結婚祝いに何を贈ればいいの？NGな贈り物を紹介

贈り物をする際、誰もが一度は「何を贈れば良いのだろう」と迷ったことがあると思います。特に、結婚祝いは人生でも最もおめでたい出来事であり、「結婚にふさわしい物」で悩みがちです。

ヘタな物を贈ってしまうと、もしかしたら結婚気分に水を差してしまうかもしれません。せっかく贈るのなら、結婚にちなんだ、相手に喜んで貰える物を贈りたく思います。

結婚祝いしなは何がおすすめなのか。NGな贈り物と合わせて紹介します。

結婚祝いにおすすめなのもの

結婚祝いには、以下のようなものが喜ばれやすいです。

食器

結婚後は新居に引っ越すことが多いことから、食器類は喜ばれやすいです。ペアルック品も多く、結婚祝いに最適な贈り物ができます。

中でも人気なのはカトラリーです。西洋では「幸せを運ぶ」ことからスプーンが縁起物とされており、結婚の贈り物として人気があります。セットになっていることで見栄えも良く、結婚祝いにピッタリといえるでしょう。

ほかにも、箸、タンブラー、マグカップ、グラスなども、結婚祝いの定番として知られています。

電化製品

電化製品も貰って嬉しい物です。生活が心機一転することから揃える必要がありますが、電化製品は値段が高いため、お祝いで貰えば経済的に助かります。

また、コーヒーメーカーやミキサーなど、普段買わないからこそ嬉しい物もあります。

貰ったことを機に使い始めることで、新しい趣味が見つかるかもしれません。

ホットプレート、トースター、電子ケトル、ブレンダーなどは1万円〜2万円ほどで購入でき、気軽にプレゼントしやすいです。

フラワーギフト

予算が厳しい人は、フラワーギフトを選ぶと良いです。ほかの贈り物と比べ、比較的手ごろな値段で購入できます。

また、枯れるのが縁起悪い場合は、ソープフラワーやプリザーブドフラワーなどもあります。生花でないため枯れる心配がなく、インテリアとして長く飾っておけます。

ペアグッズ

結婚祝いの定番といえば、やはりペアグッズが挙げられます。結婚祝いは2人に贈るものですので、プレゼントも2人分必要です。同じものを使うのは仲睦まじく、使っていて嬉しく思うでしょう。

また、ペアグッズにはメッセージが入れられるものも多いです。お祝いの言葉や名前を入れることで、特別なプレゼントができます。

カタログギフト

選ぶのが苦手な人は、カタログギフトでも大丈夫です。欲しいものを自分で選べますので、ギフトカタログならプレゼント選びに失敗することはありません。

とはいえ、やはりカタログギフトだと味気ないです。多少ズレていて、一生懸命に選んでくれたものの方が、相手も嬉しく思います。

準備する時間がないなどの理由なら仕方がありませんが、なるべくなら、自分で選んだものをプレゼントしてあげてください。

体験

変わったものを贈りたいなら、体験をプレゼントするといいです。旅行やディナーなど、形には残りませんが、良い思い出になります。

ただ、体験は相手の都合を確認する必要があります。予定が被ってしまうと、逆に迷惑がられてしまうでしょう。

体験をプレゼントする際は、必ず相手の都合を確認したうえで予約をしてください。

結婚祝いに現金はNG？

近年は、物より現金を贈ることが増えてきています。結婚後は何かと入用であり、物をもらうより、自由に使える現金の方が喜ばれるからです。

ただ、現金だけでは味気なく、贈り物のような特別感はありません。上司や目上の人に対してだと、失礼になる場合もあるため注意が必要です。

結婚祝いにNGなもの

一般的に、以下のようなものはNGといわれています。うっかり贈ってしまわないよう注意してください。

刃物

刃物は、「縁が切れる」ことを連想させることからNGとされています。

料理をする人なら包丁が適しているように思えますが、縁起が悪いため贈らないようにしてください。

割れ物

割れ物は、「バラバラに割れる」ことが「別れ」を連想させるからNGとされています。

お祝い事の贈り物といえばグラスや皿などを思いつきますが、結婚祝いとしては縁起が悪いため注意してください。

ただ、近年では「たくさんの破片になる」ことから「子宝に恵まれる」とも考えられています。そのため、妊娠や結婚一周年への贈り物に割れ物を贈ることは多いです。

昔と比べ、近年では考えも変わってきています。ペアグラスや夫婦茶碗をギフト品とする企業も多いですので、絶対にNGとはいえません。

消え物

消え物は、「思い出や喜びが消える」ことからNGとされています。

弔事では「悲しい思い出」がなくなることを良しとしますが、「嬉しい思い出」がなくなるのはあまり良いこととはいえません。

結婚式の思い出をいつでも思い出せるよう、形が残る物をプレゼントしてあげてください。

とはいえ、消え物すべてをNGにすると、贈れるものが限られてしまいます。ほかの人と結婚祝いが被ってしまうと、物によっては困ってしまうでしょう。

あまり固執はせず、肉やワインなども検討してみてください。

ハンカチ

ハンカチは、漢字で「手巾（てぎれ ）」と書き、「手切れ」を連想することからNGとされています。

実用性があることからおすすめのように思えますが、縁起はあまり良くないため注意してください。

日本茶

日本茶は、弔事の贈答品として使われることが多く、葬式を連想させることからNGとされています。

結婚式のお祝いに贈るなら、弔事の贈答品としてあまり見かけない、紅茶やコーヒーなどをプレゼントしましょう。

櫛

櫛は「94（苦死）」を連想することからNGとされています。

もちろん、櫛自体にそのような意味合いはなく、あくまで語呂合わせによるものです。それでも、縁起の悪い言葉が連想できることから、プレゼントは避けた方がいいでしょう。

ほかにも、4個セットや9個セットのギフト品も、それぞれ「苦」と「死」を連想することからNGです。結婚式のプレゼントには、割り切れない奇数の物を選んでください。

結婚祝いを贈るタイミング

結婚祝いは、結婚式から約1週間後にプレゼントしてください。結婚式直後は各所への対応が忙しく、逆に1週間を過ぎると新婚旅行などで忙しくなるからです。

もちろん、人によって挨拶周りや新婚旅行は異なるため、1週間はあくまでも目安です。忙しい中プレゼントしないよう、タイミングを見計らって渡してください。

まとめ

結婚祝いを贈るなら、キッチンで使う物がおすすめです。実用性が高く、長く愛用してもらえます。夫婦箸や夫婦茶碗といったペアグッズも多く、無難に喜んでもらえるでしょう。

ただ、お祝いする人数が多いと、結婚祝いが被ってしまう可能性もあります。友好関係が広そうなら、電化製品やフラワーギフトなら、別の物から選んでみてください。

もちろん、紹介した物以外でも大丈夫です。大切なのは相手を思う気持ちですので、結婚祝いにふさわしいと思う物をプレゼントしましょう。