スキューバダイビングを始めるには?ダイビングができる場所も紹介

夏といえば、マリンスポーツの時期です。サーフィン、ヨット、カヤック、ジェットブレードなど、近年は様々なマリンスポーツが評判となっています。楽しいのはもちろん涼しさもあることから、納涼目的で始める人も少なくはありません。

そんな数あるマリンスポーツの中でも、別世界を体験できるのがスキューバダイビングです。地上とは違う水中世界は、まるで物語のような世界であり、現実世界を忘れさせてくれます。

スキューバダイビングとは、どのようなマリンスポーツなのか。スキューバダイビングを始めるのに必要な事を紹介します。

スキューバダイビングとは

スキューバダイビングとは、酸素ボンベを背負って潜水するマリンスポーツの一つです。水深約20m〜40mの深さまで潜水し、約40分〜50分の間、水中世界を楽しみます。

スキューバダイビングのことを、スクーバダイビングと呼称する事もありますが、どちらも意味は同じです。英語のスペルは「SCUBA」であり、どちらの読み方でも合っています。

スキューバダイビングの魅力は、何と言っても、非日常的な水中世界を楽しめることです。普段生活する中で、40分以上水中にいることはまずありません。浮力が生み出す独特の浮遊感は、スキューバダイビングならではの体感といえます。

また、海の世界を知ることができるのも、スキューバダイビングの魅力です。水族館で見たような世界を、間近で見ることができます。タイミングが良ければウミガメやエイなどと一緒に泳ぐことも可能であり、広大な海の世界を身近に感じられるでしょう。

神秘的で美しい世界であることから、世界観が変わった人もいるほどです。海の世界に魅了された人も多く、人気のマリンスポーツといえます。

スキューバダイビングを始めるには

スキューバダイビングを始めるには、まずダイビングライセンス(Cカード)の取得が必要です。スキューバダイビングには楽しさと共に危険も多いため、十分な指導を受け、認定に合格する必要があります。

一応、ライセンスは民営資格なため、なくても潜る事は可能です。ですが、酸素ボンベのレンタルなどでライセンスの提示が必要となるため、民間資格であっても必須といえるでしょう。

取得するためには、3日〜4日程度の講習が必要です。主な受講場所は全国のダイビングショップになりますが、東京などの内陸でも受講できます。詳しくはインターネットで検索してみてください。

スキューバダイビングはどこで行える?

スキューバダイビングは、日本のどこでも行えます。日本は海に囲まれた島国ですので、潜る場所に事欠きません。

ただ、実際に潜るためには、様々な道具が必要です。スーツやフィンなどは自前で用意もできますが、酸素ボンベは自前で用意するのは大変です。そのため、基本的にはレンタルする形となり、レンタルをしているダイビングショップの近くで潜る事になるでしょう。

とはいえ、ダイビングショップは全国にありますので、基本的には好きな地域で潜れると思っていいです。

人気のダイビングエリア

数あるダイビングエリアの中でも、特に人気なのは以下のエリアになります。

沖縄

ダイビングの定番といえば、やはり沖縄です。透き通った海と綺麗なサンゴ礁は、沖縄ならではの美しさといえます。洞窟内が青く染まる「青の洞窟」を始め、幻想的なスポットも数多く存在します。

また、気候が温かいのも、ダイビングするのに嬉しいポイントです。気温や水温が低いと潜るのが辛いですが、沖縄は基本的に温かく、一年を通してダイビングがしやすいです。

他にも、ウミガメやマンタまどと一緒に泳げるスポットも多く、初心者から上級者まで、一度は訪れたいエリアといえるでしょう。

静岡

静岡も、ダイビングスポットが多いことで有名です。伊豆半島には約30以上のダイビングスポットが点在しており、毎年多くのダイバーが訪れています。

スポットごとに風景や生き物は異なるため、同じ静岡エリアでも、違ったダイビングが楽しめるでしょう。

東京(小笠原諸島・八丈島)

小笠原諸島や八丈島も、沖縄に負けず劣らず美しい海です。青く透明度の高い海は、沖縄とはまた違った美しさがあります。

また、世界遺産に選ばれている小笠原諸島の海には珍しい生き物もたくさんいます。サンゴ礁と合わせて、神秘的な世界が堪能できるでしょう。運が良ければ、クジラやハンマーヘッドシャークなども見ることができます。

少々交通の便が悪いですが、島自体も自然に溢れ魅力的であり、旅行先の一つとしておすすめです。

初心者にはファンダイビングがおすすめ

初めて潜る際には、個人で潜るのではなくファンダイビングを利用すると良いです。ファンダイビングとは、インストラクターと潜る「遊び」のダイビングのことであり、ダイビング初心者の人でもサポートを受けながら潜ることができます。

初めてだと不安も多いと思いますが、熟練のインストラクターがサポートしてくれるため、なにも心配はありません。ダイビングの楽しみ方も教えてくれ、よりダイビングが楽しくなります。

体験ダイビングならライセンスは必要ない

とりあえず潜ってみたいだけなら、体験ダイビングを利用する方法もあります。その名の通りダイビングを体験するためのプランのことであり、ファンダイビング同様にインストラクターと一緒にダイビングをします。

ファンダイビングとの違いは、潜れる範囲です。ファンダイビングでは約18m(オープンオープンウォーターダイバー)まで潜れますが、体験ダイビングの場合は最大12mまでとなります。

また、インストラクターの見える範囲までと、泳げる範囲も制限があります。あまり遠くまで泳ぐことはできず、自由度が限られてしまいます。

自由に楽しみたいなら、ライセンスを取得し、ファンダイビングを利用する必要があるでしょう。

とはいえ、体験ダイビングでも十分海の世界を堪能できます。体験ダイビングから魅了され、本格的に始める人も少なくありません。

ライセンスをいきなり取得するのも大変ですので、まずは体験ダイビングで、スキューバダイビングの魅力を体験してみると良いかもしれません。

まとめ

スキューバダイビングは、海の美しさを知れるマリンスポーツです。透き通った海の世界はまさに別世界であり、普段の日常を忘れさせてくれます。神秘的な世界に時間も忘れ、ついつい見入ってしまうことでしょう。

本格的に潜るためにはライセンスの取得が必要となりますが、体験ダイビングならライセンス不要で潜ることができます。

一度潜れば世界観が変わるほどです。日常に不安や悩みを抱えている人は、ぜひスキューバダイビングを体験してみてください。

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