おいしい野菜の選び方とは？新鮮な野菜の見分け方について紹介

普段、野菜はどのように選んでいますか？色、大きさ、叩いたときの音、断面など、人それぞれ選ぶ基準があると思います。中には、どれも同じと思って、上から順に手に取る人もいるかもしれません。

しかし、野菜には鮮度があり、鮮度が良い方が美味しいです。せっかく購入するのなら、しなびた野菜よりも選びたく思います。

美味しい野菜はどのように選べば良いのか。選び方のポイントを紹介します。

選び方のポイント

野菜を選ぶ際は、以下のポイントを意識してみてください。

色艶で選ぶ

野菜を選ぶときは、色の濃い野菜を選んでください。新鮮な野菜ほど、栄養価が高く高く色がハッキリしています。

野菜の色は、含まれる栄養素によって変化します。栄養価が高いほど、色が濃いといえるでしょう。

しかし、野菜は収穫した後も生長を続けており、生長に栄養素が消化されます。その結果時間が経った野菜からは栄養素が抜けてしまい、新鮮な野菜と比べ色が薄くなってしまうのです。

野菜を選ぶなら、色艶がハッキリしたものがおすすめです。

重さで選ぶ

野菜を選ぶときは、重さのある野菜を選んでください。新鮮な野菜ほど、ずっしりとした重さがあります。

野菜が重い理由は、野菜に水分が含まれているからです。収穫してすぐの野菜は瑞々しく、水分を豊富に含んでいます。

しかし、野菜は収穫した後も呼吸を続けており、水分も放出しています。その結果、時間が経った野菜からは水分が抜けてしまい、新鮮な野菜と比べ色が薄くなってしまうのです。

野菜を選ぶなら、ずっしりとした重さが感じられるものがおすすめです。

ヘタで選ぶ

野菜を選ぶときは、ヘタがピンとした野菜を選んでください。新鮮な野菜ほど、ヘタの先端まで固くしっかりしています。

ヘタがしっかりしているのは、まだ野菜が元気であるためです。野菜の元気がなくなれば、ヘタはハリがなくなり萎えていきます。

野菜を選ぶなら、ヘタが固くハリのあるものがおすすめです。

棘で選ぶ

野菜を選ぶときは、棘がしっかりした野菜を選んでください。新鮮な野菜ほど棘が鋭く、触って痛いと感じます。

棘もヘタと同じで、野菜が元気なほど棘がしっかりしています。逆に栄養が足りず野菜の元気がなくなると、棘は弱り取れてしまいます。

野菜を選ぶなら、棘がしっかりしているものがおすすめです。

切り口から選ぶ

野菜を選ぶときは、断面が瑞々しい野菜を選んでください。新鮮な野菜ほど、断面に変色が見られず、潤いのある断面をしています。

含まれる水分は、酸化を防ぐ役割もあります。人の肌と同じで、潤いによって酸化を防いでいるわけです。

しかし、水分がなくなると酸化を防ぐことができません。その結果、断面は酸化して変色してしまいます。

野菜を選ぶなら、断面に変色がないものがおすすめです。

それぞれの野菜の選び方

「選び方のポイント」を踏まえつつ、馴染みのある野菜の選び方をいくつか紹介します。

キャベツ

キャベツの見るべきポイントは、「色」「重さ」「葉の密度」です。色が濃く、ずっしりとした重さがあり、葉がぎっしり巻いているものがおすすめです。

また、春キャベツと冬キャベツでは、選び方は少し異なります。春キャベツは葉の巻きが緩いものを、冬キャベツは葉の巻きがぎっしりなものを選ぶと美味しくいただけます。

レタス

レタスの見るべきポイントは、「ハリ」「切り口」「重さ」です。葉にハリがあり、切り口が変色しておらず、ふんわりと軽いものがおすすめです。

レタスは、紹介したポイントとは逆に、しなびてくると重くなります。そのため、選ぶなら軽さのあるものを選ぶようにしてください。

ネギ

ネギの見るべきポイントは、「色」「ハリ」「重さ」です。緑と白がハッキリとわかり、全体的にピンとし、密度のある重さが感じられるものがおすすめです。

また、切り口を確認する方法もあります。根の部分が切り落とされている場合は、切り口も確認して、断面がしっかりしているものを選びましょう。

キュウリ

キュウリの見るべきポイントは、「色」「棘」「固さ」です。色が濃く、触って痛いほど棘が立っており、しっかりした固さのあるものがおすすめです。

また、太さが均一なものの方が美味しいです。逆に、曲がっていても味や鮮度に影響はありません。

ホウレン草

ホウレン草の見るべきポイントは、「色」「茎の太さ」「葉の厚さ」です。色が濃く、茎が太く、葉に厚みのあるものがおすすめです。

特に、色は重要な判断要素です。根が赤いものの方が、栄養が豊富に含まれ美味しいです。葉も濃い緑色のものを選びましょう。

ニンジン

ニンジンの見るべきポイントは、「色」「重さ」「切り口」です。変色しておらず、ずっしりした重さがあり、芯が小さいものがおすすめです。

また、表面の筋が一定ではなく、細かいヒゲが多いものは食べごろを過ぎてしまっています。味もボケてきていますので、避けた方がいいでしょう。

トマト

トマトの見るべきポイントは、「色」「ヘタ」「重さ」です。色が濃く、ヘタがしっかりとしており、重量感のあるものがおすすめです。

また、形が綺麗な方が美味しいです。筋も整った、丸みのあるものを選びましょう。

ナス

ナスの見るべきポイントは、「色」「ヘタ」「棘」です。色艶があり、ヘタがしっかりし、触って痛いほど棘が立っているものをおすすめします。

ほかにも、弾力が強いものもおすすめです。実が締まっており、食べ応えがあります。

まとめ

野菜を選ぶポイントは、色が濃く瑞々しいかどうかです。色が濃く瑞々しければ、栄養価と水分が高く、収穫して間もないことを意味します。ハリや艶も生まれ、見た目的にも美味しく見えるでしょう。

また、実際に触って確かめることも大切です。重く弾力があれば、その野菜が新鮮であることがわかります。

同じ野菜でも、新鮮かどうかで味は大きく変わってきます。美味しい野菜を食べるためにも、それぞれの選ぶポイントを意識してみてください。