乾燥肌を対策するには？肌が乾燥する原因には何があるの？

普段から乾燥対策はしていますか？肌が乾燥するとひび割れやかゆみなど肌トラブルが生じてしまいます。病気にもなりやすいことから、しっかりした乾燥対策が求められます。

乾燥対策には何をすれば良いのか。乾燥の原因と合わせて紹介します。

乾燥を防ぐ必要性

乾燥を防ぐ主な理由は、「肌のバリア機能を保つ」ためです。人の肌には角質層が存在し角質層には水分が蓄えられています。

本来なら、蓄えられた水分によって体外と体内を隔てていますが、水分がなくなることで隔てるものが無くなってしまいます、その結果、角質層の間から病原菌が侵入し、病気になりやすくなるわけです。

また、水分がなくなることで弾力性も低下します。肌が割れやすくなり、あかぎれやひび割れが生じやすくなるでしょう。肌の張りもなくなることで、老いも加速してしまうのです。

病気や老いを防ぐためにも、肌に潤いを足し、バリア機能を回復させる必要があります。

乾燥する主な原因

乾燥対策をする前に、まずは原因を知る必要があります。

室内の乾燥

一つ目は、室内が乾燥していることです。室内が乾燥していることで、肌の水分を蒸発させてしまいます。冬場には乾燥肌になりやすいのも、空気が乾燥して肌の水分を奪っているからです。

他にも、エアコンの風に長時間当たり続けることでも、肌は乾燥してしまいます。

生活習慣の乱れ

二つ目は、生活習慣の乱れによるものです。寝不足、栄養バランスの偏り、疲労など、人はストレスが溜まると自律神経が乱れてしまいます。

自律神経が乱れることで体内のホルモンバランスが乱れてしまい、肌のターンオーバーが上手くいかないことで、バリア機能が維持できなくなります。

紫外線

三つ目は、紫外線によるダメージです。紫外線は肌への影響が大きく、長時間当たり続けると、角質細胞を壊し水分を蒸発させてしまいます。

日焼けといえば日射しの強い夏が連想されますが、長時間直射日光を浴びれば、冬でも日焼けはします。

肌の乾燥を防ぐためには、夏だけではなく、年間を通した対策が必要です。

加齢

四つ目は、加齢によるものです。人は年を取ると潤い成分が減少する傾向があり、若いときよりも肌が乾燥しています。

また、新陳代謝の低下により肌のターンオーバーも減少しています。保湿する機能自体が低下しているため、潤いを逃さないための対策も必要です。

誤ったスキンケア

五つ目は、誤ったスキンケアを続けた理由です。肌をゴシゴシ擦ったり、刺激の強い成分をつかったりなど、誤ったスキンケアをすると肌にダメージを与え、角質層を壊してしまいます。

角質層で壊れることでも水分が蒸発してしまい、スキンケアをしていても乾燥肌になってしまうのです。

主な乾燥対策

肌の乾燥を防ぐための対策をいくつか紹介します。原因を踏まえつつ参考にしてください。

部屋の保湿をする

一つ目の対策は、部屋を保湿することです。加湿器を導入し、部屋の湿度を上げることで乾燥しにくくさせます。

他にも、洗濯物を干す、水の入ったコップを置く、霧吹きを使うなど、水気のあるものでも問題ありません。生花や観葉植物も、呼吸をするため部屋の湿度を上げます。

物理的に室内の湿度を上げ、肌の乾燥を防ぎましょう。

生活習慣を改善する

二つ目の対策は、生活習慣を改善することです。ストレスは乾燥肌の原因となりますので、ストレスを解消して乾燥肌対策をします。

十分な睡眠やバランスの取れた食事など、健康的な生活をして、心身の疲れを癒してください。

他にも、保湿効果のある食べ物も積極的に摂取します。抗酸化作用のあるビタミン、血行を良くし肌のターンオーバーを促進させるミネラル、コラーゲンを生成する脂質など、肌の乾燥を防ぐためには、様々な成分が必要です。

紫外線対策

三つ目の対策は、紫外線対策です。日焼け止めはもちろん、帽子やスカーフなどを身に着け、肌を直射日光から守ります。

室内にいる時でも、日差しが強い日にはレースカーテンを掛け、紫外線を抑制してください。

保湿ケアをする

四つ目の対策は、正しい保湿ケアをすることです。肌を拭く際は優しく、低刺激のクリームや保湿液を使うなど、スキンケアを行います。

特に、風呂上がりのケアはとても重要です。入浴後は潤っていますが、湯冷めすると共に蒸発していきます。潤いがそのまま残るよう、しっかりスキンケアをしましょう。

体を温める

五つ目の対策は、体を温めることです。体を温めることで血行が促進され、肌のターンオーバーを促すことで乾燥肌を改善させます。

ホットタオルやレッグウォーマーなどを着用して、体を温かく保ちましょう。

他にも、暖かい飲み物を飲んだり、運動したりなども効果的です。

暖房器具を変える

六つ目の対策は、暖房器具を変えることです。一般的な暖房器具といえばエアコンですが、エアコンは風が強く、肌を乾燥させてしまいます。

肌を乾燥させないためにも、ストーブやホットカーペットなど、乾燥しにくい物をを選びましょう。

もしくは、風の向きや強さを調整して、風が直接当たらないよう注意してください。

マスクによる乾燥対策

マスクの着用も、乾燥対策には効果的です。マスクをすることでマスク内が高温多湿状態となり、保湿効果が期待できます。

ただ、マスクによる保湿は、使い方を間違えると感想も促進させてしまいます。マスクを取る際に中に溜まった湿気が拡散され、同時に肌の水分を蒸発させてしまうからです。

ちなみに、マスクによる保湿効果と同じ原理で、保湿効果のある靴下やアームカバーなども販売しています。踵や腕が乾燥する人は、ぜひ着用してみてください。

保温性も高いため、冷え性の人におすすめです。

乾燥の原因を理解して乾燥対策を実施しよう

肌が乾燥する原因は、空気が乾燥しているだけではありません。他にも、ストレスや加齢といった内面的な原因や、紫外線や暖房器具といった外的要因も含まれます。乾燥対策をするためには、それらの原因についても理解しておくことが大切です。

乾燥肌は、美容はもちろん、健康にも良くありません。しっかり対策をして、美容と健康を意識してください。