節分料理が余ったらどうアレンジする？おすすめな食べ方をご紹介

節分料理を張り切って用意したのはいいけれど、「食べきれなかった…」ということになったら対応に困りますね。
今回は節分料理が余ってしまっても、おいしくアレンジできる食べ方をご紹介しましょう。
SDGsの考え方が広がっている中で、「食べ物を粗末に捨てたくない」という方も多いはずです。
翌日に余って頭を悩ませているとき、当記事を参考にひと手間加えて違うメニューに変身させましょう。

節分料理の定番メニュー

節分は外に豆をまいて家から鬼を追い払う風習でイメージされていますが、本来は四季の変わり目を示す意味があります。
季節が変わるときは良くないものが入ってきやすいので、節分料理の定番メニューは邪気払いなどの効能があるものが多いです。

大豆
節分料理の定番中といえば、豆まきにも使われる大豆でしょう。
主に炒った豆が使われていて、まいた後に食べるのは、口にすることで豆に宿る神聖な力の加護を得られるという迷信の名残です。
食べる数は自分の年齢分と言われていますが、正確にはひとつ多めに食べます。
食べる他にも豆に梅干しと塩昆布を加えてお湯を注ぎ、「福茶」としていただく方法もあります。

恵方巻
恵方巻はその年で吉とされる方を向き、喋らずに巻き寿司を食べて良いことを招くものです。
関西の一部地域のみで全国的に行われていたわけではなかったのですが、太巻きが「恵方巻」として販売され知名度が広がりました。
太巻きの具材は7種類で入っているものが多く、人に幸運をもたらす七福神にあやかっているからです。

いわし
いわしは鬼が苦手とする食べ物であるため、節分に関西ではよく食べられています。
枝の枝に焼いたいわしの頭を刺して飾る、「柊鰯」（ひいらぎいわし）という風習もあります。
食べると病の種にもなる陰の気を消すと信じられていて、無病息災にも良いとされている食べ物です。

蕎麦
節分は新しい年がはじまるとされる立春の前日で大晦日に当たるため、新年の前に厄を切るなどの目的で蕎麦も食べられています。
長くて細い麺類である蕎麦は長寿祈願も込められ、人も細く長く生きられるようにとあやかっています。

節分料理が余ったときのアレンジ方法

節分料理の定番メニューが余ってしまったときに、おいしく簡単にアレンジ できる食べ方をご紹介します。

大豆のドライカレー
カレーはお豆の入ったタイプなどよくあるので、大豆との相性も良くおすすめです。
スープがいっぱいの状態もおいしいのですが、ドライカレーにした方が大豆の食感が楽しめます。
（材料）1人分
大豆（炒り豆）：15g
好みのひき肉 ：25g
にんじん：15g
玉ねぎ：1/4個
ピーマン：1/4個
カレールー：20g
水：150g
コンソメなど：適量
オリーブオイル：適量
（作り方）
1. にんじん・玉ねぎ・ピーマンを粗くみじん切りにします。
2. フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、みじん切りに具材と大豆を入れて炒めてください。
3. 玉ねぎが透き通ってきたらひき肉を加え、色が変わるまでしっかり炒めます。
4. コンソメを加え水を入れたら、そのまま蓋をして10分ほど煮込んでください。
5. いったん火を止めて、カレールーを入れて溶かします。
6. また10分ほど煮込んで完成です。

恵方巻の卵雑炊
お刺身など豪華な具材が入っている恵方巻は、そのまま雑炊にアレンジすると独特なおいしさがあります。
（材料）1人分
恵方巻き・1/4本
好みのだし（そばつゆ・チキンブイヨンなど）：適量
卵：1個
水：75㏄
（作り方）
1. 恵方巻きがほぐしやすいように、適度な幅に切っておきます。
2. お鍋に好みのだしと水を入れ、火にかけ沸騰させてください。
3. 沸騰したら切った恵方巻きを加え、ほぐしながら煮込みます。
4. 火を止めて卵を割り入れて、はしで全体にかき混ぜましょう。
5. また火をつけて煮込み、卵にも火が通ったら完成です。

いわしのオリーブオイル焼き
焼いたいわしが余ったら、オリーブオイルとにんにくでアレンジするとお酒のおつまみになります。
（材料）1人分
焼いたいわし：2尾ほど
にんにく：適量
オリーブオイル：30g
塩：適量
（作り方）
1. にんにくをみじん切りにしておき、オリーブオイルの中に加えます。
2. フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、焼いたいわしも加え両面を焦げないように焼いてください。
3. 最後に塩をふって完成です。

蕎麦お好み焼き
余った蕎麦はまた麺類として食べるよりも、お好み焼きにアレンジした方が食べやすいです。
（材料）1人分
蕎麦：半玉または1玉
キャベツ：適量
豚肉の薄切り：1～2枚
卵：1個
和風の顆粒だし：適量
薄力粉：50g
水：適量（タネが好みの固さになるよう調整）
市販のお好み焼きソース：適量
マヨネーズ：適量
サラダオイル：適量
（作り方）
1. キャベツをみじん切りにしておき、蕎麦も適度な大きさに切っておきます。
2. ボールの中に薄力粉・水・和風の顆粒だし・卵を入れて混ぜ合わせてください。
3. タネが完成したら、キャベツと蕎麦も加えて混ぜます。
4. フライパンにサラダオイルを入れて熱し、タネを入れた上に豚肉をのせましょう。
5. 火を加減しながら両面を焼いて、お好み焼きソースをかけてください。
6. また両面を焼いたら、最後にマヨネーズをかけて完成です。

まとめ

節分料理は定番のメニューが大豆・恵方巻き・いわし・蕎麦と、余ったときにはアレンジしにくいと悩むかもしれません。
今回ご紹介した食べ方のように工夫すれば、どれもおいしくいただけます。
もし、次の日に余ってしまっても、上手にその日のごはんに変えてみましょう。