1週間以上続く腰痛の原因は?腰痛の治療方法や予防方法なども紹介

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歳を取ると、誰もが一度は腰の痛みを経験すると思います。特に多いのが重い物を持ち上げた時であり、人によっては身体が動かせなくなるほどの痛みがあります。

しかし、多くの場合は数日で治るため、腰痛を気にしない人は少なくありません。

ただ、中には1週間以上腰痛が続く場合もあり、そのような場合は、別の疾患が隠れている可能性があります。

慢性的な腰痛が続く人には、どのような疾患の可能性があるのか。腰痛の予防方法と合わせて紹介します。

慢性腰痛の主な原因

慢性腰痛となる原因には、主に以下のような症状があります。ほかにもいろいろと原因はありますが、有名な症状をいくつか紹介します。

変形性腰椎症

変形性腰椎症とは、なんらかの原因によって腰椎が変形し痛みとなる疾患です。腰椎が変形することで腰椎のかみ合わせが悪くなり、骨同士や神経にぶつかることで痛みを感じてしまいます。

変形性腰椎症となる原因の一つは加齢によるものです。加齢による水分不足が椎間板を潰してしまい、それによって骨同士が擦り合わされ変形してしまうのです。

もちろん、原因は加齢だけではありませんが、特に40歳以上の人は注意が必要です。

腰椎椎間板症

腰椎椎間板症とは、腰椎の間にある椎間板が傷つき痛みとなる疾患です。椎間板は腰椎同士の摩擦を防ぐクッションの役割がありますが、傷ついたことで役割が果たせず、腰椎同士が擦れることで痛みを感じてしまいます。

腰椎椎間板症も、主な原因は加齢であり、椎間板の柔軟性がなくなっているところに腰に負担となる中腰姿勢や、重量物を持ったりすると発症します。

腰椎圧迫骨折

腰椎圧迫骨折は、腰椎が圧迫骨折したことで痛みとなる疾患です。外部から強い力が加わることで押しつぶされ、腰椎骨折となります。

主な原因は外部からの衝撃ですが、骨折に至る原因として骨密度が足りないことが挙げられます。加齢、カルシウム不足、ホルモンバランスの乱れなどによる骨粗鬆症は、根本的な原因といえるでしょう。

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアは、椎間板の一部が変形し、神経を圧迫することで痛みとなる疾患です。神経に当たることで痛みや痺れ、症状が重いと下半身が動かなくなってしまいます。

主な原因は、腰椎(背骨)に負荷をかけすぎることで生じます。長時間座り姿勢をしている、重量物を持ち上げる、急に腰を捻るなど、腰椎に圧をかけることで変形してしまうわけです。

また、体重の増加も原因の一つです。太っていて座り仕事が多い人は注意してください。

腰椎変性すべり症

腰椎変性すべり症は、腰椎の並びがズレることで痛みとなる疾患です。腰椎がズレることで脊柱管が狭くなり、それによって神経が圧迫されてしまいます。

主な原因は、加齢によるものです。歳を取ることで椎間板や靭帯などの伸縮性が低下し、腰椎を支えられなくなります。

特に女性に生じやすい疾患であり、40代以上の女性は注意する必要があるでしょう。

腰椎脊柱管狭窄症

腰椎脊柱管狭窄症とは、何らかの理由によって脊柱管が狭くなり、神経が圧迫されることで痛みとなる疾患です。腰椎椎間板ヘルニアと似ていますが、こちらは、腰椎が変形することで脊柱管を圧迫します。

主な原因は、加齢によるものです。腰椎の柔軟性がなくなることで、骨や靭帯が変形してしまいます。

ほかにも、腰に負荷をかけることでも変形しやすく、普段から重い物を運ぶことが多い人に生じやすいです。

慢性腰痛には心理的な原因もある?

慢性腰痛の原因には、心理的なものも存在します。ストレスが原因で痛みを抑えるはずのドーパミンが放出されなくなり、ちょっとした痛みでも慢性的に痛みが長続きしてしまいます。

また、ストレスが溜まると自律神経も乱れ血行が悪くなります。血液は栄養と酸素を運び老廃物を引き取る役割がありますが、血行が悪いことで十分に供給できません。

その結果、腰に疲労物質が溜まるようになり、少し動かすだけでも痛みを感じてしまいます。

一見すると心と体で関係なさそうに思えますが、心と体は繋がっており、ストレスが原因で腰痛になってしまうのです。

慢性腰痛を治療するためには

慢性腰痛の治療は、主に「非手術的治療」と「手術的治療」によって行われます。

非手術的治療は、手術を必要としない治療法です。薬物によって炎症を抑えたり、温熱療法で痛みを緩和したりなどします。

手術的治療は、その名の通り手術によって治療する方法です。変形性腰椎症ならかみ合わせを悪くする骨棘を取り除いたり、腰椎圧迫骨折なら骨折した部分に骨セメントを入れて固めたりなど、手術によって腰痛の原因を除去します。

治療方法は症状の度合いによって異なり、主に症状が軽い(痛みが弱い)場合は非手術的治療を、症状が重い(痛みが強い)場合は手術的治療が実施されています。

ほかにも、腰痛になりにくい生活指導も行われ、治療とともに再発を防止するのです。

ちなみに、心因性腰痛の場合の治療法は、主に薬物療法となります。精神的な問題が原因ですので、外科的に改善するのは難しいです。痛み止めや抗うつ薬などを処方すると共に、カウンセリングや生活指導によって治療を目指します。

慢性腰痛を予防するためには

「歳を取ると必ず腰痛になる」と思うかもしれませんが、多くの腰痛は予防することが可能です。歳を取った後も元気に過ごせるよう、元気なうちから腰痛予防を心がけてください。

負担の少ない姿勢を意識する

猫背や反り腰など、普段の生活の中で不良姿勢をとらないようにしてください。腰に負荷がかかることで椎間板が押し潰されてしまいます。

ほかにも、重い荷物を持つ際は腰を落とし膝の力で立ち上がる、長時間のデスクワークは避けるなど、腰への負担が少ない動作を意識してください。

筋トレを行う

腰を支えるため、筋トレを行なってください。筋肉が鍛えられれば筋肉がコルセットのように腰椎を支え、腰への負担が軽減されます。

腹筋、腸腰筋、背筋など、腰から背中にかけて重点的に鍛えてください。

ほかにも、ストレッチやマッサージを行い、筋肉や人体を柔らかくしましょう。

カルシウムを摂取する

腰椎の圧迫骨折を防ぐためにも、カルシウムを摂取してください。カルシウムは骨を形成する栄養素であり、骨密度を高めてくれます。

また、ビタミンDとマグネシウムも大切です。カルシウムの吸収を助け骨形成をサポートする栄養素であり、骨密度を高めてくれます。

ほかにも、鉄分を摂取することで血液量が増加し、栄養が運ばれるようになります。どの栄養素も重要ではありますが、特に骨形成と血液増加作用のある食材は、積極的に摂取してください。

まとめ

長く腰痛が続いてしまうのは、腰椎に問題が生じている可能性があります。腰椎が変形や骨折していることで、神経やその他周囲の組織に痛みを与えてしまうのです。

慢性的な腰痛は、放置しておくと段々と症状が悪化していきます。初めは気にならないような軽い痛みでも、いつかは動くのさえ辛い痛みへと変わってしまうでしょう。

腰痛を放置していても、良いことは一つもありません。腰痛が長続きする時は、「歳だから」といって放置はせず、病院で治療するようにしてください。

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