足つぼで肝臓の働きをサポートする！押し方や体調チェック方法を解説

肝臓の調子があまり良くないと感じる場合は、足つぼを試してみてはいかがでしょうか。足つぼのマッサージは気になる部分の働きをサポートする効果があるので、足つぼにある肝臓のつぼを押せば改善が期待できます。今回は効果的な足つぼの押し方や、足裏の色で分かる体調チェックの方法など解説していきます。

足つぼで肝臓の活性化ができるのはなぜ？

つぼは全身のあらゆるところに点在していますが、足裏の部分は重要なつぼが集まっています。足つぼの中には体の大事な臓器である肝臓のつぼもあり、肝臓のつぼを刺激すれば活性化することが可能です。中国では体調を足裏の状態から調べる東洋医学が昔から行われていて、日本の足つぼ治療は中国伝来の東洋医学を元にしているので健康効果があります。

足は体全体のつぼが集中している

両足の裏には体全体のつぼがほぼ集まっているので、肝臓が位置しているお腹の部分を直接マッサージするよりも肝臓への働きかけができます。体で気になる部分の末梢神経があるのがつぼであり、働きを良くしたい部分のつぼを押せば神経が刺激され治療箇所も影響を受けます。

足つぼで肝臓のつぼにあたる部分を押すと、肝臓にも何らかの変化が起こるのです。肝臓が不調な場合は食事療法や投薬治療も必要かもしれませんが、肝臓自体を良くするには足つぼによる改善も必要です。

つぼで肝臓を元気にできる

足の裏は全身に送る血液の流れへの影響が大きい部分であり、第2の心臓ともいわれています。肝臓が持つ大きな働きの一つは、体にとって毒となる物質の毒素をなくすことです。足つぼを押して血液の流れが促進されると、肝臓が担う解毒の機能も向上していきます。

血流は体に良くない老廃物を体の外に出す作用もあるので、体にたまる毒素の量が少なくなると肝臓の負担も軽くなるでしょう。足つぼは血流の活性化ができる部分でもあるため、血液循環が活発になると肝臓の機能にも良く肝臓を元気にできます。

効果的なつぼの押し方について

足つぼは押し方にポイントがあるので、 力任せに押すよりも効果的な押し方でつぼを刺激しましょう。足裏にある肝臓のつぼは、右足の方にあります。右足の薬指と小指の中間近くにあるくぼんだ部分が、肝臓に効く足つぼになります。押し方は以下の通りです。押す前に足の裏と手を きれいに洗っておきましょう。

1.特定のつぼのみを一点だけ、垂直に力を加えて 押すようにします。

2.押す長さは一回3秒を目安にして、押した後は一休みをしトータル10回ほど同じように押してください。

3.つぼ押しが終わったら血の巡りが良くなり老廃物も出やすくなるため、白湯を飲んで尿が出やすい状態にしておきましょう 。

つぼを押すときには多少の痛みを感じるので、あまりに痛みが強い場合は我慢できる程度まで力を弱めます。痛みのレベルとしては肝臓が正常であれば少し痛いけれど気持ち良いと感じ、痛みしか感じられない状態だと肝臓が疲れている証拠になります。少し押しただけでも激しい痛み感じるようなら、病院で肝臓の検査を受けた方が良いかもしれません。 つぼ押し後に飲む白湯の温度は、自分の体温に近い温度にして飲むのがおすすめです。

足裏の色で体調の判断もできる

足つぼを押す際は足裏全体の皮膚の色も見て、何色になっているかチェックしておくと体調の判断ができます。足裏は内臓の状態がどうなっているか反映される場所であり、皮膚の色で体にどんな問題が起こっているか分かるメリットがあります。

健康な状態の人だと足の裏の色は、血色が良いピンク色です。体に特に気になるような問題はなく、ピンク色の人は 元気であるといえます。皮膚の色が赤くなっていると、全体的に血液の流れが悪くなっている可能性が高いです。全身に血液を送る部分である心臓の機能低下により血行不良が起こりやすいので、有酸素運動など行い心臓の働きを良く しましょう。

皮膚の色が黄色くなっていると、肝臓が弱くなっている危険性があります。足つぼを押すだけではなく肝臓に負担をかけないようにアルコールを飲むのは控えて、食事内容も脂質を抑えたメニューにするようにしてください。皮膚の色が紫色になっていると、肺の部分に問題があるのかもしれません。

紫色は血液に含まれる酸素が足りないと、血の色自体が紫がかってしまいます。肺の働きを高めるためには、深く呼吸するようにして肺の機能を鍛えましょう普段だと足の裏の色はじっくり見る機会がないので、足つぼを押すときによく見ておくのが良いです。早めに体調不良が分かれば、対処もしやすくなります。

まとめ

足つぼを刺激すると肝臓の機能向上に繋がるので、肝臓を元気にしたい人は毎日つぼを押してみましょう。つぼを押した痛みの感じ方で肝臓の健康状態もチェックすることができ、手軽に自分の体調が調べられます。

足裏の皮膚の色も体調をチェックする目安となるため、つぼ押しの際に見るように心がけてください。