セルライトは筋トレで改善する？凸凹肌を改善する方法とは

皮膚表面が凸凹するセルライト。弛みやシワにも見えて、気にする人も多いでしょう。エステで取ることもできますが、時間やお金が掛かって、頻繁に処理できません。そんなセルライトですが、実は筋トレをすることで改善することができます。セルライトの仕組みや解消方法などを紹介します。

セルライトになる仕組み

セルライトは、皮下組織に溜まった変異した脂肪組織（皮下脂肪）のことです。極論を言ってしまうと、お腹だけがポッコリ太る中年太りと原因は同じといえるでしょう。

皮下脂肪は、お腹が出るだけではなく、血管やリンパといった体組織も圧迫します。圧迫された血管やリンパには、本来なら流れるハズの老廃物が溜まっていき、最終的には溢れ周辺の脂肪組織を変異（セルライト化）してしまうのです。

セルライトは、全て一定の大きさになるわけではなく、老廃物があふれ出た量によって違いがあります。あるセルライトの大きさを10だとすると、隣の脂肪組織は8だったり12だったりするわけです。

大きさが均一でない脂肪組織は凸凹しており、その状態が表皮にまで表れ、凸凹したセルライト肌にしてしまうのです。

また、セルライトが発生する要因に、女性ホルモンも関係しています。本来脂肪組織はコラーゲンによって固定されているのですが、月経や妊娠などによって女性ホルモンが過多になるとコラーゲンのつながりが緩み、不均一になります。さらに、ホルモンバランスが乱れることで老廃物も多くなり、よりセルライトが発生しやすくなるのです。

セルライトの悩みが主に女性なのも、女性ホルモンが関係していると言えるでしょう。

なぜ筋トレが効果あるのか

セルライトの主な原因は、皮下脂肪が多いことです。膨らんだ皮下脂肪によって血管やリンパが圧迫され、それによって老廃物が溜まることでセルライトが発生します。つまりは、皮下脂肪を減らせば血管やリンパの流れも正常になり、セルライト化する老廃物も溜まらなくなるわけです。

筋トレをして皮下脂肪を燃焼させれば、セルライトも無くなりスッキリした見た目になります。また、筋肉も付けば肉体にメリハリも生まれます。余分な脂肪も無くなり、美しいプロポーションになるでしょう。

脂肪を落とすなら有酸素運動がおすすめ

効率的に脂肪を燃焼（エネルギー代謝）させるなら、ジョギングやダンスなどの有酸素運動をおすすめします。脂肪を燃焼させるには酸素が必要であり、一定の呼吸をしながら運動する方が、効率的に脂肪を燃焼できるからです。

また、脂肪は運動を始めて約20分後あたりから、燃焼効率が上昇します。エネルギー代謝は糖から使われていくため、脂肪をたくさん燃焼させるためにはある程度運動し続ける必要があるのです。無酸素運動だと、すぐにバテてしまうので効率よく脂肪を燃焼させられません。長時間運動するためにも、有酸素運動である必要があります。

筋トレだけでは不十分

筋トレをすればセルライトは解消しますが、それだけでは十分とはいえません。セルライトを解消したら、今度は発生しないようにする必要があります。もちろん、定期的に筋トレをして皮下脂肪を溜めないようにすれば問題ありませんが、家事や仕事が忙しく、運動できない時もあるでしょう。中には、運動が面倒になる人もいるかもしれません。

そうなっても大丈夫なよう、生活習慣を見直す必要があります。

特に重要なのは食事です。脂肪の元となる、炭水化物や糖分の摂り過ぎに注意してください。また、サラダなどの水分過多な食事もあまりよくありません。水分を取り過ぎるとむくみの原因となり、むくみと一緒に溢れた老廃物によってセルライト化してしまいます。

あまり偏った食事はせず、バランスの良い食事を心がけてください。他にも、ストレスの少ない生活も大切です。ストレスが溜まると自律神経が乱れやすくなり、ホルモンバランスも崩れやすくなります。

ホルモンバランスの乱れは老廃物が増える原因にもなり、それによってもセルライトが増えてしまうのです。普段からストレスを溜めない・発散するのはもちろん、しっかり休むことも重要です。熟睡するだけではなく、ゆったりと湯船で寛いだり、瞑想をしたりなど、リラックスを心がけましょう。

自宅で簡単にセルライト除去

エステでしか取れないと思っていたセルライトですが、実は筋トレでも解消できるのです。原因は脂肪組織（皮下脂肪）の肥大化ですので、突き詰めれば、やることはダイエットと同じといえます。

ランニングやジョギングを始め、ヨガ、ストレッチ、ダンスなど、自宅でできる有酸素運動はたくさんあります。週3～4回、一日20分程度で良いので、ぜひセルライト対策に運動を始めてください。

運動は、セルライトが解消されるだけではなく、余分な贅肉が取れてスッキリしたり、体力がついて疲れにくくもなります。セルライトが解消した後も、定期的に行っていきましょう。