「疲れた」時には瞑想がおすすめ。日課で行うメリットとは

普段から、精神的な「疲れ」を感じていませんか？仕事のプレッシャーや子育てなど、精神的に疲れることはたくさんあると思います、肉体の疲れは寝たり入浴したりすれば解消できますが、精神の疲れは解消が難しいです。

そんな時におすすめなのが瞑想です。瞑想によって心を無にすることで。精神的な疲れを癒してくれます。毎日感じる辛い疲れも、瞑想を日課にすることで気持ちがスッキリするでしょう。

瞑想をするとどのようなメリットがあるのか。簡単なやり方も含めて紹介します。

瞑想の効果

瞑想にはどのような効果があるのでしょうか？

ストレス解消効果

瞑想をすることで、ストレスの解消になります。リラックスしてゆっくり深呼吸をすることで、気持ちが落ちつき自律神経が整うからです。自律神経の乱れは主にストレスが原因ですが、自律神経が乱れると精神も不安定になり余計にストレスを感じます。瞑想はストレスと自律神経の負の連鎖を断ち切ることができ、潜在的なストレス解消に役立ちます。

また、自己を見つめなおすことでストレスが緩和する場合もあります。嫌なことがあっても、後から考えてみればたいしたことではない場合も意外と多く、気持ちが切り替わることでもストレス解消につながるのです。

他にも、心を無にすることでストレス（嫌なこと）を忘れさせられるなど、様々な要因からストレス解消効果が期待できます。

集中力が増す

瞑想には、集中力を向上させる効果もあります。心を無にすることで余計な考えを無くすことができ、一つのことに専念することができるからです。

また、深呼吸することで酸素も多く取り入れられます。取り入れた酸素は脳の活性化に活用され、瞑想前よりも考えがスッキリするでしょう。

熟睡しやすくなる

入眠前に瞑想を行うと、熟睡がしやすくなります。熟睡するためには交感神経優位な状態から副交感神経優位な状態に切り替わる必要がありますが、自律神経が乱れたままだと切り替えは上手くいきません。

ですが、瞑想をしてリラックスすることで、自律神経は改善され副交感神経優位な状態で眠れるようになるのです。

他にも、心配事や不安なことがあると気になって眠れない人もいるかと思います。瞑想をすればそれらを忘れることができ、スッキリした気持ちで入眠できるでしょう。

ダイエット効果

瞑想には、ダイエット効果もあるといわれています。深呼吸をして酸素を取り込むことで血行の巡りが良くなり、それによって新陳代謝も促進されるからです。有酸素運動と同じ原理であり、酸素によって筋肉の収縮し脂肪を燃焼させます。

もちろん、瞑想だけでは目立ったダイエット効果は期待できませんが、毎日行えばスタイルを維持することは可能です。他にも、ランニングやヨガなどの運動も組み合わせて行うことで、より効率的にダイエットを実現できます。

瞑想のやり方

一般的に、瞑想は胡坐をかいたような「蓮華座」と呼ばれる姿勢で行われます。

1. リラックスした状態で、胡坐をかくように右膝を曲げ、左の太ももの上に足を乗せる
2. 同じように、左足を右の太ももの上に乗せる
3. 首と背筋をまっすぐ伸ばす
4. 両手を両膝の上に乗せる頭・首・背筋が一直線になるよう意識する
5. 目を閉じながら全身の力を抜き、ゆっくりと呼吸を繰り返す

注意するポイントは、「自然に呼吸をすること」と「絶対に無理をしない」ことです。

瞑想の基本は「ゆっくり深呼吸」ではありますが、意図して行うと呼吸をすることに気が散ってしまい、リラックスすることはできません。

また、無理をしても同様です。人によっては蓮華座はとても辛く、無理に行うと股関節を痛めてしまいます。痛みから集中もできず、リラックスどころではないでしょう。

深呼吸が慣れなければ「いつも通りの呼吸」。蓮華座が辛いなら「片足だけ組む」など、まずは楽な姿勢で瞑想を行ってください。そして、慣れて自然にできるようになったら、呼吸やポーズも意識するようにしましょう。

瞑想に決まりはない？

瞑想のやり方を紹介しましたが、極論をいえば瞑想に決まりはありません。瞑想に大切なことは「心を無にしてリラックスすること」であり、できるのならどんな姿勢であっても構わないわけです。

もちろん、宗教的な理由、修行の一環、気持ちの切り替えなど、姿勢を整える理由は色々ありますが、趣味で行う程度なら気にする必要もないでしょう。

人によっては仰向けの姿勢で瞑想を行うこともあります。瞑想を難しく考えず、気楽に行ってください。

一日10分から瞑想を始めてみよう

瞑想と聞くと「本格的」や「専門的」なイメージがあると思いますが、実際には自宅でも簡単に行うことができます。

また、瞑想を行う時間も特に決まりはありません。毎日10分だけでも、気持ちは落ち着き効果が期待できます。もちろん、時間があればそれ以上でも良いでしょう。

瞑想後は熟睡もしやすくなります。毎日寝る前に行って、疲れとは無縁な生活を送ってください。