星座占いはいつからあるの?占いの成り立ちと現在との違い

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今日の運勢が分かる星座占い。テレビや新聞などでも紹介されており、誰もが知る占いの一つです。出勤や通学前に確認しながら、一喜一憂してる人も少なくはないでしょう。

そんな星座占いですが、成り立ちは約4500年前にあるのを知っていますか?プロト占星術と呼ばれる古代の占いを起源としており、現在の星座占いになるまでに長い歴史があるのです。

星座占いはどのように現代日本に伝わってきたのか。古代占星術と合わせて成り立ちを紹介します。

星座占いの成り立ち

日本でも、広く知られる星座占いですが、起源は西洋占星学から来ています。

発祥は、約4500年前である紀元前23世紀ごろ。メソポタミア文明のころから存在すると言われています。元々は、季節や時間によって変化する星々の様子から、作物の育成や収穫などを知る方法として使われてきましたが、次第に占いも行われるようになっていきます。主に王族や特権階級の人たちが占いを活用し、政治や軍事などの方針にしていたわけです。

当時の占いは、現代では「プロト占星術」と呼ばれており、世界最古の占いの一つといわれています。また、当時の記録によると、星だけではなく、雲の流れや月食、動物の行動や木々の成長など、あらゆる自然現象が予兆であり、その結果によって基づいて占いをしていたようです。過去の出来事から照らし合わせることもあるようで、スピリチュアルな面だけではなく、学術的(天文学)な面もあったと言えるでしょう。

そんなプロト占星術ですが、戦争や移民などによって、広まっていきます。そして、アレキサンダー大王がギリシャ統一をした際、すでに伝わっていた占星術を元に、新しく「ヘレニズム占星術」を発展させ、現在でも使われている占星術の原型となりました。

日本への渡来

日本に占星術が伝わってきたのは、西暦806年ごろ。真言宗の開祖となる前の空海が、中国(当時は唐)から、両部大曼荼羅や経典などを持ち帰った中に、占星術がありました。また、宮内庁・書陵部保存の「続・群書類従」によると、西暦1112年(平安時代)生まれの
ホロスコープ(占星術における個人の天体配置図)が記録されており、占星術が日本に根付いていくことがわかります。

その後、しばらくは占星術は普及し続けますが、西暦1440年ごろに西洋占星術は一旦消失。そして、1914年に天文学者の「隈本有尚」が執筆する「天文による運勢予想術」によって、占星術は再び日を浴びるようになります。

1960年ごろになると、日本では占いブームが広がります。その中の一つとして、占星術や占星術の一部を簡略化した星座占いも広まり、現在まで続いているのです。

テレビで紹介する星座占い

1960年代の占いブームの時期では、様々なメディアが星座占いを取り上げました。テレビで紹介される「今日の運勢は?」もその一つで、生活の一部として浸透していくのです。ブームがあったのもありますが、何より誕生日(星座)が分かれば占える簡易さが、馴染みやすく普及した理由とも言えるでしょう。

近年では、ブームが過ぎ去ったことで占いコーナーは減少気味ではありますが、それでも星座占いを扱っているメディアはいくつもあります。星座占いは、誰もが目にすることの多い占いであり、最も身近な占いの一つなのです。

星座占いに黄道12星座が使われる理由

なぜ星座占いに黄道12星座が使われるのかというと、西洋占星術で使用されるからです。

一般的な西洋占星術では、まずホロスコープを作ることから始めます。「太陽」「月」「水星」「金星」「火星」「木星」「土星」「天王星」「海王星」「冥王星」の計10星座をそれぞれ配置していくのですが、その際、星の配置を示す座標として使われるのが黄道12星座になります。

黄道とは太陽の通り道であり、その導線にある黄道12星座は、見つけやすく指標にしやすいと言えます。そのことから、西洋占星術ではたびたび黄道12星座が使われているのです。

星座占いは西洋占星術を簡略化した占いです。西洋占星術で使用されていた黄道12星座をそのまま使用しているため、星座占いでは黄道12星座が使われています。

黄道12星座の成り立ち

星座は、約5000年前にメソポタミア地方に住む羊飼いたちによって作られたと言われています。夜番をしていた際、暇つぶしがてら星をつなげて星座を作っていたのが始まりです。

そして、約500年後(約4500年前)、占星術が行われるようになると、時間や季節の判断(占い)をするために、基準となる星座が作られました。これが、後の黄道12星座の原型となります。

ただ、星座には名前がついてはおらず、正式に星座の名前が登場するのは、それから約500年後(約4000年前)になります。また、当時は12星座ではなく、「射手座」「蟹座」「天秤座」を除く9星座だったと、約3800年前の記録には残っているそうです。

その後も、星座は増え続け、「射手座」「蟹座」「天秤座」だけではなく、「鷲座」「大犬座」「冠座」などの星座が作られ、紀元前3世紀ごろ(約2400年前)の天文学書によると、黄道12星座と合わせ、計44星座が作られました。

黄道12星座は占星術が生まれてからしばらく経った後に作られ、占星術の基準として紀元前ごろから存在していたのです。

星座占いは約4500年前から始まった

近年どこでも見かける星座占いですが、その歴史は約4500年前のプロト占星術から始まりました。当時の占星術とはかなり変わってきているものの、星(黄道12星座)を参考にする部分は同じで、歴史は続いている事がわかります。

星座占いに関わらず、星座には昔から様々な歴史があります。ギリシャ神話では星座ごとに神々が存在しており、黄道12星座をキャラクター(神)とした物語も存在しています。

星座占いの成り立ちは、占星術、さらには星々や月などにまつわる話の一端でしかありません。占いに興味を持つだけではなく、その成り立ちや出来事にもぜひ興味を持ってみてください。

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