、しっかり掃除をすれば造花でも問題はありません。忙しくて植物を枯らしてしまう人は、造花を飾るといいでしょう。

観葉植物で手軽に運気アップ

観葉植物なら、ベッドなどのインテリアとは違って、手軽に付け加えることができます。部屋に彩も加えられ、部屋の雰囲気を明るくしてくれるでしょう。

枯らすと陰の気が溜まってしまいますので、ペットのように大切に育ててください。