食用可能なエディブルフラワーの種類は？安全上での注意は？

ケーキの飾りに使われている花などは、食用可能なエディブルフラワーです。
今回は食べられる花エディブルフラワーの種類や、安全に口にするための注意点など解説します。
スイーツや料理が華やかになる見た目のメリットの他に、栄養面でも良い面があるので上手に活用してみましょう。

エディブルフラワーが食用可能な理由

エディブルフラワーは色なども美しいですが、生でも使用できる食用の物は観賞用でもあります。
美で人の目を楽しませるための花が、なぜ食用可能なのかは食べても害がないからです。

食べていい花を使用している

エディブルフラワーとして扱われているものは、人体にとって毒となる成分がない、食べていい花です。
「美しいバラには棘がある」と言いますが、美しい観賞用の花には身に毒性を有する種類もあります。
人が食べると害が出るものとしてよく知られているのが、ヒガンバナ科のスイセンです。
スイセンは毒のあるのが葉の方で、野菜のニラと間違えて食べてしまう人が少なくありません。
エディブルフラワーは、人体に危険な成分を含んでいない花のみを選び使っています。

栄養面でもメリットがある

食用可能な花はカロリーが低くヘルシーな上に、人にとって良い栄養素も豊富な食材でもあるのです。

主にビタミン・食物繊維・ミネラルなど、健康や美容効果のある成分が摂取できます。
花に含まれる栄養素は種類によっても違いがあり、カルシウムやポリフェノールが入っているものもあります。

体にいい食べ物であることを評価して使用しているレストランも多いです。

エディブルフラワーは主に2種類

市場に流通しているエディブルフラワーは、ドライタイプ・生花タイプの2種類があります。
どっちのタイプを使うかは、作る料理の内容により選ぶことがおすすめです。

ドライタイプ

ドライタイプは鼻を乾燥させた状態のもので、形状をそのまま残したタイプや押し花状にしたタイプがあります。
焼き菓子のトッピングに使われたり、ハーブティーや紅茶のトッピングにも使われたりしています。

生花タイプ

生花タイプは生の状態のもので、ドライタイプより料理の用途が多いです。
ケーキやゼリーといった洋生菓子は、生花タイプがよく使われています。
そのままサラダにして食べたり、天ぷらにして食べたりもできます。

エディブルフラワーの購入方法

「自分でも料理に使ってみたい！」とエディブルフラワーを買いに行っても、取り扱っているところは多くなく見つけにくいです。
購入できる方法を紹介するので、欲しくなった人は参考にしてください。

取り扱いのあるお店

食用可能な花は一般のスーパーではあまり扱っていませんが、次のお店では購入が可能です。

・イオン（お店により）
・富澤商店
・デパートの食品売り場
・花を扱う専門店

大型スーパーのイオンに関してはどこの店舗にあるわけではなく、一部のお店で取り扱いがあるようです。
お菓子の材料や器具の専門店である富澤商店では生花タイプではなく、ドライタイプ中心で販売されています。
生花タイプはデパートの食品売り場か、花を扱う専門店で探す方が良いでしょう。

おすすめ通販サイト

エディブルフラワーを置いてあるお店に行っても扱っている種類が少なく、「気に入るものがない…」という結果にもなりやすいです。
Amazonや楽天、食用の花を販売している通販サイトなどは種類も多く、気に入った商品が見つかるでしょう。
食べられる花はドライタイプも生花タイプも高めなので、値段に見合う自分が満足いくものを購入したいなら通販サイトがおすすめです。

エディブルフラワーは「保管」・「種類」に注意

エディブルフラワーは「食べられる花」として販売されているので、口にしても安全だと思います。
基本的には安全なのですが、安全性を高めるために保管方法や商品の種類に注意しましょう。

生花タイプは長持ちしない

生花タイプは生の状態なのであまり長持ちしないため、賞味期限は最長で1週間ほどになります。鮮度を意識するなら3日以内には使った方が良いでしょう・

新鮮な状態を少しでも維持できるように、花の下に水分を含ませたキッチンペーパーを敷き冷蔵庫で保管してください。

「鑑賞用」の種類も売られている

人にとって毒となる成分が入ってない安全な花であっても、「鑑賞用」として販売されている種類は口に入れてはいけません。
同じ花でも食用は無農薬などで栽培されますが、鑑賞用は人が食するのに危険な農薬が使われている可能性があります。
商品の説明表示に「食用」ときちんと記載されているか、購入前に自分でもチェックしましょう。

まとめ

食用のエディブルフラワーの種類はドライタイプと生花タイプで、それぞれで料理の活用性に違いがあります。
お茶に入れたり焼き菓子のトッピングにしたりするならドライタイプ、新鮮な花の美味しさを味わえる料理には生花タイプが良いです。
どちらの種類も体に良い栄養が摂れて、スイーツも料理も華やかに映えさせてくれます。
保管方法や鑑賞用と間違えないように注意して、自分好みのエディブルフラワーを選んで使ってみましょう。