冬の感想はどのようにケアするの？乾燥肌の原因についても紹介

普段から肌ケアは行なっていますか？冬は特に乾燥しやすい時期であり、普段よりも気を付けてケアをしないとすぐにカサカサ肌となってしまいます。

肌ケアは、ただ汚れをゴシゴシ洗えば良いわけではありません。乾燥肌の原因は様々あり、それぞれの原因に対して対処する必要があります。

冬の肌ケアはどのように行えば良いのか？肌ケアの原因と合わせて紹介します。

肌が乾燥する主な原因

正しい肌ケアを行うためにも、まずは乾燥肌となる原因を知っておくことが大切です。
乾燥肌となる原因は、主に以下のようなことが挙げられます。

空気が乾燥している

一つ目は、空気が乾燥していることです。湿度が低いことで皮膚から水分を奪ってしまい、その結果、乾燥肌となってしまいます。

また、暖房も空気が乾燥する原因の一つです。空気を温めることで空気中に存在できる最大水分量（飽和水蒸気量）は増加しますが、湿度の量自体は温める前と変わっていないため、相対湿度が低くなってしまいます。

暖房の風を直接浴びなければ大丈夫なわけではありませんので、しっかり乾燥対策を行なってください。

体が冷えている

二つ目は、体が冷えているからです。寒いことで血行の流れが悪くなり、新陳代謝が低下することで、乾燥肌となります。

また、血液は水分を運ぶ働きもあるため、血行が悪いと肌に十分な水分が運ばれません。結果として、角質層内の水分が不足し、乾燥肌となってしまいます。

乾燥肌を防ぐためにも、体をしっかり温める必要があるでしょう。

自律神経の乱れ

三つ目は、自律神経が乱れているからです。自律神経が乱れることで肌のターンオーバーが乱れてしまい、新しい皮膚が作られないことで乾燥肌となります。

自律神経が乱れる原因は、主に睡眠不足とストレスです。乾燥肌を防ぐためにも、しっかり休んで自律神経を整えてください。

栄養の偏り

四つ目は、必要な栄養素が不足しているからです。偏った食生活をしていることで栄養素が不足し、肌の潤いを保てなくなります。

肌ケアに必要な栄養素は、主にタンパク質とビタミンです。タンパク質は新しい肌を作るために使われ、ビタミンは肌にハリを与えます。

他にも、鉄分は血行を良くし代謝を促す、脂質はビタミンの吸収を助ける、亜鉛は肌バリアの機能を高めるなど、様々な栄養素が皮膚美容に作用します。

肌のターンオーバーを正しく促すためにも、バランスの取れた食事を心がける必要があるでしょう。

間違ったスキンケアをしている

五つ目は、普段のスキンケアが間違っているからです、肌をゴシゴシ服ことで肌バリアが壊れてしまい、水分が蒸発してしまいます。

肌バリアとは、肌の表面にある皮脂膜と角質層のことです。肌の表面を皮脂（油）で覆うことで水分の蒸発を防ぎ、角質層内に水分を蓄えることで肌の潤いを保ちます。

しかし、ゴシゴシこすることで肌バリアは壊れてしまいます。その結果、水分の蒸発を防ぐことができなくなり、乾燥肌となってしまうのです。

また、熱いお湯で顔を洗うと、皮脂が溶けてしまい水分の蒸発を防げなくなります。

他にも、強い化粧品は肌にダメージを与えたり、保湿をしないと水分が蒸発してしまったりなど、間違ったスキンケアは、逆に乾燥肌や肌トラブルを促進させてしまいます。

乾燥肌を防ぐためにも、普段のスキンケアを見直してください。

紫外線によるダメージ

六つ目は、紫外線によって肌がダメージを受けているからです。強い紫外線は肌にダメージを与え、角質層を壊すことで水分を蒸発させてしまいます。

紫外線は夏に強くなりますが、冬でも降り注いでいます。晴れた日に長時間外にいると、紫外線によるダメージが蓄積されてしまうでしょう。

また、雪は紫外線を反射します。雪がふあった次の日は、しっかり紫外線対策をしてください。

冬の乾燥肌対策

乾燥肌を改善するためにも、以下のことを行なってみてください。

加湿をする

空気が乾燥しないよう、加湿を行なってみてください。空気中の湿度が高くなれば、肌の水分が蒸発しにくくなります。

加湿器がない人は、コップに水を入れておいて置いたり、濡れたタオルを干しておくことで対策をとってください。

体を温める

血行が良くなるよう、体を温めてください。体が温まれば汗も出やすくなり、乾燥肌を改善します。
レッグウォーマーや湯たんぽを使うだけではなく、定期的に温かい物を飲んで、体の中から温めると良いでしょう。
また、かぼちゃやにんじんなど、体を温める食材もあります。冷え性の人は、食事メニューも気にしてみてください。

生活習慣を整える

自律神経の乱れを防ぐため、生活習慣を整えてください。十分な睡眠や適度な運動を心がけるだけで、心身のストレスが軽減されます。

また、毎日湯船に浸かるといったことも大切です。血行が促進されるだけではなく、心身もリラックスできます。普段シャワーだけで過ごす人も多いですが、乾燥肌が気になる人は、毎日湯船に浸かるようにしてください。

他にも、栄養バランスを意識して食生活を改善したり、お酒を飲みすぎないようにしたりなど、健康的な生活を意識しましょう。

正しいスキンケアをする

スキンケアをする際は、以下の点を意識して行なってください。

・刺激が弱い洗顔料を使用する
・洗顔料を泡立てて、泡を広げるようにしながら洗う
・ぬるま湯を使う
・シャワーを直接浴びず、ぬるま湯を手に溜めて洗う
・清潔なタオルで優しく押さえながら水気を拭き取る
・化粧水などで保湿を行う

スキンケアで大切なのは、肌に刺激を与えないことです。ゴシゴシ擦ったり、水流が強いシャワーで洗ってしまうと、肌にダメージを与えてしまいます。

また、寒いからといってお湯で洗うと、必要な皮脂も落ちてしまい、肌の水分が蒸発しやすくなります。必要最低限の皮脂が残るよう、ぬるま湯を使用してください。

洗った後は、化粧水などで保湿を行います。洗った直後は皮脂が落ちてしまいますので、そのままでは水分が蒸発してしまうからです。化粧水で肌の補水を行い、乳液で水分が蒸発するのを防ぎましょう。

乾燥肌のデメリット

乾燥肌は、ただ見た目が悪くなるだけではありません。肌バリアが低下することで、肌を通じて雑菌が体内に侵入してしまいます。肌から入り込んだ雑菌は、肌の機能を低下させることで、かゆみや発赤といった肌トラブルを引き起こしてしまうでしょう。

また、肌の弾力もなくなることから、怪我もしやすくなります。冬にあかぎれや切り傷ができやすいのも、肌が乾燥して伸縮性が失われているからです。

乾燥肌は、さらなる肌トラブルや怪我の原因となります。被害が増えないためにも、乾燥肌はしっかりケアしてください。

まとめ

肌ケアでは、刺激を与えないことが大切です。刺激によって肌バリアが壊れてしまうことで、肌の水分が失われてしまいます。

肌ケアをする際は、刺激が強い洗顔料を使うと共に、優しく洗うようにしてください。

また、生活習慣の見直しも大切です。心身が健康なら、新しい肌が形成されることで乾燥肌が改善されます。

加湿をするのはもちろん、健康的な生活を意識することで乾燥肌対策を行なっていきましょう。