入浴剤としてお酒を入れよう！肌と健康への良い働きぶりを解説

お風呂には入浴剤を入れる人が多いですが、入浴剤としてお酒を入れると体に良い働きがあることはご存じでしょうか？

今回は入浴剤としてお酒を使うと、体に何の効果があるかなど解説していきます。

効果には美容や冷え性対策になる働きがあるので、女性には理想的な入浴方法です

入浴剤代わりに使うお酒は米麴を使った日本酒を

ワイン風呂など洋酒を使う場合もありますが、お風呂に入浴剤の代わりとして使うお酒は日本酒を選びましょう。

日本酒の原材料に使われている米麹は栄養価が高く、それから作られたお酒には体にとって良い成分が豊富に含まれているのです。

含まれている成分はいろいろとありますが、中でも特に優れた働きをするものを5つほどあげていきます。

● フルーツ酸
● フェルラ酸
● アミノ酸
● 遊離リノール酸
● アルファエチルDグルコシド

以上の成分は美容の面で女性にとって嬉しい効果を持ち、アミノ酸は健康面でも良い働きをしてくれる有効な成分です。

良い成分がたっぷり含まれているお風呂に入ることで、全身に良い成分を吸収させることができます。

どのような効果が期待できるのかは別に紹介していきますが、エステサロンで体を磨くよりも簡単に全身をキレイにできる方法としておすすめです。

入浴剤としてお風呂に入れる日本酒は、次の基準を満たしているもののみにしてください。

● 純米酒
● 22度以下のアルコール度数

日本酒は全種類がお米から作られているわけではなく、イモ類から作られているものもあります。

米麹が使われていることに意味があるので、純米酒でなければいけません。

調理用のお酒や合成されたお酒は純米酒ではないため、お風呂に入れても体への良い効果は期待できないです。

アルコール度数が高すぎると肌への刺激が強いので、22度以下の度数のものにしましょう。

■　日本酒入り風呂の美容・健康での良い働きとは

日本酒入り風呂は美容面・健康面でどのような良い働きがあるのか、詳しく解説していきます。

美容面は肌への働きが多く、健康面は冷え性改善に効く働きがあります。

■　透明感のあるシミのない肌作り

お酒の中に含まれているフルーツ酸は古く硬くなった肌の角質を取り除ける作用があり、つけると肌に透明感が出るようになります。

遊離リノール酸は肌のシミの発生を抑える作用があり、肌の状態を白くすることが期待できる成分です。

肌のくすみ・シミ防止ができる成分が一緒に含まれているので、透明感のあるシミのない肌作りができます。

肌は古い角質がなくなると新しい肌の再生が進むため、日本酒入り風呂はニキビなどの肌荒れ対策にもなるのです。

■　肌の劣化を抑えて若々しさを保てる

人間が老化する原因の1つは体の酸化があり、フェルラ酸は体の酸化を防ぐ作用があり肌の老化も抑えてくれます。

米麹を使った日本酒に含まれるアミノ酸は「NMF」という種類ですが、NMFは保湿機能があるアミノ酸の中でも肌に水分を与える効果が高いものです。

アルファエチルDグルコシドはコラーゲンを作る助けをする作用があり、肌の弾力を出す美容成分として優れた働きをします。

フェルラ酸・アミノ酸のNMF・アルファエチルDグルコシドは、肌のアンチエイジングになる成分といえるでしょう。

3つの成分が入った風呂に入ることにより、肌のアンチエイジングが可能となります。

■　血液の流れが活性化して体が温まりやすくなる

お風呂に入ると血の巡りが良くなって体が温まりますが、アミノ酸が含まれた日本酒入り風呂はさらに体が温まりやすいです。

アミノ酸は血液を流す管である血管の幅を広げ、血液を流れやすくする働きを持っています。

日本酒入り風呂でアミノ酸を肌から吸収することにより、体の内側から体温を上げられるようになります。

体の冷えは万病の元になるといわれている通りに、体温が低い状態が続くと免疫機能が下がり病気にかかりやすくなるのです。

冷え性に悩んでいる人はアミノ酸が含まれたお風呂に入り、健康を守るために早めの症状改善を目指しましょう。

■　入浴時にお酒を入れるのは多くて週に3回で

入浴剤の代わりに日本酒を入れるときは、毎日入れなくてもかまいません。

日本酒入り風呂にするのは多くて週に3回ほどにして、はじめの内は週に1回にして様子を見ましょう。

お酒のアルコールは肌が弱い人には負担となる恐れがあるため、自分の肌には刺激がないかしばらくチェックして試してみた方が良いです。

肌が強いと思っていたのに実はデリケートという場合もあるので、気をつけながら日本酒風呂に入るようにしてください。

入浴剤としてのお酒の量は、コップに1杯ほど入れます。

40度前後の熱さのお湯を湯船にためて、日本酒を入れてよくかき混ぜてゆっくり入浴しましょう。
まとめ
入浴剤としてお酒を入れると、肌と体を温める効果が得られます。

日本酒がおすすめなので、日本酒好きでよく飲む人はお風呂に入れてみましょう。

日本酒風呂に週3回ほど入る習慣をつけて、美肌と冷え知らずの体を目指してみてはいかがですか。