白魔術の使い方とは？黒魔術との違いや簡単に試せるおまじないも紹介

白魔術と聞くと、どのようなイメージがありますか？多くの人は回復呪文の一種だと想像し、ゲームの話だと思うでしょう。
ですが、現実世界にも白魔術は存在します。ゲームのような回復呪文とは異なりますが、白魔術をすることで人を幸せにできるのです。
白魔術とはどのような魔術なのか。黒魔術との違いや、魔術の使い方などを紹介します。

白魔術とは

白魔術とは、神様や精霊などの力を借りて行う魔術のことです。相手の幸運を祝ったり、悪意ある力から守る力を授けたりなど、相手に対して善い行いを願います。
ほかにも、豊作や無病息災を祝ったりなど、白魔術は人を幸せにする魔術といえるでしょう。

黒魔術との違い

魔術にはほかにも、黒魔術と呼ばれるものもあります。
白魔術との違いは、単純に善悪の違いです。白魔術は相手に対して「幸運を願う」ことに対して、黒魔術は相手の「不幸を願い」ます。「失脚しろ」「病気になれ」といったネガティブな呪いを与えるのが黒魔術というわけです。
また、力を借りる対象も異なります。白魔術は神や精霊といった神聖な存在に対して、黒魔術は悪魔や悪鬼といった邪悪な存在の力を借ります。そのため、黒魔術は効果は強いが代償も大きく、リスクが高い魔術ともいえるでしょう。
白魔術と黒魔術は表裏一体の関係です。大まかにですが、人を祝うのが白魔術であり、人を呪うのが黒魔術と思ってください。

白魔術の基本的な使い方

白魔術のやり方は人それぞれ異なりますが、基本となる部分は同じです。超常的な存在の力を借りられるよう、部屋と自身を清め、降臨先となる祭壇に願いを込めてください。願うことで超常的な存在に想いが届き、魔術が成功します。
また、白魔術には魔法円が必要ないともいわれています。魔法円は儀式をする際、悪魔などの邪悪な存在から自身を守るための結界としての役割がありますが、白魔術で呼び出すのは神聖な存在であり、基本的には攻撃されないからです。自身が安全なら、魔法円も必要ないといえるでしょう。
ただ、近年の魔術では、魔法円は聖域を形成するものとした見方もあります。魔法円を用意することで特殊な空間を形成し、超常的な存在と通じやすくなるわけです。
そのため、基本的には白魔術であっても魔法円は用意します。魔術を使用した後は、アセイミー（マジックナイフ）などで魔法円を切り裂き、魔法円を解除することで終わりとなります。

白魔術の簡単な使い方

白魔術には、おまじないと呼べるような簡単なものも存在します。儀式を必要としないため、魔術初心者でも簡単に試しやすいです。
もちろん、効果もそれなりではありますが、気になる人はぜひ試してみてください。

恋愛の白魔術

出会いを作るおまじないです。必要なものは「手鏡」「赤いリボン」「赤いバラ2本」の3つ。さらに満月の22時ごろに行ってください。
手鏡をベッドわきに置き、その上に2本のバラを並べた後、赤いリボンでそれぞれの茎を結びます。
数日するとバラの花が萎れますので、そのバラの花びらを1毎ちぎり、バスタブに浮かべてください。
「素敵な出会いがありますように」と願いながら入浴し、入浴した後は花びらをゴミ箱に捨てます。
その後も、毎日花びらをちぎって湯船に浸かり、新月まで繰り返したら完了です。

金運の白魔術

金運を高めるおまじないです。必要なものは「銀紙」「黒いペン」の2つを用意してください。
銀紙に「金運が上がりますように」と願い事を書いた後、銀色の部分を外に向け、25mm幅に折っていきます。折った後は両端をテープなどで留めて、輪のような形にしてください。
その後、銀の輪を北西の方角においたら完了です。効果は約30日ほどであり、効果が出た場合は銀の輪を捨て、効果がなかったら、改めてやり直しましょう。

健康の白魔術

病気回復の白魔術です。必要なものは「玉ねぎ」「対象が写った写真」の2つを用意してください。
利き手に玉ねぎ、反対の手に写真を持ち、写真（対象）から玉ねぎに悪い気（病気）が移る様子をイメージします。
毎日約1分ほど繰り返すことで、対象の病状が改善されます。病状が治った後は、玉ねぎを処分してください。

白魔術をする際の注意点

白魔術を試す際は、以下の点に注意してください。

自分へは効果が薄い

白魔術は、相手にまじないを施す魔術です。そのため、基本的には自分へ使うものではできません。
仮に使ったとしても、利己的な目的であることから、効果はあまり期待できないでしょう。
また、相手にかける際も、自分の利益を重視してはいけません。白魔術は相手の幸せを祈るための魔術であり、利他主義が基本となるからです。
もちろん、相手の幸せを祝った結果、自分も幸せになるのは問題ありません。あくまでも基準は相手優先であり、自分は二の次となります。

人に知られてはいけない

白魔術に限ったことではありませんが、スピリチュアルな儀式は、他人に知られてはいけません。他人に知られることで他人の意識が介入してしまい、純粋な効果を得られなくなるからです。
白魔術をする際は、人がいないのを確認したうえで、実施するようにしましょう。

むやみに使わない

白魔術に限ったことではありませんが、魔術はあまり使うものではありません。魔術は他人に影響を与えるものであり、ひいては他人の人生に影響を与えるからです。
白魔術は他人に良い影響を与えますが、そのしわ寄せが別の人に行く場合もあります。仮に「復縁」を願ったとしたら、その人に想いを寄せていた別の人は悲しむ結果となるでしょう。
また、魔術には願いの跳ね返りもあります。いわゆる代償であり、自身に対して悪影響が生じるのです。「神聖な存在の力を借りる白魔術には代償がない」ともいわれていますが、絶対とは言い切れません。
人事を尽くしてなおどうしようもない時に、魔術に頼ることをおすすめします。

まとめ

白魔術は、人の幸せを祈る優しい魔術です。神や精霊といった存在から力を借り、対象となる人物にちょっとした祝福を与えます。祝福を受けることで運気などが好転し、良い出来事が生じるでしょう。
願いは利他主義である必要がありますが、大切な人にぜひしてあげたい魔術です。
ただ、いくら優しい魔術とはいえ、多用するのは問題があります。跳ね返りによる可能性があるからです。
たとえ安全とはいわれていても、超常的な存在の力を借りていることには変わりありません。そのことを理解して、失礼がないよう白魔術を使ってみてください。