貯金を増やすためのコツとは？貯金が増えない理由についても紹介

近年は、物価高の影響から節約意識が高まっています。将来的にも不安なことから、貯金を心がける人も増えてきました。

しかし、いざ貯金を始めてみても、思うように貯められない人は多いです。通帳の額が増えないことから、なぜたまらないのか疑問に思うことでしょう。

貯金を増やすにはどうすれば良いのか。たまらない理由や貯金のコツなどを紹介します。

なぜお金が貯まらないのか

貯金が思うようにで生きないのは、何らかの理由があるからです。貯金をしっかり行うためにも、貯金が進まない理由を知っておくことが大切です。

貯金の目的が漠然としているから

貯金ができない人は、貯金の目的がはっきりしていない場合が多いです。「老後のため」「怪我をしたときのため」といったように、漠然とした目的で貯金していると思います。

しかし、漠然とした目的だと、「いくら貯めれば良いのか」がよくわからず、「とりあえず貯金をすればいいや」と思ってしまいます。

その結果、少額の貯金で満足してしまい、「貯金しているはずなのに思ったより貯金されていない」状態となってしまうのです。

逆に、「旅行代として10万円を貯める」と目的が決まっていれば、貯金する意欲がわきます。目標も明確なので、貯金の計画も立てられるでしょう。

「老後のため」「怪我をしたときのため」でも良いですが、そのような場合でも、「20万円あれば一か月生活できる」といったように、必要な金額を決めておくと、貯金ができるようになります。

衝動買いが多いから

貯金ができない人は、普段から衝動買いしている場合が多いです。予想しない出費が多いことで、貯金に回すお金が不足し貯金ができません。

特に、飲み物や日用雑貨など、少額な物ほど衝動買いをしがちです。「安いから」といって気軽に購入している人は多いと思います。

貯金を増やすためには、予期せぬ出費を抑え、計画的に予算を管理する必要があります。

お金の管理が杜撰だから

貯金ができない人は、お金の管理ができていない場合が多いです。収支がわかっていないことから、「まだお金がある」と思って使いすぎてしまいます。

収支の全体像がわかっていないと、計画的にお金を使うことはできません。収支をしっかり把握することで、収入の一部を貯金に回すことができます。

貯金額を増やすためのコツ

貯金がうまくいかない人のために、貯金をするためのコツをいくつか紹介します。

貯金の目的・目標金額を明確にする

貯金をする際は、目的や目標を決めるようにしてください。目的や目標を決めることで貯金をする意味が生まれ、貯金に励めるようになります。

欲しい物ややりたいことがあるようなら、目標金額をそのことに定めてください。そして、「あといくら必要なのか」と振り返ることで、貯金のモチベーションが保てます。

また、「老後のために2,000万円貯金する」といったように、最終的な目標が膨大な場合は、簡単に達成できる新しい目標を設定すると良いです。「10万円貯めたら焼き肉を食べる」「100万円貯めたら県内旅行に出かける」といったように、段階的にご褒美を用意することで、目標が膨大でも頑張ることができるようになります。

先取り貯金を行う

先取り貯金とは、給料が入ったら、まず先に貯金をしてしまうことです。給料日に20万円入金されるとしたら、その日のうちに2万円を貯金に回してしまいます。

先取り貯金をすれば、毎月安定した金額を貯金することが可能です。先に貯金をしてしまうため、残りのお金を好きに使えます。

また、使えるお金が減ることで、計画的にお金を運用できるようにもなるでしょう。

貯金用の口座を作る

貯金がうまくいかない人は、貯金専用の口座を作ると良いです。貯金を別にしておくことで、貯金を使ってしまうのを防ぐことができます。

すべて同じ口座だと、「使えるお金が残っている」と錯覚してしまいます。お金があることで財布の紐が緩んでしまい、衝動買いも増えてしまうでしょう。

貯金を別にしておけば、口座の中には使えるお金のみが残ります。使えるお金が明確になることで、計画的にお金を使うことができるようになります。

家計簿をつける

家計簿をつけることも効果的です。家計簿によって収支管理を行うことで、無駄な出費を抑えることができます。使えるお金もわかるため、計画的に買い物ができるでしょう。

また、無意識に買い物をしてしまう人にもおすすめです。細かく記録をつけることで、何にお金を使ったかがわかります。

ほかにも、前の月と比較して無駄遣いをした部分を特定したりなど、収支管理をするうえで、家計簿はとても役に立ちます。

固定費を見直す

貯金を増やしたいなら、毎月の固定費を見直すと良いです。電気代や通信料などを、今より安いプランに変更することで、出費を抑えることができます。

固定費のほとんどは、口座振替によって支払っていると思います。支払いが目に見えていないことで、固定費の存在を意識していない人は意外と多いです。

プランを変えるだけで、毎月数千円安くなる場合もあります。節約する際は、まず固定費から見直すことをおすすめします。

貯金を殖やすために副業を始めてみる

貯金を増やしたいなら、副業を始めてみるのも良いでしょう。単純に、収入が増えればその分を貯金に回せます。

最近は、インターネット上での副業も流行っており、自宅に居ながら副業ができます。寝る前に1〜2時間副業をするだけでも、それなりに稼ぐことが可能です。

また、副業が心配な人は、ポイ活でも良いです。アンケートなどに答えることで、少額ながらお金（ポイント）が貰えます。

ほかにも、自作のアクセサリーをフリマサイトに出品したりなど、稼ぐ方法はいろいろあります。

将来の貯金を増やすため投資を始めてみる

将来に向けた貯金として、投資をする方法もあります。すぐに貯金額を増やせるわけではありませんが、10年後や20年後に、今以上のお金となって帰ってきます。

最近はNISAが注目されており、若い世代の投資家も増えてきています。ある程度貯金ができたら、投資に費やしてみるのも良いでしょう。

ただ、確実にお金を増やせるわけではありません。投資先の株価が落ちてしまうと損をしてしまいます。損をしないよう、投資先は慎重に選んでください。

よくわからない人向けに投資信託もありますので、投資が気になる人は銀行などに相談してみると良いです。

まとめ

貯金をするためのコツは、目標を決めて貯金をすることです。勉強でも仕事でもいえることですが、目標や目的がないと長続きしません。貯金を続けていくためにも、しっかりとした計画を立てることが大切です。

また、無駄な出費を防ぐため、家計簿をつけて収支を把握してください。先取り貯金や口座を別にすることでも、使える金額を明確にできるでしょう。

紹介した貯金のコツを意識しながら、ぜひ貯金を頑張ってみてください。