冬に悩むブーツの消臭方法は？ブーツが臭うそもそもの原因も紹介

冬になると、ブーツを履く人が増えてきます。足首や太ももまでしっかりカバーしてくれるため、寒い日でも足がポカポカです。最近は見た目が可愛いブーツも多く、ファッション目的で履く人も多くいます。
ですが、気になるのはブーツの臭いです。蒸れたブーツの臭いは強烈で、「ブーツの臭いが気になり人前ではブーツが脱げない」といった人も少なくはないでしょう。
ブーツの臭い消しはどうすればいいのか。
臭いの原因と合わせて、消臭方法を紹介します。

ブーツが臭う理由とは

ブーツが臭くなるのは、ブーツ内に雑菌が繁殖したためです。人の足には数多くの雑菌が存在しており、その雑菌がブーツに移って繁殖することで悪臭を放ちます。
さらに、雑菌は湿った環境を好むため、汗で蒸したブーツの中は、雑菌にとって繁殖しやすい環境となります。
通気性も悪いことから雑菌がどんどん繁殖してしまい、数が増えることで悪臭を放つようになるのです。
ブーツの臭いを防ぐためには、何らかの方法で雑菌の繁殖を防ぐ必要があるでしょう。

家庭でもできるブーツの消臭方法

ブーツの臭いを取るためにも、以下の方法を試してみてください。

ドライヤーで乾かす

雑菌が繁殖するのは、主にブーツ内の湿度が高いからです。そのため、ドライヤーで乾燥させることで、雑菌の繁殖を防げます。
また、雑菌は高熱に弱く、ドライヤーの熱を直接当ててあげれば、すでに繁殖した雑菌も死滅させられるでしょう。
ブーツ内が完全に乾燥するよう、2〜3分ほどドライヤーを当ててください。

新聞紙やタオルを入れる

新聞紙やタオルなども、湿気対策に効果があります。新聞紙やタオルは吸水性が高く、ブーツ内に入れておくことで湿気を除去してくれるでしょう。
ほかにも、木製のチップ、木炭、除湿剤など、湿気が取れる物なら何でも問題ありません。ドライヤーほど即効性はありませんが、低コストで除湿できます。

10円玉を入れる

銅（10円玉）には、除菌作用があります。10円玉をブーツの中に入れておくことで、臭いの原因となる雑菌を除菌してくれます。
ほかにも、消臭スプレーを始めとした除菌スプレーや、抗菌作用のあるハーブでも問題ありません。雑菌の繁殖を防ぐのではなく、繁殖した雑菌を除菌することで臭い対策をします。

重曹を使う

重曹も、高い消臭効果が期待できます。皮脂汚れが弱酸性であるのに対して、重曹は弱アルカリ性物質です。皮脂汚れに重曹をかけることで中和され、雑菌の餌となる汚れが分解されやすくなります。
重曹を溶かした水をスプレーに入れ、ブーツ内に吹きかけることで臭いを抑えられるでしょう。
また、しつこい臭いには、重曹水で漬け置き洗いをすると良いです。中性洗剤で洗うよりも消臭効果を期待できます。
洗えるブーツであることが条件ですが、臭いが取れない場合は試してみてください。

家庭でもできる臭い予防

ブーツの臭いは、消臭するだけではなく予防することも大切です。予防がしっかりしていれば、ブーツに臭いが付かず消臭する必要もありません。
ブーツが臭くならないよう、以下のことを普段から行ってください。

履いたブーツはすぐに片付けない

外から帰ってきたら、ブーツはそのままにしておいてください。すぐに箱やシューズラックに片付けてしまうと、湿気ごとブーツを片付けてしまいます。
当然ですが、箱やシューズラックは基本的に通気性が悪いです。その結果、湿気が増してしまい雑菌が繁殖してしまうでしょう。
ブーツ内の湿気を取るためにも、一晩は玄関に出しておくようにしてください。
注意点としては、直射日光に当て続けるとブーツが劣化する可能性があることです。材質によっては問題ありませんが、念のため日陰で乾燥させるようにしましょう。

吸水ストッキングを履く

ブーツを履く際は、吸水性の良いストッキングなどを履いてください。汗をしっかり吸収できれば、雑菌交じりの汗がブーツに染み込むのを防いでくれます。
ほかにも、五本指ソックスを履く、こまめに汗拭きシートで足を拭くなど、ブーツ内が汗臭くならないようにしましょう。

毎日足を洗う

雑菌が繁殖しないよう、毎日足を洗うことも大切です。しっかり洗ったつもりでも、指や爪の間が洗えていないことはよくあります。
足が臭い人の原因でもあるため、石鹸を使って隅々までしっかり洗ってください。

足のマッサージをする

意外かもしれませんが、足をマッサージすることでも臭い予防となります。足をマッサージすることで血行が良くなり、代謝が促進されることで古い角質が剥がれ落ちるからです。
代謝が悪いと肌のターンオーバーが行われず、古い角質のままとなります。古い角質は剥がれやすく、剥がれた隙間に雑菌が入り込むことで増殖してしまうのです。
雑菌の繁殖を防ぐためにも、代謝を促し古い角質を落とすことが大切といえます。
また、足がむくむことでもブーツ内は臭くなります。むくみによってブーツ内が圧迫され、隙間が出来ないことで通気性が悪くなるからです。
むくみの原因は、主に血行不良が挙げられます。足のマッサージは足のむくみも改善し、ブーツ内の通気性を良くすることで、悪臭を防いでくれるでしょう。

まとめ

ブーツが臭うのは、ブーツ内で雑菌が繁殖し悪臭を発しているからです。雑菌は汗とともにブーツ内へと浸透し、皮脂汚れなどを餌にして繁殖します。
そのため、ブーツの臭いを抑えるには、雑菌が繁殖できない環境を作ることが大切となります。
ドライヤーや新聞紙で乾燥させるのはもちろん、除菌スプレーなどでしっかり除菌をしていきましょう。