賃貸住宅でもできる収納方法の工夫とは？収納テクニックの基本を紹介

収納場所が欲しくても、賃貸住宅だと簡単にはいきません。壁や床を傷つけるわけにはいかず、できることが限られてしまいます。新しく棚を入れるにしても、スペースがないと増やせません。

そんな時には、収納方法を工夫してみると良いです。収納のやり方を変えるだけで、新しい収納場所が増え、より多くのものが収納がきでます。

賃貸住宅でもできる収納テクニックには何があるのか。収納方法を紹介します。

賃貸でもできる収納方法

賃貸住宅でも、工夫次第で収納スペースを増やすことが可能です。収納のコツは「発想の転換」であり、工夫や使い方次第で、新しく物が収納できます。

空きスペースを活用する

収納の基本は、空きスペースを有効活用することです。棚に挟まれたデッドスペース、ベッドやソファーの下、棚の上など、見渡せば収納スペースはそこかしこにあります。

ベッド下にはキャスター付きの籠を入れて引出しにしたり、四隅のデッドスペースには縦長の筒を置いて長物を入れたりなど、空きスペースに合わせて、物を入れて行きましょう。

特に多いのが、クローゼットの下の部分です。服がいっぱいだと他が入らないように思えますが、よく見れば、足元のスペースが空いてるのが分かります。クリアケースを入れておけば、足元のスペースも無駄なく収納できます。

収納は、発想の転換です。どんな隙間でも「ここには置けない」と思わず、置ける物や収納グッズなどを探してみてください。

突っ張り棒で新しい棚を作る

上の空間を有効活用する際には、突っ張り棒を使うと良いです。

突っ張り棒とは、家具と天井の間に入れ、突っ張ることで家具を固定する商品のことです。本来はm地震が起きた際に家具が倒れないようにする防災グッズなのですが、横向きに壁と壁に突っ張ることで、物を置けるようにします。

クローゼットや洗面台の上の部分など、何もないため本来なら何も置くことはできません。ですが、突っ張り棒で棚を作れば、空中のスペースを有効活用できます。

ただ、突っ張り棒の棚は耐久性に多少の難があります。突っ張り棒は、あくまでも縦からに対する衝撃を想定した物であり、横からくる衝撃は想定外です。主な素材はプラスチックなこともあり、重いものを乗せる折れてしまいます。

もちろん、耐震用グッズである、ある程度の強度は信用できますが、それも限界があります。

突っ張り棒の棚に置く物は、なるべく「軽いけどかさばる物」にしてください。

また、近年では突っ張り棒に棚やフックが付属した、突っ張り式ウォールラックなども販売されています。突っ張るため天井や床を傷つけないため、賃貸住宅におすすめの収納アイテムです。

引き出しや棚に仕切りを入れる

小物が多い場合は、引き出しに仕切りをつけて収納をしましょう。

小物を収納すると引き出しの中にスペースが空きますが、仕切りを入れることで別の小物を入れられます。

また、ファイルボックスを並べて、フライパンを収納する方法もあります、フライパンを立てることで空中のスペースを活用し、重ねないことで取り出しやすくもなります。

他にも、大きな棚に小さい収納棚を入れれば、スペースの有効活用ができます。スライド式なら奥に入れた物も取りやすいです。

物を吊るして収納する収納する

テーブルに置けない物は、吊るして収納しましょう。空中のスペースを活用することで、物が置けない問題を解決できます。

バッグや帽子はもちろん、洗面所なら洗顔チューブや歯ブラシ、台所ならフライ返しやスポンジ等を吊るすことで、テーブルの上がスッキリします。

少々見た目の圧迫感はありますが、すぐ手に取れるため、利便性の面でもおすすめです。

フックを取り付ける場所がないなら、突っ張り棒や有孔ボードを取り付けてから吊るすと良いでしょう。

また、工夫とスペース次第では、大型の物を吊るすことも可能です。SNSでは、自転車やサーフボードなどを吊るして保管する人もいます。

使いやすさとレイアウトを考慮しながら、吊るす場所を考慮してみてください。

四角いボトルの形状を統一する

調味料などは、四角いボトルに統一するとたくさん収納できます。丸いボトル同士だと、収納場所に隙間ができてしまいますが、四角いボトルにすれば、隙間ができる心配がありません。より詰めて収納ができ、同じ内容物でも収納スペースが確保できます。

四角いボトルは、100均でも購入できますので、必要数に合わせて揃えましょう。見た目的にも、統一感があってスッキリします。

ただ、ボトルを統一すると、何が入っているのか一目で分かりにくいです。間違えないためにも、ネームシールなどを使って分かるようにしてください。

また、劇的なスペースの確保も期待できません。あくまでも、効率よく整頓しなおすだけですので、スペースの確保にも限界があります。

「ボトルが一本だけ入らない」時など、あと少し収納スペースを確保したい時におすすめです。

キャスター付きワゴンを活用する

部屋の空間を活用するなら、キャスター付きのワゴンを使用する方法もあります。キャスター付きなため、邪魔になる際は移動させることが可能です。

また、普段はキッチンに置いておき、キッチンを使う際は居間に移動するといったように、使わない居住空間の有効活用もできるでしょう。

欠点としては、ある程度スペースが必要なことです。移動させられるといっても、移動スペースがなければ、ただの棚と同じようになります。

ワゴンを移動させるためにも、移動の銅線をしっかり確保してください。

収納場所はカーテンで隠すのがおすすめ

隙間なく収納すると、隙間が無いため圧迫感が感じられます。収納はされていますが、ゴチャゴチャした印象も感じられ、部屋の雰囲気的にあまり良いものではありません。

そのような場合は、収納場所をカーテンや布で隠すと良いです。隠すことでスッキリし、圧迫感を感じさせません。

また、カーテンがあれば、埃などの汚れから収納品を守ることもできます。見た目の改善だけではなく、掃除も楽になるでしょう。

布をかける場所が無ければ、突っ張り棒とフックを使って、急ごしらえのカーテンレールを作ることができます。

収納場所がむき出しになるようなら、カーテンを使って見た目をスッキリさせてください。

空間を上手く使って収納上手になろう

収納は発想の転換であり、「もう置くことができない」と思っても、空間を把握することで意外と置くことができます。

特に、空中をどう見るのかによって、収納性は大きく変わります。単純に、空中にも物が置けるなら、従来の2倍や3倍、物が置けるといっても過言ではありません。

「空中には物が置けない」といった固定概念を捨てて、「空中にも物を置くにはどうすればいいか」を考えてみると良いでしょう。

紹介した方法以外にも、様々な収納テクニックが存在します。いろいろな方法を試してみて、家の改造に頼らない収納テクニックを身につけましょう。