読書を始めるなら?初心者におすすめな作品6選

リモートワークの導入により、近年、自宅にこもる時間は増えてきています。時間の余裕もあることから、読書を始める人も珍しくはありません。

ですが、いざ読もうにも、どの本を読もうか迷ってしまいます。普段読書に慣れていない人にとっては、できるだけ簡単な本の方から始めたいです。

いくら評判の良い本であっても、途中で飽きたり寝てしまうようでは意味がありません。

読みやすく分かりやすい、初心者におすすめの本を紹介します。

初心者におすすめの作品6選

読書初心者が本を選ぶ際は、「読みやすさ」「映像のしやすさ」「面白さ」を吟味してみてください。

● 読みやすさ:文字数が少ない、表現が分かりやすい
● 映像のしやすさ:世界観やキャラクターが、イメージしやすい
● 面白さ:先が気になり読みたくなる

以上3点を踏まえ、初心者におすすめできる作品を紹介します。

十二人の死にたい子どもたち:沖方丁

2019年に映画化もされたミステリー小説です。映画化のほかにも、漫画化がされています。

様々な事情を持った12人の子供たちが、自殺をするため集まった廃病院で、13人目の死体を発見することから物語は始まります。そして、13人目の謎を解明するため、12人の子供たちは自殺を一時中断し、討議することに決めるのです。

長編ミステリー作品ではありますが、どちらかといえばキャラクターの心情や背景に力を入れており、ヒューマンドラマがメインとなります。子供ならではの葛藤も感じられ、子供への接し方が考えさせられます。

また、各個人の回想はあるものの、登場人数と舞台はほとんど変わらず、場面がイメージしやすいのも特徴です。少し邪道ではありますが、先に映画や漫画を見ておくことで、物語全体を想像しやすくなるでしょう。

13人目の正体はもちろん、最終的には主催者の本当の目的も明かされます。探偵が活躍する推理物とは少し違う、不思議なミステリー作品です。

あらすじ

様々な事情から、廃病院に自殺しに集まる12人の子供たち。しかし、会場となる地下室では、なぜか13人目の子供が亡くなっていた。このままでは、自殺した後に殺人犯にされると考えた子供たちは、真相を究明するまで、一時自殺を中止することにする。果たして、13人目の正体は誰なのか、なぜ会場となる廃病院にいるのか。自殺の再開させるため、子供たちは議論でもって解明することになる。

そして五人がいなくなる:はやみねかおる

初版は1994年と古いものの、ファンの多い作品です。過去には、ドラマ化や漫画化、別書籍でも複数回発売されています。

主人公である3つ子の少女たちが、名探偵である夢水清志郎と共に事件や謎を解決するシリーズものであり、その第一作目となります。

本シリーズは「読書嫌いの子供に向けた」作品であり、対象年齢も小学生と、分類は児童書籍となっています。ですが、しっかりしたトリックが練られており、大人でも楽しめるのが特徴です。

また、子供向けな作品なだけあって、殺人や暴力といったキツイ表現はほとんどありません。シリーズによっては暗い内容もありますが、基本は「みんなが幸せに」なるよう明るいシナリオとなっています。

子供目線と大人目線では、感想や考え方が変わるともいわれており、児童書籍ながら奥の深い作品です。

あらすじ

3つ子である亜衣・真衣・美衣の家の隣に、「名探偵」と名乗る怪しい人物が引っ越してきた。話してみると、変人ではあるものの名探偵であることは間違いないようであり、興味がてら3姉妹は名探偵を懇意にしていく。そんな中、誘拐事件の予告状が世間を騒がし、3姉妹と名探偵は事件解決に関わっていくことになる。

君の膵臓を食べたい:住野よる

2017年に実写化、2018年にはアニメ映画化もされた人気の恋愛小説です。「君の膵臓を食べたい」と狂気的なタイトルではあるものの、実際は、幼いころに膵臓の病入院していた「彼女」との甘く切ない青春物語です。

物語の大筋は、主人公が彼女の「共病文庫」を拾うことから始まり、膵臓の病気により余命僅かである彼女の望みを叶えながら、日常を過ごしていきます。青春劇としての甘酸っぱさはもちろん、余命が過ぎていく様子を読んでいくのは、やりきれない思いに包まれるでしょう。

また、本作の主人公は「僕」であり、終盤になるまで本名は分かりません。「僕」と表現する理由は主人公の内面的な性格によるものと考えられますが、固有名詞でないことで読者が自己投影しやすく、主人公を自分目線で感じることができます。

フィクション作品ではあるものの、実話のようなストーリーは想像もしやすく、青春時代を思い出させます。丁寧な描写は感情移入もしやすく、最後は涙なくしては語れません。

あらすじ

主人公である「僕」は、訪れた病院で偶然、クラスメイトの山内桜良がつづる「共病文庫」を拾うこととなる。共病文庫には、彼女が膵臓の病気で余命僅かなことや死ぬまでにやりたいことなどが書かれており、偶然ではあるものの秘密を知った者として、彼女の願いに付き合うことになるのだった。

夜は短し歩けよ乙女:森見登美彦

山本周五郎賞や直木賞など数々の賞を受賞し、累計売上本数130万本を超える人気恋愛小説です。他に、アニメ映画化もされています。

大学生の男性「先輩」と、その後輩の女性である「黒髪の乙女」が交互に語り口となる構成であり、それぞれの視点から楽しめるのが特徴になります。

また、ただの青春劇では終わらず、ファンタジー要素も過分に含まれます。劇をしているかのような特殊な言い回しも数多く使用され、まるで夢の中の一幕のような気もしてくるほどです。

甘酢っぽさと共に笑える部分もあり、2人の関係は最後まで見ていて飽きません。特殊な言い回しも、意外とすんなり読めてしまいます。

ただ、物語の舞台が少々特殊であり、交互に語る構成であることも相まって、読書慣れしていない人には分かりにくいかもしれません。

分かりにくい部分は深く考えず、2人の物語を楽しむと良いでしょう。

あらすじ

後輩である「黒髪の乙女」に恋する「先輩」は、彼女の注意を引くため「ナカメ作戦」を決行する。しかし、作戦は上手くいかず、中々二人の仲は進展しないのだった。そうこうしているうちに、個性的な友人や珍事件にも遭遇するようになり、恋の行方はさらに不明確になっていく。はたして、「先輩」は「黒髪の乙女」の心を射止めることができるのか?

十五少年漂流記:ジュール・ヴェルヌ

1888年に発売された、少年向けの冒険小説です。作品自体は古いものの、アニメ、ドラマ、舞台、映画など様々な形でメディア展開し、かなりの有名作品となります。

大まかな内容は、15人の子供たちによる無人島探索記であり、新しいものを発見するワクワクやドキドキを終始楽しませてくれます。境遇としては遭難して絶体絶命のピンチなのですが、そのような悲壮な雰囲気はあまり感じさせません。

時には「危ない」と感じさせるスリルもありますが、子供たちの知恵と勇気で乗り越える様子は、思わず「頑張れ」と応援したくなります。

外国の非日常的な話であることで少々話が分かりにくい部分もありますが、漫画やゲームのような、勢いのある冒険ファンタジーが楽しめるでしょう。

あらすじ

主人公たちが通う寄宿舎学校では、夏休みに入ったことで100名余りの子供たちと共にニュージーランド沿岸一周の旅に出かけることとなった、しかし、14歳の少年ゴードンを筆頭に、14人の子供たちは出向を待ちきれず、全員夜の間に船に忍び込むことに。ところが、船はアクシデントで流され、水夫見習いの少年も合わせて、大人たち不在のまま出向してしまう。船がたどり着いた場所は無人島。15人の子供たちは生き残るため、無人島での生活を余儀なくされるのだった。

ハリーポッターと賢者の石:J.K. Rowling

2001年に映画化されたファンタジー小説。社会現象にもなり、読書家でない人でも知っている人は多いです。原作はイギリス出版ではありますが、日本語訳が販売されています。

主人公であるポッターが魔法の勉強をする傍ら、魔法世界の問題に関わっていくシリーズの第1作目となります。

舞台は魔法学院であり、登場人物もほとんどが魔法使いです。そのため、作品では数多くの魔法やファンタジー生物が登場します。魔法学院での生活が主軸としており「実際に魔法があったなら」と思い楽しませてくれるでしょう。

また、魔法を使ったスポーツやバトルもあり、文章でありながらも迫力と勢いが感じられます。

新しい魔法が登場するたびにワクワクし、展開が進むごとにドキドキさせる。幼いころからの夢を、そのまま具現化させたかのような作品です。

あらすじ

両親を亡くし、意地悪な叔父・叔母に育てられていたポッターのもとに、ある日、魔法学校からの招待状が届く。何かを知る叔父・叔母はポッターに招待状を見せないようにしていたが、毎日招待状が届くうえ、最終的には迎えが訪ねてくることに。話を聞くと、ポッターは高名な魔法使い夫婦の子供であり、特別な生い立ちであることが知らされる。ポッターは魔法学園に入学することを決意し、学園生活を過ごす傍ら、魔法学校の秘密を解き明かしていく。

読書を始めるなら気になる作品を選ぶこと

読書を始めるきっかけは、「タイトルやあらすじに興味を持つ」ことです。いくら評判の良い作品だったとしても、自分が心惹かれなければ読んでいても楽しくはないでしょう。

読みやすさや分かりやすさ、さらには知名度でいえば国語の教科書に載るような児童書籍が一番ですが、果たして、それは読んでいて夢中になれるでしょうか?多少難しくても、興味がある作品の方が続きが気になり、飽きることなく読み続けることができます。

紹介した作品はあくまでも一部であり、他にも数多くの作品があります。近年ではライトノベルも多数発売されており、漫画のように楽しむこともできます。

読書を「楽しい」と思えるよう、自分が面白そうな作品を探してみてください。

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