スピリチュアルと呼吸法の関係とは。呼吸にはどんな意味があるの？

誰もが当たり前にする「呼吸」。「生きる」の語源は「息る（いきる）」と同じであり、酸素を取り入れるため、絶対に必要な行為といえるでしょう。

そんな呼吸についてですが、スピリチュアル上では別の役割もあります。結論から言うと、呼吸によって霊的なエネルギーが摂取できるのです。

他にも、呼吸によって集中力が増したり、リラックスできたりなど、呼吸によって様々な効果があります。

呼吸には、酸素を取り入れるだけではなくどのような効果があるのか。呼吸とスピリチュアルの関係について紹介します。

スピリチュアルにおける呼吸とは

スピリチュアル上において、呼吸とは「自然エネルギーを取り込む」ための行為になります。

日光に含まれる太陽エネルギー、大気に含まれるする水エネルギー、草木が発する森エネルギー、さらには、宇宙から降り注ぐ宇宙エネルギーなど、目に見えないだけで、世界はあらゆるエネルギーに満ち溢れているのです。

呼吸は、それらエネルギーを吸い込み、自分のエネルギーとする役割があります。エネルギーとは力（生命力）です。呼吸によって取り入れたエネルギーは自分の力となり、本質を変えてくれます。

さらには、精神が研ぎ澄まされたり体調が良くなったりなど、いわゆる覚醒状態となれるのです。人によっては悟りを開き、自然と一体化した可のようにも思えてきます。いわゆる解脱の状態であり、違う世界も見えてくるでしょう。

少々大げさに思うかもしれませんが、呼吸はスピリチュアル上においても、特に重要な意味があるのです。

エネルギーを取り込む呼吸法

呼吸の基本は腹式呼吸です。深く息を吸い込むことでエネルギーを多く取り入れ、体の隅々まで生き届けることができます。

また、腹式呼吸は精神を落ち着かせる効果もあり、瞑想するのにも向いています。瞑想しながら深く呼吸をすることで、自然を実感でき、精神をより研ぎ澄ませる事ができるでしょう。

基本的には楽な姿勢（仰向けの状態でも可）で良いですが、胡坐や正座など背筋が伸ばせる姿勢が良いです。目を閉じ精神を落ち着かせた状態で、ゆっくり深く深呼吸をしてください。

自宅でするだけではなく、神社や森など、神聖でエネルギーに満ちた場所でするのもおすすめです。

よりエネルギーを意識した丹田呼吸法

呼吸法のプロとも呼べるヨガでは、丹田を意識しながら行う丹田呼吸法というものもあります。

丹田とはへその指3～4本ほど下にあるツボのことで、体内にある気の流れ「チャクラ」の通り道の一つです。丹田に意識しながら呼吸をすることで、チャクラの巡りを良くし、エネルギーの取り入れを効率化させます。

姿勢は、背筋を伸ばし胡坐を書いた状態で行います。目を閉じ、両手を丹田の位置に軽く当てたまま、ゆっくり息を吸いましょう。そして、ゆっくり息を吐き、徐々に呼吸の間隔を長くしていきます。

イメージとしては、丹田を膨らませるよう意識しながら行う腹式呼吸です。呼吸は、吸う息よりも吐く息を気持ち長めにしてください。正しく呼吸ができていれば、次第に体が熱を持ち、全身がポカポカ暖かくなるでしょう。

呼吸法を学ぶならヨガがおすすめ

呼吸法をより詳しく学ぶなら、ヨガから学ぶと良いです。ヨガも、呼吸を通じてプラーナ（気や生命エネルギー）を体内に取り入れます。

一見すると瞑想に向かなそうな各ポーズ（アーサナ）も、気の巡りを気にすることで逆に無心になりやすいです。

ヨガは、元々僧侶がする修行でした。今でこそホットヨガなど、ダイエットに効果的と紹介されていますが、日本の座禅と同じ、悟りを開くためのものだったのです。

エネルギーを取り込み気の流れを整えるなど、ヨガにはスピリチュアルな効果も期待されています。

呼吸法はリラックス効果もある

呼吸は、スピリチュアルな効果以外にも、精神を落ち着かせリラックスする効果もあります。呼吸をすることで自律神経に働きかけ、副交感神経を優位にすることでリラックスできるのです。

ただ、無理に呼吸法を試すと逆効果になります。変に意識してしまうとより精神を消耗し、行う前よりも疲れてしまうでしょう。さらに、場合によっては過呼吸になる場合もあるため注意が必要です。

スピリチュアルに関係なく、少しでも異常を感じたらすぐに中止してください。

呼吸法を試し生命力を鍛えよう

呼吸は、酸素だけではなく様々なエネルギーも取り込む事ができます。スピリチュアルな面が強く分かりにくいですが、エネルギーを吸収することで生命力が活性化され、心身ともに良い方向へ改善してくれるのです。

他にも、呼吸法には、腹式呼吸によって横隔膜や肺が鍛えられる、酸素を取り入れることで脂肪の燃焼を助ける、血流が良くなり冷え性や肩こりの改善になるなど、様々な効果があります。

たかが腹式呼吸とは思わず、ぜひ呼吸法を試してみてください。