ポジティブになりたいなら運動をしすること。その仕組みとは

仕事の失敗や失恋など、日常には様々な嫌なことや辛いことがあります。人によってはその事実は重く、何もかも嫌になってしまうかもしれません。ネガティブな状態だと何をやっても上手くいかず、毎日が灰色に感じてしまいます。前向き(ポジティブ)になりたくても、気分は乗らず落ち込む一方です。そんな時には、運動をすると良いです。嫌なことを忘れてスッキリした気持ちになれます。なぜ運動するとポジティブになれるのか、その仕組みを説明します。

運動によるポジティブ効果

ポジティブに慣れる理由は、主に3つ挙げられます。それぞれの仕組みを確認してみましょう。

脳内物質が分泌される

運動をすることで、精神を安定化させる脳内物質の一つ「セロトニン」が分泌されます。セロトニンは、興奮物質である「ドパミン」「ノルアドレナリン」を制御するほか、不安を抑えることでストレスを軽減する働きもあるのです。鬱病治療の一環にもされているほどであり、ネガティブ改善に高い効果が期待されています。運動以外にも日光を浴びることでセロトニンは分泌されると言われており、ランニングなど野外運動をすることで、より高い効果が期待できるでしょう。また、セロトニン以外にも、エンドルフィンという脳内物質も分泌します。エンドルフィンは多幸感を与える脳内物質の一種で、たくさん分泌することで、気分を向上させてくれるのです。「汗をかいて運動すると気持ちが良い」ことはエンドルフィンが多量に分泌されているからであり、運動することで気持ちがスッキリし、楽しくなるでしょう。セロトニンとエンドルフィン。2つの働きによって、不安を解消しポジティブな気分になれるわけです。

自律神経が改善される

運動には、自律神経を改善させる効果もあります。自律神経(ホルモン)の乱れはストレスが原因と言われており、運動することでセロトニンが分泌され、ストレスを軽減することができます。不眠、動悸、便秘、頭痛と言った自律神経の乱れからくる症状も、ストレスが軽減されれば改善され、不調から解放されるのです。また、運動すれば身体も疲れて睡眠や食事をしっかり取るようにもなります。生活習慣も改善され、健康的にもなるでしょう。誰だって、体調不良の時は気分は落ち込みネガティブになるものです。体調を改善することで調子が良くなりポジティブになれます。

自信が付く

運動を長く続けることで、自信も持てるようになります。ネガティブになる原因は色々ありますが、特に多い理由は自分に自信が無いことです。「仕事で失敗ばかり」「人を怒らせてばかり」「不細工だったり」など、様々なマイナス要素から「自分はダメな奴だ」と考えてしまい、それによってネガティブな気持ちにさせてしまいます。ですが、運動を続けることで身体は鍛えられ、その成果が自信へと繋がるのです。飽きやすい人にとっては「長く運動を続けている」ことも成長の一つと言えるでしょう。また、筋肉が付くことや疲れにくくなるなど、結果が目に見えて分かることも、自信が持てる重要なポイントになります。分からない結果より、分かる結果のほうがモチベーションを保ちやすいからです。他にも、「ランニングで10km走れた」「新しいことができるようになった」といったように、目標達成による喜びもあります。新しい目標を決めれば、それに向けて「頑張ろう」という気持ちも生まれ、前向きな気持ちになれるでしょう。一度自信が付けば、運動以外にも自信を持てるようになります。意欲をもって行動すれば失敗も少なくなり、ポジティブな性格になれるわけです。

運動をするための注意点

運動はがむしゃらに行えば良いわけではありません。場合によっては上手くいかず、よりネガティブになってしまいます。

運動方法の注意点の紹介です。

簡単な事から始める

運動は簡単な事から始めてください。運動に慣れていないのに、クライミングやサッカーなど激しい運動をすると怪我をしてしまいます。怪我をすることで迷惑もかけるようになり、よりネガティブに落ち込んでしまいます。また、「運動が思い通りにできない」「チームとの連携が上手くいかない」など、自分に合わない運動をすることで、運動が苦痛に感じるかもしれません。ウォーキングやランニング、ヨガやストレッチなど、自分のペースでできる軽めな運動から始めましょう。

難しい目標は立てない

運動の目標は、達成ができる簡単な内容から始めます。目標を立てると頑張れると紹介しましたが、目標が達成できないとやる気もでず、次第に面倒になり投げ出してしまいます。達成する喜びを実感できるためにも、無理のない目標を選びましょう。

楽しく運動をする

運動は楽しく行ってください。1回運動をしたからと言って、すぐにポジティブに慣れるわけではありません。長く継続することで、次第にポジティブになるものです。それなのに、運動がつまらないと飽きて辞めてしまいます。好きな球技をする、目標を目指すなど、長続きする運動を行ってください。楽しい運動なら意欲的にもなり、より前向きになれるでしょう。

日常に取り入れる

毎日運動をするためにも、運動は日常に取り入れてください。楽しくて仕方ないならともかく、義務で運動をしていると、ポジティブになるに「もう良いかな」と止めてしまうからです。「毎日同じ時間にヨガをする」「土曜の午前中はサッカーをする」など、日常の流れに組み込んで、忘れないようにしましょう。運動が楽しくなれば、毎日を乗り越える糧にもなります。

運動をして心も身体も健康に

運動は、身体を鍛えるだけではなく心も鍛えることができます。仕事、家庭問題、人間関係など、日常には様々なストレスがあり、気分も滅入ってしまうことでしょう。運動は健康と美容にも効果的です。積極的に運動をして、スッキリした気持ちで毎日を頑張ってください。

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