グリーンコンシューマーとはどんな活動?10の原則について紹介

近年、活動が注目されつつある「グリーンコンシューマー」。直訳すると「緑の消費者」といった意味となり、環境保全のための活動を意味します。

SDGsが注目される近年において、グリーンコンシューマーは大切な環境保全活動の一つです。未来に自然環境を残すためにも、一人ひとりが意識して取り組む必要があります。

グリーンコンシューマーとはどのような活動なのか。取り組む内容について紹介します。

グリーンコンシューマーとは

グリーンコンシューマーとは、環境を意識した買い物をする人たちを指す言葉です。近年は環境保全への取り組みが注目されており、その一環としてグリーンコンシューマーが注目されています。

日本は、ものに恵まれた国といえます。食料はもちろん、電化製品、家具、衣類、自動車など、さまざまな物が簡単に購入できます。水や電気などもすぐに使え、購入や消費について深く考えたことのある人は少ないと思います。

ですが、気軽に購入できる裏側には、多大な浪費が存在しています。製品を作るには資材が必要ですし、生産する上でエネルギーも消費します。さらに、生産によって二酸化炭素を含めた有害物質も発生するなど、決して環境に優しいとはいえないでしょう。

グリーンコンシューマーは、そんな購入や浪費によって発生する環境破壊を防ぐための活動です。購入や消費を見直すことで、ムダな浪費を減らし環境保全とへとつなげることができます。

未来へより良い環境を残すためにも、一人ひとりができることから始める必要があるのです。

グリーンコンシューマーの取り組み(10の原則)

1992年に発足された環境NGO「環境市民」では、グリーンコンシューマーの取り組みとして10の原則を掲げています。

参考:

1:必要なものを必要なだけ買う

製品を購入する際は、必要なものを必要なだけ購入するようにします。ムダな購入や消費が減れば、その分の生産が不要となり資源を守ることができます。

製品を購入する際は、「本当に必要なものなのか」をよく考え、そのうえで購入するようにしてください。

また、水や電気も不要な時には止め、節約を意識しましょう。

2:使い捨て商品ではなく、長く使えるものを選ぶ

製品を購入する際は、長く使えるものを選びます。長く使えれば新しく購入する必要がなくなり、購入回数を減らすことができます。

丈夫なのはもちろん、洗えば使い回せるものなど、長期利用を意識したものを選ぶようにしてください。

3:容器や包装がないものを優先し、次に最小限のもの、容器は再使用できるものを選ぶ

製品を購入する際は、ゴミがでない物を選びます。容器や包装がない物を購入すれば、ゴミになりません。容器や包装を作るコストを減らせるのはもちろん、ゴミの処理自体が不要となります。

また、リサイクルができる容器も推奨されています。ジュースやビールなどの液体を購入する際は、詰め替え可能なリターナブル瓶を選ぶようにしてください。

ほかにも、近年では食品トレー容器やペットボトルの回収箱も設置されています。ゴミとして捨ててしまうのではなく、リサイクルできるよう回収箱に持ち込むようにしましょう。

4:作るとき、買うとき、捨てるときに、資源とエネルギー消費の少ないものを選ぶ

製品を購入する際は、資源や消費エネルギーが少ないものを選びます。消費が少ない物を購入すれば、同系統の製品を購入するよりも消費を抑えることができます。

同じノートを購入するにしても、再生紙のノートを購入するといったように、環境に優しい製品を選んでください。

ほかにも、鍋の持ち手を交換するなど、壊れた部分だけをパーツ交換できれば、ゴミになる量を減らすことができます。

5:化学物質による環境汚染と健康への影響の少ないものを選ぶ

製品を購入する際は、環境と健康に悪影響がでない物を選びます。いくら資源やエネルギーを抑えても、それによって環境や健康に悪影響が出るようでは意味がありません。

石油や薬剤などをふんだんに使った製品よりも、天然由来のオーガニック製品を選ぶようにしてください。

6:自然と生物多様性をそこなわないものを選ぶ

製品を購入する際は、自然を壊さない物を選びます。いくら『化学物質による環境汚染と健康への影響の少ないものを選んだ』としても、その製品を生産する過程で自然を壊しているようでは意味がありません。

自然環境を守るのはもちろん、それに付随する生態系を守ることも、環境保全の一環といえます。

7:近くで生産・製造されたものを選ぶ

製品を購入する際は、地元で生産された製品を選びます。地元で作られた製品なら、輸送にかかるエネルギーが少なくて済むほか、輸送によって発生する二酸化炭素も減らすことができます。

海外製品より国内製品、遠い県より近い県など、輸送コストが少ない場所の製品を選ぶようにしてください。

8:作る人に公正な分配が保証されるものを選ぶ

製品を購入する際は、対価が正当な製品を選びます。対価が見合っていない製品は、産業廃棄物の不法投棄など、不当な生産が行われている可能性があります。

また、不当な生産は生産者を搾取していることも意味します。発展途上国の人を低賃金で労働させるなど、経営者が搾取しているのです。

不当な搾取は、生産者や生産国を貧しくさせ経済成長をストップさせてしまいます。技術も育たないことから、環境保全の活動も根付きません。

環境保全ができる余裕をもって貰うためにも、公正な取引(フェアトレード)が重要になってきます。

ちなみに、SDGsには環境保全だけではなく、発展途上国の経済成長をサポートする内容も含まれています。SDGsに取り組むうえでも、公正な取引は大切です。

9:リサイクルされたもの、リサイクルシステムのあるものを選ぶ

製品を購入する際は、リサイクル製品を選びます。リサイクル製品を購入することで、リサイクルの流れが作られます。

いくらリサイクルされた環境に優しい製品だとしても、それが使われなければ意味がありません。使われないことで在庫は増えてしまい、需要がなくなることで生産数は減ってしまいます。

リサイクルの仕組みを根付かせるためには、リサイクル製品を購入して需要を作る必要があるでしょう。

10:環境問題に熱心に取り組み、環境情報を公開しているメーカーや店を選ぶ

製品を購入する際は、環境保全を頑張る企業の製品を選びます。製品を購入することで企業を応援することになり、それによって、企業はさらなる環境保全に尽力することができます。

環境保全をする企業が注目されれば、それを真似することで別の企業も環境保全に取り組むようになります。企業の環境保全活動を促すためにも、企業選びは効果的です。

まとめ

グリーンコンシューマーとは、ムダな購入や消費を抑え、環境保全につなげる活動のことです。ゴミが出ないような買い物をするのはもちろん、環境に優しい製品を購入することで環境を守ることができます。

環境保全は、企業はもちろん個人の意識も大切です。みんなが「私はやらなくてもいい」と思ってしまうと、いつまで経っても自然環境は良くなりません。

目に見えて効果は実感できませんが、環境保全の役に立っていることを意識して、身近なところから取り組んでみてください。

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