朝起きられないのには理由がある？夜更かし以外の起きられない理由を紹介

「自分は朝起きるのが苦手」と思ってはいませんか？十分な睡眠をとっているはずなのに、朝は辛くて起きられないといった人も少なくはないでしょう。

そのような人は、もしかしたら睡眠に問題があるかもしれません。睡眠障害があることで、睡眠の質を下げてしまっています。

朝起きられない理由にはどのような可能性があるのか？睡眠の質を上げる方法についても紹介します。

朝起きられない主な可能性

朝怒られない原因は、必ずしも寝不足が原因とは限りません。十分に睡眠時間を取っていても、朝起きられないこともあります。

朝起きられない理由には、以下のような可能性が挙げられます。

睡眠に問題がある

睡眠に問題があると、朝起きるのが辛くなります。単純に睡眠時間が足りていないだけではなく、睡眠の質が悪いことで熟睡できず、朝が起きられなくなるのです。

代表的な疾患として、睡眠時無呼吸症候群が挙げられます。睡眠時に呼吸が止まる疾患であり、十分に酸素を取り込めていないことで脳が疲労し、睡眠の質が浅くなるのです。

また、最近はブルーライトによる影響も大きいです。ブルーライトはスマートフォンやパソコンなどのデジタル画面が発する光であり、脳を活性化させる作用があります。寝る前に見ることで脳が活性化されてしまい、眠りが浅くなってしまうでしょう。

他にも、部屋が寒い、明るすぎる、うるさいなど、睡眠を阻害する要素はいろいろあります。それらの影響によって睡眠の質が浅くなり、朝起きられなくなるわけです。

生活習慣に問題がある

生活習慣も、睡眠に影響を与えます。寝る時間や体調が悪いと朝起きるの辛いといったように、朝起きるためには生活習慣を意識することも大切です。

代表的な疾患として、概日リズム睡眠障害が挙げられます。体内時計にズレが生じる疾患であり、実際の時間とのズレによって、朝をまだ寝る時間と勘違いして起きられなくなります。

旅行帰り（時差ボケ）や交代勤務があると、時間のズレが生じて概日リズム睡眠障害となりやすいです。

他にも、毎日の睡眠時間がバラバラなことで、24時間の感覚が狂ってしまうこともあります。

また、たばこやアルコールが原因の場合おあります。どちらも脳を覚醒させる作用があり、眠りの質を下げてしまうでしょう。

精神に問題がある

精神的ストレスも、朝起きられない原因の一つです。緊張や不安によって眠れなくなることで、朝起きられなくなります。

代表的な疾患として、うつ病が挙げられます。自律神経に乱れが生じることで睡眠や覚醒のリズムを調整するセロトニンやメラトニンの分泌が減少し、目覚めが悪くなるのです。

ほかにも、不安があると気になって熟睡できないといったように、精神による睡眠への影響は意外と大きいです。

血圧に問題がある

血圧が低いと、朝起きるのが辛くなります。血圧が低いことで脳への血流量が減ってしまい、めまいや立ち眩みなどの不調を感じるからです。

代表的な疾患として、起立性調節障害が挙げられます。自律神経お乱れが原因の疾患であり、血圧の制御がうまくいかないことで、血圧が下がってしまいます。

ほかにも、糖尿病や副腎不全などの病気を持っている人は、血圧が低くなりがちです。心当たりのある人は、一度病院で検査した方がいいでしょう。

朝起きやすくするためには

目覚ましを使えば朝起きれると思いますが、それでも朝が辛いと二度寝してしまうかもしれません。

朝をきっちり起きられるようにするためにも、以下のことを意識してみてください。

夜更かしをしない

睡眠時間を確保するため、夜更かしは控えてください。夜更かしが過ぎれば寝る時間が減ってしまい、朝起きるのが辛くなってしまいます。

体内時計もズレてしまい、夜更かしするのが当たり前になってしまうでしょう。

22時ごろを目安に、24時までには就寝すると良いです。

寝る前にスマートフォンやパソコンを見ない

就寝前に、スマートフォンやパソコンを見ないようにしてください。ブルーライトによって脳が活性化され、眠りが浅くなってしまいます。

脳を休ませる準備をするためにも、就寝前1時間〜2時間程度には、本を読むなどしてデジタル端末を使うのを控えてください。

寝る時間を決める

毎日、決まった時間に寝るようにしてください。毎日就寝時間が変わると、体内時計にズレが生じ、規則正しく起きられなくなります。

眠くなかったとしても、布団に入って寝る習慣を身につけましょう。

適度な運動をする

普段から適度な運動を心がけてください。体が疲れることで、入眠しやすくなります。

また、運動はストレス発散にもなります。心身をすっきりさせることで、熟睡できるようになるでしょう。

ストレッチをするだけでも、体がほぐれて気持ちよく眠れます。

ただ、激しい運動をすると、逆に目が覚めてしまいます。そのため、就寝前の激しい運動は控えてください。

体を温める

体を温めることでも、睡眠の質は向上します。体を休めることで副交感神経が優位となり、リラックスすることで熟睡できるようになるからです。

就寝雨には温かい飲み物を飲んで、体を温めてから寝てみてください。

ただ、熱すぎると逆効果です。体を動かす交感神経が優位となり、目が覚めてしまいます。
就寝前に入浴する人は、温度をぬるめにして入浴をしましょう。

朝起きたら日光を浴びる

朝起きたら、日光を浴びることも大切です。日光を浴びることで体内時計がリセットされ、翌日も同じように起きられるようになります。

また、日光を浴びることで、脳内物質であるセロトニンが分泌されます。セロトニンには生体リズムを整え心身をリラックスさせる作用があり、朝の目覚めを良くしてくれるでしょう。

まとめ

朝起きられない理由は、十分な睡眠ができていないからです。睡眠の質が低くなっていることで、朝になっても睡眠を求めてしまっています。

朝をすっきりと起きるためには、寝るための環境を整え、睡眠の質を高める必要があるでしょう。

ほかにも、生活習慣や日々のストレスが原因の可能性もあります。適度な運動やバランスの良い食事を心がけ、熟睡できる体を作ってみてください。

iそれでも朝が起きられない場合は、何かしらの病気がある可能性があります。心療内科も含め、一度検診を受けることをおすすめします。