マインドコントロールの仕組みとは?4種類のコントロールについて

マインドコントロールという言葉を聞いたことはありませんか?日本語にすると「精神操作」と訳すことができ、その名の通り、特定の人物の精神や思考などをコントロールする事のできる技法です。

他人を思い通りに操作できることから良い感情は持たれてはおらず、犯罪行為の一種だと思っている人も少なくはないでしょう。

マインドコントロールはなぜ成立するのか。大まかな仕組みやコントロールの種類について紹介します。

マインドコントロールとは

マインドコントロールとは、他人の精神を操作し、操作者の思惑に合わせた思考や行動へ誘導するための技法です。

仮に、壺に入った蜂蜜を勝手に食べられたくない場合、「壺の中身は不味い」「壺の中身を食べると病気になる」などと聞かせておけば、壺の中の蜂蜜は危険な物であると考え食べたいと思わなくなります。これはあくまでも一例に過ぎませんが、印象操作をすることで相手の行動や考えを制限することができるのです。

もちろん、多くの人はそう簡単にはマインドコントロールはされませんが、相手が「信用できる人」だと内容を鵜呑みにしてしまいます。さらに、その意見が正しければより信じるようになり、最終的には相手に依存することで、「話すことすべてが正しい」と思うようになってしまうでしょう。

相手に依存する程度ならまだ問題はありませんが、傾倒するあまり借金や自己破産をする事例も少なくありません。場合によっては犯罪行為をすることもあり、社会的にも問題となっています。

洗脳との違い

マインドコントロールと洗脳を同一視する人は多いですが、厳密には同じではありません。

マインドコントロールは思想や考えを有利になるよう「誘導する」のに対して、洗脳は「強要する」ことで思想や考えを変えさせます。時には脅迫や暴力による強要もありえ、マインドコントロールよりも洗脳の方が暴力的といえるでしょう。根本的に変えることからも、洗脳の方が強力で悪質ともいえます。

とはいえ、どちらも「操作者の都合に合わせて精神状態を変えさせる」ことには変わりありません。使い分けるような場面は少なく、一緒くたに考えてしまっても良いでしょう。

マインドコントロール

マインドコントロールは、大きく4つに分類されます。同じ精神操作なのは変わりありませんが、精神操作される原因は種類によって変わります。

行動コントロール

行動コントロールは、行動に制限を設ける精神操作です。特定の行動を禁止したり、逆に特定の行動を肯定したりなど、行動の善悪を操作します。

例えば、「暴力はダメ」「門限を破っての外出は禁止」などが行動コントロールにあたります。行動を禁止することで、行動に制限をかけているわけです。

他にも「ノルマ達成をしなければならない」「失敗は許されない」などもあり、人によっては強迫観念になることも少なくはありません。

意識しない人の方が多いですが、最も身近なマインドコントロールです。

思想コントロール

思想コントロールは、宗教や教育に基づく精神操作です。それぞれの集団に対しての、思想やルールなどの決まり事を操作します。

例えば、「豚は不浄な生き物だから食べてはいけない」「正装(制服)を着ないといけない」などが思想コントロールにあたります。決まり事を一つの教えとし、その行為をすることを「当たり前」にするのです。

宗教でよく見られるマインドコントロールであり、主に経典や教皇(神)の言葉を善とします。正しい事をするのは当たり前であり、教えに対して傾倒する人も少なくありません。

ただ、教えに傾倒しすぎると何も考えられなくなります。教えに従っていれば正しいため、自分で考えて行動するのを放棄してしまうのです。カルト集団によっては財産を捧げさせる場合もあり、身も心も滅んでしまうでしょう。

感情コントロール

感情コントロールは、人の感情を利用する精神操作です。罪悪感や恐怖心、恩義などを利用し、自分の都合の良いように操作します。

例えば、「悪事をバラされたくなければお金を用意しろ」「借金を肩代わりした代わりにしてほしいことがある」などが感情コントロールにあたります。様々な要因から断りにくくし、それによって行動や思想を誘導するのです。

第三者から見れば「おかしい」ことも、感情によって邪魔され、正確な判断ができなくなります。「オレオレ詐欺」や「当たり屋」なども感情コントロールを利用した詐欺であり、犯罪性が高いマインドコントロールです。

情報コントロール

情報コントロールは、情報操作することによる精神操作です。意図的に知らせる情報を制限することで、都合の良い事実を信じ込ませて操作します。

例えば、「天災が多いのは政経が傾いている証拠」「水素水は体に良い」などが情報コントロールになります。真偽のほどはともかく特定の情報だけを教え、それ以外を知らせないことで正しい情報と認識させるのです。

テレビ、新聞、ラジオ、インターネットなど、近年では情報源となるものはたくさんあります。ですが、それら情報はあくまでも配信者の意志によって配信されており、視聴者からは事実なのかどうかは分かりません。もちろん、ほとんどが事実ではあるものの、都合の悪い事実は隠蔽されることの方が多く、必ずしも真実であるとは限らないのです。

寮や協会など閉鎖された空間は情報コントロールがされやすく、他のマインドコントロールと合わせて操作されることも少なくありません。

正しいマインドコントロールも存在する?

ほとんどの人が思っているようにマインドコントロールの多くは悪いことに使われます。精神を誘導して好きなように染め上げるのですから、その認識は間違ってはいません。

ですが、すべてのマインドコントロールが悪いかといわれるとそうではありません。マインドコントロールは元々、「潜在能力を引き出すためのトレーニング法」として使われており、心理状態を誘導することで、自覚していない潜在能力を引き出すために行われていました。

また、社会の基礎を教えることも一種のマインドコントロールといえます。「暴力はダメ」「人を思いやる」といった当たり前の教えがそれであり、禁忌や善意などを教えることで、初めてでも「ダメなことはしない」「良いことは進んで行う」ようになるわけです。

他にも、ネガティブな思考をポジティブな思考へ変化させたりなど、マインドコントロールは悪いことだけではありません。刃物と同じで、ようは使い方次第だといえるでしょう。

マインドコントロールに注意しよう

マインドコントロールは、精神を誘導させる技法です。行動・思想・感情・情報の4側面から行動を制限し、操作者の好きなように精神を染め上げます。

多くの人は、「マインドコントロールとは無縁」と思うかもしれませんが、知らないだけでマインドコントロールは身近にあります。すべてが悪いマインドコントロールではありませんが、騙されないためにも普段から注意して生活をしましょう。

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