楽して痩せたいならさつまいもダイエットがおすすめ。さつまいものダイエット効果を紹介

秋といえば、実りの季節です。柿、さんま、松茸など、さまざまな秋の味覚が楽しめます。ですが、あまりの美味しさからついつい食べ過ぎてしまうこともよくあります。結果として体重が増えてしまうのも、毎年の悩みといえるでしょう。
そんな、食べ過ぎに悩む人にはさつまいもダイエットがおすすめです。普段の食事にさつまいもを加えるだけで、簡単に痩せることができます。お腹も膨れますので、食事制限が苦手な人でも、安心して取り組めるでしょう。
さつまいもダイエットとはどのようなダイエット方法なのか。痩せる仕組みややり方などを紹介します。

さつまいもダイエット（コグマダイエット）とは

さつまいもダイエットとは、主食をさつまいもに置き換えるダイエット方法のことです。普段食べているご飯やパンの代わりとして、さつまいもをいただきます。さつまいもには痩せやすくするための栄養素が含まれており、置き換えるだけでダイエット効果を期待できるのです。
数ある置き換えダイエットの一つですが、韓国の有名タレントやアイドルも実施しており、実際に減量したといった話もあることから話題となっています。

さつまいものダイエット効果

さつまいもは、以下のような理由からダイエットにおすすめです。

糖質の吸収を抑える

一つ目の理由は、糖質の吸収を抑えてくれることです。さつまいもに含まれる水溶性食物繊維が溶けてゼリー状となり、糖質を包むことで吸収速度を緩やかにしてくれます。
糖質は、肥満の原因となる主な成分です。糖質が多いことで膵臓からインスリンが分泌され、血中にある糖分を脂肪に変えてしまいます。
そのため、肥満を防止するためには糖質の吸収を抑える必要があり、水溶性食物繊維で吸収を阻害することで太りにくくなるのです。

お腹が膨れやすい

二つ目の理由は、お腹が膨れやすいことです。さつまいもには不溶性食物繊維も豊富に含まれており、お腹が張ることで少量の食事でも満足しやすくなります。
不溶性食物繊維は、水溶性食物繊維とは逆に溶けにくい食物繊維です。そのため、食べれば食べるほどお腹や腸に溜まり、満腹感が得られます。ご飯やパンよりお腹が膨れるため、食事全体の量を減らすことができるでしょう。

腸内環境を整える

三つ目の理由は、腸内環境が整うことです。腸内環境が整うことで体調が良くなり、代謝が良くなることで痩せやすい体となります。
水溶性食物繊維は腸内環境を整える善玉菌の餌に、不溶性食物繊維は腸を刺激し排便を促すといったように、二つの食物繊維はどちらも腸内環境の改善には欠かせない要素といえるでしょう。

ビタミンCが豊富に含まれている

四つ目の要素は、ビタミンCが豊富なことです。ビタミンCは脂肪細胞の成長を抑える働きがあり、脂肪を蓄えにくくします。
また、ビタミンCはコラーゲンの精製にも活用され、筋肉を作るために必要な栄養素です。筋肉は代謝に必要な要素であり、筋肉が多いほど代謝効率が上がり、痩せやすい体となります。
ほかにも、ビタミンCはストレスの軽減にも役立ちます。ストレスが多いと自律神経の乱れから脂肪を蓄えやすくなるため、ダイエットを目指す場合はストレスをためないことも重要といえます。
ビタミンCといえば美容効果を一番に思いつきますが、ダイエットにも欠かせない栄養素なのです。

さつまいもダイエットのやり方

「さつまいもダイエットとは」でも触れたように、さつまいもダイエットは置き換えダイエットです。普段食べる炭水化物の代わりに、さつまいもをいただいてください。
ただ、ダイエット中でも炭水化物は必要な栄養素です。炭水化物を完全に抜くとエネルギー不足になりやすく、疲れやすくなります。力が入らないのはもちろん脳の働きも悪くなり、日常生活に支障をきたしてしまいます。
そのため、ダイエット中でも炭水化物は摂取した方が良く、さつまいもダイエットする際は、1食〜2食をさつまいもに置き換え、それ以外の食事では炭水化物を摂取するようにしてください。
ほかにも、おやつ代わりにさつまいもを摂取すれば、お腹が膨れ、食べ過ぎを防ぐことができます。

皮ごと食べる

さつまいもを食べる際は、皮ごと食べることを意識してください。栄養素は実と皮の間が最も高く、皮ごと食べることで効率よく栄養を摂取できます。
ただ、品種によっては皮が硬く食べにくいものもあります。そのような品種の場合は、無理をせず皮を向いて食べてください。

冷やして食べる

さつまいもを食べる際は、冷やしてからいただいてください。さつまいもにはでんぷんが含まれており、過剰に摂取すると太りやすくなりますが、冷やすことで「レジスタントスターチ」と呼ばれる成分へと変わり、血糖値の上昇を抑えてくれます。
焼き芋などでもダイエット効果は期待できますが、より効果を意識するなら、冷やし焼き芋などにしていただきましょう。

さつまいもダイエットの注意点

さつまいもダイエットをする際は、以下の点に注意してください。

食べ過ぎると効果がない

一つ目の注意点は、食べ過ぎないことです。いくらダイエット効果があるといっても、食べ過ぎればカロリー過多となり、太ってしまいます。
また、食物繊維が豊富なことから、腹痛や下痢の原因にもなります。
さつまいもを食べる際は、一日100g〜150g（約2/3本）を目安にしましょう。

さつまいもダイエットだけでは劇的に痩せない

二つ目の注意点は、さつまいもダイエットだけでは劇的に痩せないことです。ダイエットの主な仕組みは「糖質の吸収を抑える」ことであり、すでについた脂肪を燃やすものではありません。そのため、効果が実感できるまでには、数か月から数年かかります。
急激なダイエットを期待するには、糖質の吸収を抑えるだけではなく、すでについた脂肪を燃やすことも大切です。さつまいもダイエットとともに、脂肪を燃やすための有酸素運動にも取り組んでください。

まとめ

さつまいもダイエットは、ご飯やパンの代わりにさつまいもを食べる、置き換え型のダイエット方法です。普段の食事を少し変えるだけですので、忙しい人や運動が苦手な人でも長く続けられます。
ゆっくり痩せていくことから、さつまいもダイエットはリバウンドもしにくいです。最近少し体重が気になりだした人は、ぜひさつまいもダイエットを始めてみてください。