音楽を部屋で楽しむ場合に配慮しなければならないこととは？

コロナの影響で家で過ごす時間以前より多くなると、気分転換に音楽をかけて部屋で楽しむことをしたい人もいるでしょう。

音楽を部屋で楽しむ際に問題になるのが、ご近所に騒音と思われないか心配です。今回は音楽を部屋できくときに配慮すべき点を、音の大きさから騒音リスクを避けるスピーカーのコツなど含めて解説していきます。

住宅で音楽をかけることが許される範囲は

気分を盛り上げるために音楽を部屋で楽しむときは、なるべくならボリュームを上げてききたいかもしれません。防音室ならともかく普通の住宅では大音量は騒音になるので、基準となる音の大きさが設定されています。音のボリュームとかける時間帯について、許される範囲はどの程度なのか覚えておきましょう。

目安となる音楽の大きさ

人が住んでいる地域に関して東京都の場合だと、昼夜それぞれで音の大きさに設定基準があります。人が活動する朝の6時から夜の10時までは55デシベル以下で、人が寝静まる夜の10時以降から朝の6時までは45デシベル以下が許される範囲の大きさです。

人が普段するおしゃべりの音の大きさで50～61デシベルとなるため、音楽を部屋で楽しむ場合の大きさはやや小さめの音量にしなければなりません。大きな音できくことが好きな人には残念ですが、ご近所に迷惑のかからないボリュームにしてください。

かけても問題のない時間帯

部屋の中で音楽をかけるときは平日の際は朝9時以降から夜の8時台まで、休日は午前12時以降から夜の8時台までが常識範囲内でおすすめです。

平日は朝の9時前だとまだ寝ている人や朝の準備で忙しい人もいますし、夜だと多少静かなので夜9時あたりに音を出すと目立ちやすくなります。休日はいつもより寝坊して遅く起きる人も多いので、午前くらいからかけた方が迷惑にならないでしょう。

音楽を部屋で楽しむ際はスピーカーを工夫する

音楽をかけるボリュームを抑えながらも部屋で楽しむには、使うスピーカーを機能が優れた物にするなど工夫してみることです。性能が良い作りのスピーカーなら音がよく通るので、小さな音量でかけてもしっかりときこえます。

性能抜群のタイプを選ぶ

性能が良いスピーカーには音質を高める機能や、低音でもきき取りやすくする機能が搭載されています。性能抜群の高品質なスピーカーになるとコンパクトタイプが多く、一人暮らしの人でも利用しやすいです。

良い製品になると値段も高めになってしまいますが、小さな音でも快適に音楽を部屋で楽しむサポートをしてくれます。

スマホ連携可能だと尚可

高性能なスピーカーの中にはメーカーによって、スマホと機能を連携できるタイプもあります。連携が可能になると曲の転送などもできるので、スピーカーがより活用しやすくなります。

スピーカー選びの項目の中に、スマホと連携可能なタイプであることも含めてはいかがでしょう。

音楽の音量削減できるスピーカーの置き方

スピーカーは置き方によって音量の削減ができる上に、音楽のきき取りやすさも上がるメリットがあります。効率よく音楽を部屋で楽しむために、置き方も一工夫してみましょう。

ぴったり壁にくっつけない

スピーカーは壁にぴったりつけないである程度の距離を離して置く方が、音楽をかけた際の通りが良くなります。壁に接近した状態だと集合住宅の場合は隣の家に響きますし、音がはっきりきこえないです。

できるのであればスピーカーは壁から30㎝以上離すと、音楽が良い状態で伝わりやすいです。

置く台は重い物にすること

スピーカーを置く台は衝撃を受けても簡単には動かないような、重さがあるしっかりとした物にしましょう。軽くてすぐ動いてしまう台に置けば、音が揺れてよくきこえません。

重い台の方がスピーカーが落ちるリスクも少なく、安全の面でも最適といえます。

正三角形になる位置にする

スピーカーは左右1個ずつでワンセットの物が主ですが、左右のスピーカーと自分の位置バランスが正三角形になると良いです。自分の方に流れてくる音楽を、立体的に感じられるようになります。

顔と合う高さにして調整する

スピーカーの高さと自分の顔の高さが同じになるように合わせると、音楽が際立って耳に入りやすくなります。顔は音をきくときの位置で考え、同じ高さが難しい際は5㎝ほど低めにしても構いません。

高さの調整にはスピーカー用のスタンドか、重さの安定性を重視したい場合はレンガやブロックを積んで丁度良くしましょう。

まとめ

音楽があるとないとでは気分の状態が違うので、まだステイホームが必要な現在では音楽の働きを活用したくなります。

音楽を部屋で楽しむときの不安要素である騒音は、今回解説した内容を配慮すればクリアが可能な問題です。音を少なくしても音楽がよくきこえるスピーカーの工夫を実践して、自宅で好きな音楽をきいてみましょう。

周りへの配慮もしながら許される範囲の音をかけ、音楽を部屋で楽しくきいて過ごしてみてください。