オラクルカードはどのように占う？オラクルカードの使い方を紹介

オラクルカードを知っていますか？オラクルカードとは神託が書かれたカードのことであり、タロットカードと同様に、近年占いでも使用されています。
ただ、タロットカードと似ていても同じではありません。カードの意味が異なるため、同じように使っても正しく占うことができないでしょう。
オラクルカードとはどのようなカードなのか。タロットカードとの違いや、使い方などを紹介します。

オラクルカードとは

オラクルカードとは、神託（オラクル）が記されたカードのことです。タロットカードのように絵柄が記載されており、引いた絵柄によって占いをします。
歴史は意外と浅く、1970年代に発行された「Secret Dakini Oracle」が最も古いオラクルカードだといわれています。1990年代に日本語版が発行され、綺麗な絵柄であることから徐々に話題となり広まっていきます。
2000年代になると、国内でもオリジナルのカードが出回るようになります。日本神話の神をモチーフとしたオラクルカードを始め、色々な種類が販売されます。
ほかにも、近年では動物や幻想生物、さらにはキャラクターを描いたオラクルカードも存在し、コレクター品としても人気があります。

タロットカードとの違い

タロットカードとの違いは、使用するカードに決まりがないことです。一般的なタロットカードは22枚（小アルカナも加えると78枚）と決まりがありますが、オラクルカードには枚数の決まりがなく、種類によって30枚〜50枚と異なります。
また、絵柄の意味も同じではありません。タロットカードは「魔術師」や「世界」といったカードの意味が決まっていますが、オラクルカードには決まりがなく自由に意味がつけられています。2種類のオラクルカードを用意した際「半分以上は別の意味のカードだった」といった事例も、オラクルカードでは珍しくないわけです。
他にも、オラクルカードの方がカードのサイズが大きかったり、オラクルカードの方がカードの厚みがあったりなど、形状自体も異なります。
「絵柄が描かれたカードを使用する」点はタロットカードと同じですが、それ以外の部分はまったく別物といっても過言ではないでしょう。

オラクルカードの目的

オラクルカードの目的は、悩み事に対して神託を授かることです。神託とは神様からのお告げのことであり、悩みに対する神様からのアドバイスを意味します。神社で引けるお御籤も神様からのお告げを示したものであり、意味としては同じといえるでしょう。
そのため、オラクルカードは確定した未来を占うものではありません。あくまでもアドバイスであり、カードに記された意味も「努力する方向性」や「努力した場合の可能性」を示します。
答えを占うタロットカードとは異なりますので、目的に合わせてそれぞれを使い分けるようにしてください。

オラクルカードの使い方

オラクルカードは、主にワンカードリーディングで占います。カードの山（デッキ）から一枚カードを引き、神託を受け取る方法です。

1. デッキをシャッフルする
2. 心を落ち着かせる
3. 悩み事を訪ねながらカードを一枚引く
4. 引いたカードの内容を読み取り（リーディング）神託とする

また、慣れてきたら、引くカードを増やす方法もあります（ツーカードリーディング・スリーカードリーディング）。やり方はワンカードリーディングと同じで、引くカードをそれぞれ2枚や3枚に増やすだけです。枚数が増えることでより詳しいアドバイスを貰えたり、過去・現在・未来で分けて占うこともできます。

ちなみに、タロットカードにも同様の占い方法が存在します（ワンオラクル）。やり方も同じで、シャッフルしたタロットカードの中から一枚引いて、意味を読み取るだけです。タロットカードの方が抽象的でインスピレーションを必要としますが、ワンオラクルによって質問内容の答えを得ることができます。

オラクルカードの選び方

オラクルカードは、様々な種類が販売されています。海外作品はもちろん、国内作品も数多く、いざ選ぶにしても、どれを選べばいいのか迷ってしまうでしょう。
オラクルカードを選ぶ際は、以下の条件を参考にしてみてください。

直感で選ぶ

カード選びで大切なのは、インスピレーションです。オラクルカードは神様とのつながりがとても重要であり、相性がとても大切となります。
カードの種類が異なるのはもちろん、同商品であっても相性は異なります。色々探してみて、「これだ」と思う物を選んでください。

傾向で選ぶ

オラクルカードは、悩み事の内容に合わせた種類を選ぶと良いです。内容が自由なオラクルカードには、「仕事」や「恋愛」などに特化した種類も販売しています。
当然、特化した種類の方が内容が豊富で詳しく占うことができます。悩み事が明確な場合は、それに合わせたオラクルカードを選ぶと良いです。

絵柄で選ぶ

絵柄で選ぶのも、オラクルカードではとても重要です。好みはカードとの相性でもあり、相性が良い方が神託を受けやすくなります。
オラクルカードは、絵柄が綺麗で豊富なのも特徴の一つです。可愛いカードや幻想的なカードなど、様々な種類が存在します。ぜひ自分好みのカードを選んで、オラクルカードを楽しんでください。

オラクルカードのリスク・注意点

オラクルカードを使用する際は、以下の点に注意してください。

依存しやすい

オラクルカードは、その手軽さから依存しやすいといわれています。色々なことを質問できるため、ついつい多用しがちになりやすいわけです。
ただ、あまりオラクルカードに頼り過ぎると、自主性を失ってしまいます。「何事にもまずはオラクルカード」となってしまうため、注意が必要です。
神頼みは人事を尽くした後におこなうものです。占う前に自分で考え、それでも分からなければオラクルカードに頼るようにしましょう。

悪霊が寄ってくる

オラクルカードを使っていると、悪霊（低級霊）に憑りつかれるといわれています。オラクルカードは高次元の存在（神）とつながるカードであり、同じ高次元に存在する霊ともつながってしまいます。
特に、低級霊は身近に存在するため、神様よりもつながりやすいです。悪霊に憑りつかれてしまうと、運気が低下し日常で悪いことが生じるようになります。
そのような事態を防ぐためにも、占いをする前には空間を浄化し、悪霊とつながらないようにしましょう。換気をして部屋の淀みを取り除くだけでも、効果が期待できます。
また、定期的にオラクルカードも浄化すると良いです。占いをすることで念がたまり、占いに悪影響を及ぼします。浄化作用があるといわれる水晶を乗せて置いたり、月光浴をさせたりなどしましょう。

まとめ

オラクルカードは、神託をいただけるカード占いです。カードを引くのは偶然ではなく神様からの指示によるものであり、引いたカードの内容が神様からのメッセージとなります。
オラクルカードの特徴は、あくまでもアドバイスであることです。強制力がある内容ではないため、気軽に相談ができます。悩みがなくても、「今日の占い」程度の軽い気持ちで占いをする人も少なくはありません。
絵柄も綺麗でコレクション要素も高いです。絵柄に興味がある人も、ぜひ購入してみてください。