グルテンフリーダイエットの効果とは？ダイエットのやり方も紹介

近年注目されているグルテンフリーダイエット。グルテンとは小麦に含まれる成分の一つであり、グルテン（小麦）を控えることでダイエットをします。
海外セレブも実施しているといった話もあり、日本でも試しに始める人も少なくありません。
グルテンフリーダイエットとはどのようなダイエット方法なのか。痩せる仕組みややり方などを紹介します。

グルテンフリーダイエットとは

グルテンフリーダイエットとは、グルテンを摂取しない食事方法のことです。グルテンは主に小麦に含まれる成分であり、グルテンフリーダイエットでは、パンやうどんといった小麦食品を食べないことでダイエットを目指します。
グルテンフリーは、元々セリアック病患者の食事療法として行われていました。セリアック病とは欧米でよく見られる病気であり、大まかに説明すると、グルテンに対するアレルギー症状のことです。グルテンを摂取することで免疫反応が異常をきたし、腹痛や炎症などの症状を引き起こします。
そんな食事療法と知られていたグルテンフリーですが、実施している人たちからは「肌の調子が良い」「むくみが解消された」などの報告が相次ぎ、美容目的で広まっていきます。体重も減ったことからダイエット目的としても注目され、新しいダイエット方法として知られるのです。

グルテンフリーダイエットのやり方

ダイエットのやり方は、ただグルテンの摂取を控えるだけです。グルテンは小麦に含まれるため、パンやうどんといった小麦製品を食べないようにします。
とはいえ、お菓子なども含め、小麦はたくさんの食品に使われており、完全に断つのは難しいです。
幸いなことに、セリアック病患者とは異なり、ダイエット目的なら多少食べてしまっても問題はありません。あまりグルテンに対して神経質にならず、分かる範囲で控えることがダイエットを成功させるポイントといえます。
また、近年は米粉を使った商品も数多く販売しています。米粉パンや米粉クッキーなどもありますので、我慢できない時には、そちらをいただいてください。

グルテンフリーによるダイエット効果

ダイエット効果が期待されるグルテンフリーですが、実は「なぜ痩せられるのか」は明確にされてはいません。糖質や脂質とは違いグルテンは太る要因ではないため、グルテンを抜いたからといって痩せる道理がないからです。

一応、可能性としては以下の理由などが考えられていますが、科学的な根拠は証明されていません。

● パンなどに含まれる糖質（砂糖）や脂質（バター）などを摂取しないため
● 米を主食にすることで噛む回数が増え、満足感を得られることで食事量を減らせる
● 炭水化物は運動エネルギーとなりやすく、米を食べることで代謝が向上し脂肪を燃焼させる
● 腸内環境が整うため、便秘やむくみが改善されスッキリして見える

人によってはダイエット効果が期待できない場合もありますので、あまりダイエット効果を過信しすぎないようにしてください。

グルテンフリーダイエットのデメリット

グルテンフリーダイエットのデメリットとして、食事に制限がかかりやすいことが挙げられます。「やり方」の項目でも触れましたが、小麦はたくさんの食品に使われており、制限することで食べられるものが激減してしまうのです。
また、それに伴い栄養バランスも乱れやすいです。食事が制限されることで、偏った食生活となります。特に、小麦に含まれるビタミンB・ミネラル・食物繊維が不足しがちです。
グルテンフリーダイエットをする際は、栄養バランスを特に意識するようにしてください。

グルテンフリーダイエットは自炊が必須

グルテンフリーダイエットでは、ほとんどの場合自炊が必須となります。外食や惣菜には基本的に小麦粉が使われており、グルテンフリーでの食事は難しいからです。インスタント麺や冷凍食品にも小麦粉が使われていることが多く、控えるためには自分で用意する必要があります。
とはいえ、グルテンフリーの食材も数多く存在します。近年はアレルギー表記がされており、グルテンフリーの食材を探すのも難しくはないです。グルテンフリーの食材や総菜を扱っているスーパーや通販サイトもありますので、ダイエットをする際はひいきにすると良いでしょう。

まとめ

グルテンフリーダイエットは、グルテン（小麦）を控えるダイエット方法です。グルテンを控えることで体調を整え、自然と痩せさせます。
ただ、痩せる原因は明確ではありません。可能性は考えられていますが「コレ」といった科学的証明がなく、実際に効果はあっても眉唾なダイエット方法だとされています。
そのため、グルテンフリーダイエットは個人差があります。基本的には痩せますが、効果がない場合もあることを知っておきましょう。
また、他の制限ダイエットと比較すると制限する範囲が広く、人によってはストレスを感じてしまうかもしれません。ストレスも肥満の原因となりますので、ストレスを感じない程度に制限を緩めることをおすすめします。
運動も一緒に行って、健康的なダイエットを目指してください。