冬至はどんな過ごし方をすればいいの?日本と海外での過ごし方を紹介

冬至といえば、どのようなイメージがありますか?一般的には「最も夜が長い」と答えると思いますが、ほかにも「カボチャを食べる」「柚子湯に浸かる」と答える人もいると思います。
どちらも冬至では定番の風習であり、毎年行っている人も少なくはありません。ほかにも、冬至ならではの風習は存在し、多くの人が特別な日として過ごしています。
この記事では、そんな冬至の過ごし方について紹介します。冬至には、どんな風習があるのでしょうか?

冬至とは

冬至とは、「二十四節気」の一つにあたる節目のことです。二十四節気とは春夏秋冬をそれぞれ6等分(計24)した節目のことであり、冬至は始まりの立春から数えて22番目の節目となります。
また、地球の自転の関係から、最も夜が長い日でもあります。昔は、最も早く日が沈むことから太陽の力が最も弱くなる日と考えられており、陰の気が強くなることから「死に一番近い日」として恐れられていました。
ですが、その一方で冬至を過ぎれば日中の時間は伸び始め、日を追うごとに陰の気は薄れていきます。そのことから、冬至は「運気が変わる節目」とも考えられ、「悪いことの後には良いことが巡ってくる(一陽来復)」として伝えられています。

日本の冬至の過ごし方

日本では、冬至の際に以下のようなことが行われています。

カボチャを食べる

冬至といえば、カボチャを食べることで有名です。カボチャ煮やカボチャのスープなど、昔から冬至の際に食べられてきました。
冬至にカボチャを食べる理由は、風邪をひかないためと言われています。カボチャはビタミンやミネラルが豊富に含まれる野菜であり、食べることで免疫力を向上させ風邪をひきにくくします。昔は今のように防寒対策がしっかりしていませんでした。そのため、カボチャを食べて風邪をひかないようにしていたわけです。
また、保存性が良いことも、理由の一つと考えられています。昔は冷蔵庫がないことから冷蔵保存が難しく、常温でも長期保存できる食材は限られていました。夏が旬の野菜を冬に食べるのも、保存性が良く冬まで保存ができたからといえるでしょう。
栄養が豊富で保存性が良いことから、冬至に食べられていたのです。

「ん」がつく食べ物を食べる

カボチャ以外にも、冬至には「ん」つくものが食べられています。「にんじん」「れんこん」「うどん」などが該当し、今でもカボチャと一緒に食べられています。
「ん」がつくものを食べる理由は、縁起担ぎをするためです。「ん」とは「運」のことであり、運を盛る(運盛り)ことで、不吉な日に対する縁起を担いでいます。
ちなみに、カボチャは「なんきん」とも呼ばれており、「ん(運)」が二つも入っています。そのことから、カボチャは縁起担ぎの面でも、優秀な食べ物だといえるでしょう。

冬至粥を食べる

冬至には、冬至粥も食べます。小豆を入れて炊いたおかゆであり、一般的に小豆粥のことを指します。
昔から、小豆には厄祓いの効果があると考えられてきました。魔除けの赤色(朱色)や縁起の良いジャラジャラとした音によって、悪鬼や病魔を退いていたわけです。陰の気が強くなる冬至の日でも、縁起の良い冬至粥を食べれば安心できます。
また、小豆も栄養価が高い食材です。ミネラルやポリフェノールなどが豊富に含まれており、丈夫な体を作ることで風邪をひきにくくします。
カボチャや「ん」がつく食べ物と同様に、小豆(冬至粥)も、冬至に欠かせない食べ物といえます。

柚子湯につかる

柚子湯も、冬至における定番の風習です。入浴が広まりだした江戸時代から、柚子湯は行われるようになりました。
明確な理由は不明とされていますが、「香りの強い柚子によって厄を祓う」といった説や、「柚子と冬至を、融通と湯治にかけている」といった説が挙げられています。
また、柚子にはビタミンCが豊富に含まれており、入浴によって血行促進効果が期待できます。血行が促進されれば体は温まり、免疫力も向上するでしょう。
ほかにも、代謝が促進されることであかぎれやひび割れの改善につながるなど、柚子による効果は、寒い冬至の日にピッタリといえます。

海外の冬至の過ごし方

海外にも、冬至における風習があります。海外ではどのような過ごし方がされているのでしょうか?

中国の冬至

中国では、家族そろって、餃子や湯円(白玉団子のスイーツ)が食べられています。
二十四節気は中国発祥の考えであり、「十月一、冬至到、家家戸戸吃水餃。「(十一月の冬至はみんなで水餃子を食べる)」といった諺もあるほど、冬至の過ごし方は重要視されています。
また、地域によっては「冬至は新年のごとし」といった考えもあるようで、数日使って盛大に祝うこともあるようです。

韓国の冬至

韓国では、小豆粥が食べられています。日本の小豆粥とは少し異なり、小豆を炊いた汁を使って粥を作るのです。見た目のイメージとしては、日本のぜんざいに似ています。
また、米以外にも、もち米団子も入れます。歳の数だけ食べることで、1年を無事に過ごせるといわれています。
ほかにも、「蛇」と書いた紙を逆さにして壁や柱に貼ることで悪鬼の侵入を防ぐなど、日本や中国とはまた違った風習があるようです。

イギリス(北欧)の冬至

イギリスでは、冬至に該当する時期に、ユールと呼ばれる祭りが開催されます。豊穣を目的とした祭りであり、豚肉やビールなどを食べて飲むことで冬至を過ごします。
また、近年ではクリスマスへ向けたお祝いといった見方もされているようです。
ユールの時期は太陽が昇らない極夜となりますが、日本のように静かに過ごすのではなく、太陽の復活を祝うことで、不吉な日を乗り越えています。

まとめ

日本では、冬至の際に古くからカボチャや小豆粥などが食べられてきました。冬至は最も夜が長い日でもあり、不吉とされていたことから縁起を担いでいたのです。
また、栄養価の高いカボチャや小豆などを食べることで、厳しい冬にも備えます。昔は、今のような医療技術は発達しておらず、風邪を治すのも一苦労でした。寒さも相まって、風邪をひいたらそのまま亡くなってしまう人も少なくはなかったでしょう。
そのような状態であることから、冬至にカボチャや小豆などを食べることは、生きるために必要なことだったのかもしれません。
今でも、風邪をひかないよう、体を温め栄養を取ることはとても大切です。寒い冬を乗り切るため、ぜひ紹介した過ごし方を試してみてください。

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