自然のことを考えた衣食住をするには？暮らし方を工夫しよう！

近年はSDGsやエコなど人が自然のことを考えた生活を意識することが叫ばれていますが、地球を気にかける気持ちがあっても衣食住でどう対策するべきか悩む人もいるでしょう。
自然のことを考えた衣食住は暮らし方を少し工夫するだけでも可能なので、個人が思い立ったらすぐに実践できる方法を紹介していきます。

自然に考慮した衣食住が必要な理由

地球のためになる衣食住の工夫を実践するにあたって、「なぜしなくてはいけないのか？」の必要性をしっかり理解すると取り組みへの意識が深まります。
自然に考慮した衣食住を積極的に行うべきだと言われるのは、私たち人が便利に生活することが地球に大きな負担をかけているからです。
地球にかかる負担の大きさが分かる現象が、年々深刻になっている温暖化です。
温暖化がもたらすデメリットは海面上昇での陸地の消失、多くの人が貧困に陥る原因となる災害や干ばつとなります。
災害や干ばつで世界各地で食料生産に支障が出るようになれば、食料自給率が低い日本は大変な事態になることが想定されます。
地球・社会・自分自身のためにも、自然に少しでも優しい生活を心がけましょう。

自然に優しい衣食住にするにはどうする？

自分たちが住む地球にかける負担を少なくするために、自然に優しい衣食住を暮らしの中で工夫するには、捨ててしまう物や無駄遣いになる物を減らす工夫が良いです。
衣食住に分けて解説していくので、ぜひ目を通してみてください。

衣でできることについて
身につける服である「衣」でできることは、最終的に自然に還すのも可能な素材にする・服一枚一枚を長く着るなどです。
有機素材を選ぶ
服が本当に不要となって処分することになった際に、有機素材のものだと土の中で分解され自然の中に還っていきます。
ポリエステルなどの合成繊維素材の服は土に埋めたとしても分解されないので、いつまでたってもそのまま残ってしまうのです。
オーガニックコットンなどのいずれは土に還ることが可能な有機素材の服を選ぶと、自然の中で循環されることになるのでおすすめです。

服を大切にする
服が焼却されると温室効果ガスが発生してしまうので、持っている服を大切に着続けるようにしてゴミとなる服をなるべく出さないようにします。
安価なファストファッションなどは服は早く劣化しやすいことから、服は耐久性がある良質な物にする方が良いです。
良質な服はやや値段が張ってしまいますが、長持ちするのでコスパ的には損がありません。

食でできることについて

日々の食事など「食」でできることは、遠くから運ばれていない食品にする・自然にも人体にも有害なプラスチックを抑えることです。

地産地消への協力
輸入品など遠い場所から運ばれてくる食品は移動の過程で自然の負担が出ているため、地産地消に協力して近場で生産され消費される活動が広がるサポートをしましょう。
食品の輸送距離が大きくなればなるほど燃料が消費されるので、地産地消が盛んになれば化石燃料の消費が減って温暖化の元になる二酸化炭素も削減できます。

プラスチックを少なく
サランラップ・ビニール袋などはプラスチックなので、食べ物の保存にサランラップの使用は控える・買い物には必ずエコバッグを持っていきビニール袋は断りプラスチックを少なくします。
ミツバチのみつろうを使った「みつろうラップ」は何度も使うことができ、サランラップの代用品になってくれます。
ドリンクはペットボトルを買わず水筒に入れて用意するなどするのも、プラスチックの削減になるのでおすすめです。

期限が近い食品を買う
賞味可能な期限を過ぎた食品はどんどん廃棄されてしまうので、購入する食品は期限が近い物にするとフードロスの対策になります。
スーパーでは賞味期限が近い食品は割引されている傾向があり、家計のコストダウンにもなるので一石二鳥です。

住でできることについて

「住」でできることは家の環境を工夫するというよりも、生活で使うエネルギーや道具を見直すようにしましょう。

自然エネルギーにする
生活の中で使うエネルギーは資源に限りがある化石の物が多いので、繰り返し使うことが可能な自然エネルギーにしてみてください。
自然エネルギーには水力・風力・太陽光などのタイプがあり、そういったエネルギーを使った電力会社に相談すれば詳しく教えてもらうことができます。

家電や家具はリースで
家電や家具をリースできるサービスなどが最近増えていますが、利用してみるのも自然のことを考えた住に繋がります。
自分では買わずに家電や家具をリースすると、一般家庭から出される廃棄物の量が減りやすいのです。
リースされる商品は定期的なメンテナンスがされて長持ちしやすく、このサービスが一般家庭で主流になれば結果的に家電や家具の処分量が大きく削減されるかもしれません。

まとめ

自分にも大きな被害が出る恐れがある地球温暖化などを防ぐために、自然のことを考えた衣食住は一人でも多く実行する必要性があります。
自然に優しい生活を心がけることで個人でも協力できるので、今回の記事を参考に一歩行動してみてみましょう。