飲みやすいクラフトビールは何がある？クラフトビールについて紹介

個性的な味わいが楽しめるクラフトビール。独自性からテレビや雑誌などのメディアで紹介されることも多く、気になった人もいると思います。

ですが、個性的であるからこそ、どのビールを選べば良いのかよく分かりません。普段からビールを飲まない人だと、ビールの違いもよく分からないでしょう。

クラフトビールにはどのような種類があるのか。種類の違いやおすすめの商品などを紹介します。

クラフトビールとは

クラフトビールとは、小規模な醸造所で作られたブランドビールのことです。醸造所が小さいことから全体数が少なく、代わりに醸造所独自の味わいやブレンドを売りにしています。

クラフトビールは、元々「地ビール（地元のビール）」として売られていたものであり、当時は、癖のある独自性と値段の高さから、あまり注目はされませんでした。

ですが、2000年ごろにアメリカでクラフトビールブームが生じ、それに伴い、日本の地ビールもクラフトビールに名を変え広まっています。当時問題だった味と値段も、醸造技術の発展により、大きく改善されました。大衆向けに改良されたビールは、独自性をそのままに飲みやすくなっており、多くの人からの注目を集めているのです。

飲みやすいクラフトビールの選び方

クラフトビールの特徴は、独自性のある味わいです。苦みのあるビールからフルーティーな味わいのあるビールまで、様々な種類があります。

そのため、飲みやすいクラフトビールは人によって異なります。クラフトビールを選ぶ際には、まず、どのような種類かを知っておく必要があるでしょう。

クラフトビールにはどのような種類があるのか紹介します。

ラガービール系

ラガービールとは、10℃以下の低温で時間を掛けて発酵させたビールのことです。苦みの効いた爽快な喉ごしと、クリアな味わいが特徴になります。

苦みがありますが、後味が引かないスッキリした味わいをしており、色々な料理に合わせやすいです。癖が少ないため、お酒が苦手な人でも、比較的飲みやすい部類になります。

ちなみに、日本で販売されるビールの約9割はラガービールの分類です。そのため、多くの人がラガービールをまず始めに体験します。

エールビール系

エールビールとは、20℃の常温で短時間に発酵させたビールのことです。芳醇な香りとフルーティーな味わいが特徴になります。

多少苦みはあるものの、ジュースのような甘みが感じられ、ラガービールが苦手な人におすすめです。

また、種類も豊富で、苦みと香りが強い種類やモルトが効いた種類など、様々な種類が楽しめます。

主な種類

●ペールエール
●バーレーワイン
●IPA

白ビール系

白ビールとは、小麦麦芽や小麦を多く使用しているビールのことです。小麦に含まれるタンパク質によって泡立ちが良く、口当たりが軽く滑らかなのが特徴です。

苦みも控えめで、小麦特有の甘さや酸味が味わえます。

主な種類

●ベルジャンホワイト
●ヴァイツェン
●アメリカンウィート

黒ビール系

黒ビールとは、黒い見た目が特徴のビールのことです。発酵方法や大麦小麦の違いは関係なく、黒いビール全般のことを黒ビールと称します。

ビールが黒い理由は、しっかりと焦げるまで焙煎した麦芽のせいです。コーヒーの焙煎と大体同じであり、コーヒーのような独特の苦味と香りが味わえます。

主な種類

●シュバルツ
●ポーター
●スタウト

フルーツビール系

フルーツビールとは、醸造の段階で果実や果汁を加えたビールのことです。果実が直接加えられており、他のビールと比べ、よりフルーティーな味わいが特徴になります。

アルコール度数が低いものが多く、カクテルやチューハイに近いビールといえるでしょう。

また、加える果実によっても味が異なります。日本ならではの、柚子や杏を使ったフルーツビールもあるほどです。

主な種類

●フルーツラガー
●フルーツエール
●フルーツ・ランビック

個性派ビール系

個性派ビールとは、どの種類にも属さない、独自性の強いビールのことです。麦の代わりに酵母を醸造したビール、麦を燻製したビール、摘みたての生のホップを使用したビールなど、そのビールだけの特徴があります。

もちろん、香りや味わいもそれぞれ個性的です。他のビールでは味わえない、独特の味わいが楽しめるでしょう。

主な種類

●イーストビール
●ラオホビール
●フレッシュホップビール　

人気のクラフトビール

数あるクラフトビールの中でも、特に人気の商品をいくつか紹介します。

水曜日のネコ

青リンゴのような、スッキリしたフルーティーな味わいが特徴の白ビールです。アルコール度数も低く、普段お酒を飲まない女性でも飲みやすくなっています。

アルコールに強い人なら、翌日に酔いを残さず、気楽に飲むことも可能です。ごくごくと飲みやすいため、料理と一緒にでも美味しくいただけます。

缶の見た目も可愛らしく、クラフトビールらしい独自性に溢れています。

参考：https://yonasato.com/ec/product/suiyoubino_neko

べアレン クラッシック

本格的なドイツスタイルのラガービールです。しっかりした苦みが感じられるものの、ほんのりとした甘みも感じられ、スッキリした味わいが楽しめます。

のど越しも爽やかであり、甘いお酒が苦手な人におすすめです。

癖も少なく、様々な料理に合わせられるでしょう。

参考：https://bararen.jp/shopdetail/000000000157/ct9/page1/oreder/

桃のラガー

桃を贅沢に使用したフルーツビールです。福島の名産である白桃（あかつき）を30％添加しており、ほんのりと香る桃の風味が特徴になります。

香りから甘めなビールと勘違いされますが、実際にはそれほど甘みはなく、ラガービールのスッキリした味わいが楽しめます。

ビールに飲み慣れている人だとジュースのようにも感じられ、ビール単体でも美味しくいただけるでしょう。もちろん、料理と一緒でも美味しく、特にイタリア料理と相性が良いです。

参考：https://dreambeer.jp/ec/beer/detail/108

Yellow Sky Place Ale

柚子皮をたっぷり漬け込んだフルーツビールです。爽快感のある柑橘系の香りと、エールビールではありますが、柚子の苦みと合わさり、切れのあるドライな後味も特徴です。

レモンやオレンジとははまた違った、スッキリとした味わいが堪能できます。

参考：https://ymarket.craftbeer.nagoya/?pid=143610192

初めてのビールは飲みやすいクラフトビールがおすすめ

アルコール飲料といえば昔からビールが定番でしたが、近年ではビールを飲まない若者が増えてきています。お金がないのもありますが、ビールは苦みが強く、あまり美味しいとは感じないからです。カクテルやチューハイなどの甘いお酒を好む男性も珍しくはありません。

そんな中、クラフトビールの需要は逆に増えつつあります。クラフトビールの中には苦みが弱く飲みやすい商品も多いことから、女性や若者からも注目されているからです。

「ビールが苦手」という人も、クラフトビールなら飲みやすく美味しくいただけるでしょう。ビールが苦手な人、お酒が初めてな人は、ぜひクラフトビールを試してみてください。