土用の未(ひつじ)の日とはいつのこと?土用におすすめの食べ物も紹介

土用の未の日というものを聞いたことはありますか?土用の丑の日は聞いたことがある人も、土用の未の日は聞いたことがない人が多いと思います。

未の日と丑の日はどちらも土用に関することであり、大まかなくくりとしては同じものです。土用の未の日にも、丑の日の鰻のように特定の食べ物を食べることが推奨されています。

土用の未の日はいつなのか。土用におすすめの食べ物と合わせて紹介します。

土用の未(ひつじ)の日とは

土用の未の日とは、「ひ」のつく食べ物を食べる日です。土用の丑の日と同じように、土用に「ひ」の付く食べ物を食べることで、体調を整えます。

土用とは

そもそも、土用とは季節の変わり目を表す「雑節」の一つです。土用の由来は古代中国における「五行思想」によるものであり、季節の変わり目は「土」に該当します。(春:木、夏:火、秋:金、冬:水)

そのため、季節の変わり目である「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前18日間のことを土用と呼ぶのです。

未の日とは

未の日とは、日数を干支で表した場合の日付です。仮に1月1日を「子の日」とした場合、干支の順番的に1月8日が「未の日」となります。十二支を1サイクル(一週間)としており、未の日は12日ごとに訪れるのです。

つまりは、「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前18日間における未の日が、土用の未の日というわけです。

土用の未の日には何をするの?

土用の未の日では、未(ひつじ)の日にちなんで、頭に「ひ」が付く食べ物を食べます。ほかにも、赤い食べ物が土用の未の日に食べられています。

● 「ひ」の付く食べ物:ひじき、ひき肉、ひもの、ひらめ、ピーマン、ひよこ豆など
● 赤い食べ物:トマト、人参、トウガラシ、りんご、サツマイモ、パプリカなど

赤い食べ物が良いとされる理由は、季節の色とは逆の色だからです。季節にはそれぞれイメージとなる色が割り当てられており、逆の色を取り入れることで、バランスを整えます。

● 春:青
● 夏:赤
● 秋:白
● 冬:黒

寒い冬だからこそ、夏の色である赤が望まれているわけです。

ちなみに、夏には冬の色である黒を食べることが推奨されています。ウナギの色は黒色であり、考えに適した食べ物といえるでしょう。

土用の未の日といえば冬土用

土用は、季節の変わり目を表す雑節です。そのため、「春の土用の未の日」「夏の土用の未の日」といったように、一年を通して約4回ほどあります。

ですが、主に土用の未の日として知られるのは冬土用であり、ほかの季節における未の日は、特に気にされていません。

明確な理由は不明ですが、これは、夏土用の丑の日の逆だからといわれています。元々、夏は暑くて疲れやすい時期であり、夏土用にはしっかりと食事を取ることが推奨されていました。平賀源内によって鰻を食べることが広まりましたが、それも、「夏土用にはしっかり食べて元気をつける」といった考えがあったからだといえるでしょう。

そして、十二支的に丑の裏は未です。夏土用とは逆のタイミングとして、冬土用は未の日が重要視されているわけです。

あくまで一つの迷信ではありますが、以上のことから「冬の土用は未の日」として知られています。

春と秋の土用の日

「夏土用は丑の日」「冬土曜は未の日」といわれているように、春土用と秋土用にも、それぞれ該当する日が存在します。

春土用は戌の日

春土用は、戌の日です。戌(いぬ)の日にちなんで、頭文字に「い」の付く食べ物が推奨されています。

また、春の反対である秋のイメージカラーは白であることから、白色の食べ物も推奨されています。

秋土用は辰の日

秋土用は、辰の日です。辰(たつ)の日にちなんで、頭文字に「た」の付く食べ物が推奨されています。

また、秋の反対である春のイメージカラーは青であることから、青色(緑色)の食べ物も推奨されています。

「土用」に関係する食べ物

季節の変わり目(土用)は、体を壊しやすい時期です。そのため、体を壊さないよう栄養豊富な食材が昔から食べられていました。

そのことから、土用に食べられていた食材のことは「土用○○」と呼ばれています。

土用鰻

土用といえば、鰻が定番です。「旬が冬であることから夏の鰻が売れない」ことを平賀源内に相談したところ、「本日、土用丑の日」として宣伝され、それ以来、多くの人々の間で定番となっていきます。

鰻には夏バテを防止するビタミンが豊富に含まれており、夏にピッタリの食べ物です。平賀源内がそこまで考えていたかはわかりませんが、現代においては、夏に欠かせない食べ物といえるでしょう。

土用餅

土用餅とは、夏の土用に食べるあんころ餅のことです。京都を中心に、主に関西や北陸方面で今でも食べられています。

元々は、暑気あたりを防ぐため、ガガイモの葉を煮出した汁で練ったお餅をみそ汁に入れていただいていました。

ですが、江戸時代になるにつれ変化し、餅をあんこで包んだあんころ餅が食べられるようになります。

元々の食べ方とは大きく変わってしまいましたが、基本は餅であることに変わりありません。炭水化物である餅を食べることで、活力を漲らせることができます。多少の夏バテも、消化の良い餅なら負担になりにくいです。

ほかにも、小豆は魔除けとしても知られており、食べることで無病息災が願われていたそうです。

土用しじみ

土用しじみとは、夏の土用に食べるしじみのことです。今でこそ土用といえば鰻ですが、鰻よりも前から土用にしじみが食べられていました。

しじみの旬は夏であり、夏のしじみには豊富に栄養が詰まっています。夏の暑さに負けないためにも、栄養満点のしじみが食べられていたのです。

また、しじみには整腸作用もあり、夏バテで弱った胃腸を整えてくれます。夏バテで食欲がない人ほど、しじみはおすすめです。

土用卵

土用卵とは、土用の期間に産んだ卵のことです。卵は栄養豊富な食材として昔からも知られており、体を壊しやすい季節に食べられていました。

また、卵には旬が存在しません。そのため、夏土用以外でも土用の時期には卵が食べられています。

まとめ

土用の未の日とは、土用の丑の日と同様に時期を表すものです。季節の変わり目は体を壊しやすいため、土用の未の日に精の付く物を食べるよう推奨されています。

未の日には、「ひ」のつく食べ物や赤い食べ物が推奨されています。基本的には縁起を担ぐためのものですが、ぜひ土用の未の日には、「ひ」のつく物や赤い物をいただいてみてください。

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