コーヒーのカフェインで便秘になる？お腹に優しい飲み方を解説

毎日飲む人も多いコーヒーに含まれるカフェインは、お腹の状態に影響がある成分であることをごぞんじでしょうか？
コーヒーのカフェインはお通じに良いという面を持ちますが、便秘を招くというお腹に悪い面も持っているのです。カフェインによる便秘は飲み方で防止ができ、腸の働きに良いというメリットだけ活かすことができます。今回はカフェインで便秘にならないお腹に優しい飲み方について解説していきますので、腸活の参考にしてください。

コーヒーなどのカフェインがお腹に与える影響とは

コーヒーのカフェインはお通じにも働いてくれますが、逆に腸に悪い働きをする一面も持っている成分です。カフェイン類をよく飲む人で日常的にお腹の調子が悪い場合は、カフェインの困った働きがお腹に影響してしまっています。
便秘などの慢性的なお腹の症状があるようなら、カフェインを摂り過ぎていないか振り返ってましょう。

腸を活性化するが水分が奪われる

内臓である腸の活動には迷走神経が関わっており、迷走神経がよく動くと腸の活動も活性化されます。迷走神経は副交感神経に属するもので、カフェインは副交感神経の動きを活発にする作用があるのです。
コーヒーがお通じに良いという意見がありますが、その理由はカフェインにより腸を動かす神経の働きが良くなるからになります。胃の消化を活性化する作用も持っており、胃の動きと連動して腸も動くという相乗効果もお通じに良いのでしょう。
カフェインによるお腹への困った影響として、カフェインを摂ると排尿の量が増えてしまいます。尿が体内からたくさん出てしまうと、腸にある水分も奪われて排便しにくくなるのです。
水分が足りない腸は水分を得るために何をするかというと、便にある水分を奪ってしまいます。カフェインで便秘気味になってしまうのは、便が腸に水分が奪われて硬くなってしまうためになります。

カフェインは胃痛・腹痛の元になる

胃酸の分泌量を増やして消化を促す作用がカフェインにはありますが、その働きはカフェインが胃に刺激物となり反応することで起こります。胃が強く反応してしまうと荒れてしまうので、カフェインは胃痛の元にもなりやすいです。
ストレスや体調不良を感じているときのカフェインの摂取は、腸管をけいれんさせる場合があります。腸のけいれんは腹痛を起こすため、胃痛と腹痛をいっぺんに味わうはめになるかもしれません。
カフェインは便秘を招く原因になりますが、辛い胃痛と腹痛を招く原因にもなっています、

カフェインで便秘にならないオススメの飲み方について

カフェインは摂り方を工夫すれば便秘にならないで、コーヒーをおいしく楽しむことができます。お腹に優しいカフェインの飲み方について、こちらでご紹介していきましょう。カフェインは便秘解消の働きもあり、飲み方次第でお通じを快適にするお手伝いをしてくれます。

ミルク入りホットコーヒーを朝に飲む

カフェインで便秘にならないようにしながら、カフェインが持つ腸の動きを促進する働きを活かすには朝に飲むのがオススメです。
夜にコーヒーを飲むとカフェインで脳が刺激されて、眠りが浅くなってしまい便秘になりやすくなります。熟睡中は腸の動きに関わる副交感神経がよく働き、深い眠りは腸の動きを良くしてくれるのです。眠りの質が悪いと腸の動きにも影響して便秘を招くので、夜のコーヒータイムは避けましょう。
コーヒーはお腹を冷やさないようにホットにし、善玉菌の元になるミルクも加えると腸活効果がアップします。胃が空の状態のときにカフェインを摂ると荒れるため、朝ごはんを食べてからミルク入りコーヒーを飲むようにしてください。

３杯を限度にして水もしっかり摂る

コーヒーは癖になると何杯もお代わりしたくなりますが、飲み過ぎは胃腸に負担となるので3杯程度を限度にしましょう。カフェインを摂ると利尿作用により腸の水分が不足気味になるため、コーヒーを飲んだらコーヒー分と同程度の水を摂ることも必要です。
お茶類はコーヒー同様にカフェインを含み利尿作用があるので、コーヒー分の水分補給には向きません。水分補給用の水分は白湯や水を飲んでください。一気に飲んで水分補給することも胃腸には負担であり、安全に水分補給するには少しずつゆっくり飲みます。
カフェインのお腹に優しい飲み方は朝に飲むことにプラスして、適量でいただき飲んだ後に水分補給をすることです。以上のことに気をつけていれば、便秘にならないでおいしくコーヒーを味わえます。

カフェインを上手に利用すれば腸活になる

カフェインは飲み過ぎると腸の水分を奪い便秘になりますが、そうならないように飲めば腸の働きを良くしてくれます。
お通じが悪いと体に毒がたまり体全体に良くないので、スムーズなお通じは健康維持の要です。腸の状態だけではなく体全体のために、腸活は積極的に取り組みましょう。コーヒーのカフェインは飲み方によって、おいしくお腹に優しく腸活をすることが可能です。