北枕で寝るメリットは?縁起が悪いのは本当なの?

「北枕は縁起が悪い」と聞いたことはありませんか?「亡くなった人を寝かせる方角」であり、昔から北枕を嫌う人は結構いました。そんな北枕ですが、近年では逆に縁起が良い方角だともいわれています。北枕はなぜ縁起が良いのか。北枕で寝るメリットも紹介します。

北枕の縁起が良い理由

なぜ北枕が縁起が良いかというと、お釈迦様が亡くなった際(入滅)、北の方角に頭を向けていたからです。正確に言えば、頭を北に顔を西に向けた涅槃姿勢(頭北面西右脇臥)ですが、頭を北に向けた姿勢はお釈迦様の最後の姿勢と同じであり、同じ方角を向いて寝るのは縁起が良いといわれています。亡くなった人を北枕で寝かせるのも同じ理由で、お釈迦様と同じ向きで寝かせることで「極楽浄土へ行けるように」と願いが込められているからです。実際、北枕が縁起が悪いと考えているのは日本ぐらいなもので、インドでは北枕が基本の姿勢です。中国では北枕で寝かせたら「体調が良くなった」「生き返った」という話もあり、世界的に見れば、むしろ北枕は推奨されているといえるでしょう。

北枕のメリット

北枕にはどのようなメリットがあるのか、紹介します。

頭寒足熱になり健康に良い

頭寒足熱とは、「頭を冷やし足を温めることで健康に良い」とする漢方医学の考えです。足を温めることで血行を良くし、頭を冷やすことで頭に血行が溜まりすぎるのを防ぎます。どの方角に枕を向けても「頭寒足熱」になると思うかもしれませんが、北は日光が当たりにくく特に寒い方角です。昔は隙間風も多かったことから、頭が良く冷やされていたといえるでしょう。

地球の磁場によって安眠できる

枕を北に向けると、地球の磁場によって安眠できるといわれています。日本(北半球)には、南から北へ地球の磁場が流れており、頭を北に向けることで足から地球の磁場を受け取れるからです。肩こりに効果がある磁気ネックレスと同じで、足から受けた磁力は頭の方角へと流れ血行を良くします。疲労回復効果も期待することができ、安眠できるようになるわけです。また、北枕は日光が差し込みにくく、単純に熟睡しやすいという理由もあります。疲れがたまって寝られない人は、北枕で寝てみると良いでしょう。

運気が上がる

風水的に見ると、北は金運が上がる方角です。陰陽五行思想に当てはめると、北は「水の気」が満ちており、水の気は金運に影響を与えます。金運の流れは「西から運んで北に貯蓄する」と考えられており、北枕にすると金運が溜まるとされているのです。また、水の気は恋愛運にも影響を与えます。「北の方角は子宝に恵まれる」ともいわれており、良縁に恵まれるでしょう。陰陽五行思想に当てはめなくても、北の方角(北枕)はお釈迦様が亡くなった際に向いていた縁起の良い方角です。頭寒足熱や磁場の影響も合わせると、健康運、金運、恋愛運の3つの運気を、北枕にするだけで向上させるでしょう。

北枕のデメリット

メリットがあればデメリットもあるように思えますが、実は、北枕にデメリットは特にありません。昔は、北枕にすると頭寒足熱の範疇を超えて風邪を引いてしまうこともありましたが、近年の住宅は隙間風対策もしっかりしており、よっぽど寝相が悪くないと風邪を引く心配もありません。北には鬼門と呼ばれる悪い方角(正しくは北東)もありますが、その実態は「湿気が溜まりやすいことでカビが発生しやすい」ことであり、睡眠自体には特に影響はないのです。風水的に見ても、寝室はどの方角に設置しても悪影響を与えません。あえて言えば、「亡くなった人と同じ向きで寝るのは縁起が悪い」と思うくらいですが、それも、「お釈迦様と同じ」と思えばあまり気にならないでしょう。

他の方角はどうなの?

健康運、金運、恋愛運に効果のある北枕。では、他の方角だとどうなのでしょうか?

東枕

東枕にすれば、活力がみなぎります。太陽が昇る方角である東は、最も朝日が差し込みます。朝日を浴びることで脳の活性を促すセロトニンが分泌されるようになり、スッキリした気持ちで目覚められるのです。風水的にもそれは同じで、太陽エネルギーを吸収し、健康運を向上させます。朝が辛い人は、東枕にしてみると良いでしょう。

南枕

南枕は、風水的には珍しく、あまり睡眠に適した方角ではありません。火の気が強い方角なため、衝動的になりやすいからです。精神が落ち着かず、人によってはイライラを感じてしまうでしょう。ただ、衝動的な行動は活動意欲をわかせます。新しい発想にも恵まれ、良い結果を残しやすいです。北枕の逆ということで、健康運、金運、恋愛運はあまり良くありませんが、代わりに才能運やくじ運に恵まれます。

西枕

南枕は金運に恵まれる方角です。また、日が沈む方角(陰の気が強い)であることから、熟睡しやすい方角でもあります。ただ、東枕の逆ということで、受動的になりやすいです。落ち着くことで活力が低下し、若々しさが減少するでしょう。活動的な若者よりも、毎日を平穏に過ごしたい、年配向きの方角です。

睡眠時の注意点

一長一短はありますが、基本的にはどの方角に枕を向けても、何かしらのメリットがあります。健康運なら東枕、金運なら西枕、恋愛運なら北枕、才能運なら南枕といったように、目的に合わせて向きを選ぶと良いでしょう。ただ、ドアとの直線状には枕を置かないようにしてください。気の流れはドアからまっすぐ入ってくるのですが、ドアとの直線状に枕(頭)があると、運気をすべて受けてしまいます。睡眠時は無防備なため、悪い気を受けやすいです。陽の気も多く受け取ってしまい、過剰摂取によって体調を崩してしまうでしょう。部屋のレイアウト的にドアと枕が直線で並ぶようなら、ベッド(枕)の位置を変えた方が良いです。

北枕は運気が向上する縁起の良い睡眠姿勢

昔から縁起の悪いといわれる北枕ですが、実は風水的に見ると縁起が良い方角なのです。健康の基本とされる「頭寒足熱」や、磁場による疲労回復効果など、むしろ積極的に寝たい方角といえるでしょう。健康運や金運、さらには恋愛運が気になる人は、ぜひ北枕を試してください。

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