ダイエットにはきのこがおすすめ？きのこが持つダイエット効果を紹介

きのこといえば、代表的な秋の味覚。しめじ、えのき、しいたけなど、毎年様々なきのこを食べていると思います。
そんなきのこですが、高いダイエット効果が期待されています。食物繊維が豊富であり、腸内環境を整えると共に食事量を減らしてくれるでしょう。他にも、きのこには様々な効果があり、ダイエットや美容をサポートしてくれます。
きのこにはどのような効果があるのか。きのこがダイエットにおすすめな理由を紹介します。

ダイエットにきのこがおすすめな理由

きのこは、以下のような理由からダイエットにおすすめの食材です。

食物繊維が豊富

きのこは、食物繊維が多い食材です。食物繊維は腸内環境を良くする性質があり、腸内環境を良くすることで、便の排出を促進させます。便がたまると、腸内に悪玉菌が発生しやすく、コレステロールを増加させるようになります。そのような事態を防ぐためにも、腸内環境を整え、善玉菌を増やす必要があるのです。
また、食物繊維には糖質の吸収を緩やかにする効果もあります。吸収を緩やかにすることで消費しやすくし、脂肪になりにくくするわけです。
他にも、食物繊維は消化されにくく、お腹に溜まりやすい物質です。満腹感を得られやすいことから、食事する量も減らしてくれるでしょう。

むくみを予防

きのこには、カリウムも豊富に含まれています。カリウムは体内の余分な水分や塩分を排出する働きのある栄養素であり、むくみ予防に効果的です。
そもそも、むくみとは何らかの原因によって、皮膚内に水分が溜まった状態の事を指します。本来なら血液によって水分が運ばれますが、血液が滞ることで溜まっていき、水分量が多くなることで溢れてしまうのです。
むくみを解消するためには、体を動かし血行を良くするか、余分となる水分を排出する必要があります。

脂肪吸収を抑制する

きのこには、キノコキトサンと呼ばれる成分も含まれており、キノコキトサンは脂肪の吸収を抑制する働きがあります。
油料理が心配な人も、きのこをメニューに加えることで太りにくくなるでしょう。

低カロリー

きのこは、低カロリーで有名な食材でもあります。きのこによって違いはありますが、100g約25kcalであり、白米の約3分の1（156kcal）程しかありません。
きのこをメインとすることで、摂取カロリーを抑えることができるでしょう。

きのこは美容にも効果的

きのこには、美容効果も期待できます。きのこにはビタミンDも豊富に含まれており、ビタミンDは肌のバリア機能を高める効果が期待されています。
紫外線などの外的ダメージを防ぐだけではなく、体内の水分の蒸発を防ぐことで潤いのある肌を保ちます。また、瑞々しい肌であることで、肌荒れを防いだり、肌のしわやたるみを防ぐことにもつながるでしょう。

きのこを使った簡単レシピ

きのこを使った簡単レシピの紹介です。ダイエットをする際の参考にしてみてください。

「きのこたっぷりスープ」

材料（4人分）

● しめじ：1パック
● えのき：1袋
● エリンギ：1パック
● しいたけ：4個
● 卵（溶き卵）：1個
● 水：400ml
● 醤油：大さじ1
● 酒：大さじ1
● 鶏ガラスープの素：小さじ1
● 生姜チューブ：2cmくらい
● 水溶き片栗粉(水、片栗粉)：大さじ1ずつ
● ごま油：小さじ2
● 小ネギ：2掴みくらい

作り方

1. しめじ・えのき・エリンギ・しいたけを食べやすい大きさに切る
2. 鍋にごま油を入れて、切ったきのこを入れて炒める
3. きのこがしんなりしたら、水・醤油・酒・鶏ガラスープの素・生姜チューブを入れて煮立たせる
4. 一旦火を止めて、水溶き片栗粉を入れる
5. 再度火を付け、溶き卵を回し入れる
6. 小ネギを入れて、鍋全体を軽くかき混ぜる
7. 器によそったら完成

参考：Rakutenレシピ「【ダイエット】きのこたっぷりスープ レシピ・作り方」

きのこダイエットの注意点

ダイエットにおすすめなきのこですが、注意点もあります。

食べ過ぎには注意すること

いくら低カロリーの食材であっても、食べ過ぎては意味がありません。普段の摂取カロリーをオーバーしないよう、しっかりカロリー計算をして献立を決めてください。
また、食物繊維が豊富なことから、消化不良を起こす可能性もあります。きのこの種類は問わず、全体で一日100gを目安に摂取をしてください。

食べ方に注意すること

きのこを食べる際は、食べ方にも注意してください。きのこといえばてんぷらや油炒めが定番ですが、油と一緒に食べると、あまりダイエット効果は期待できません。
キノコキトサンによって脂肪の吸収は抑制されますが、よりダイエット効果を期待するなら、蒸す・茹でる・炊くといった、油を使わない調理方法を検討しましょう。

他の食材も食べること

きのこダイエットをする際は、他の食材もしっかり食べてください。きのこ料理ばかりだと、栄養が偏ってしまいます。カロリーも低いため、最低限必要なカロリーも足りなくなってしまうでしょう。
偏った食事はリバウンドの原因にもなります。カロリーをエネルギーとして消費する炭水化物や、体温維持に必要な脂質も含め、バランスの良い食事を意識してください。

生活習慣を整えること

ダイエット中は、食事だけではなく生活習慣も見直してください。不健康な生活をしていると、自律神経が乱れ、代謝機能の低下や消化機能の低下などを引き起こしてしまいます。効率よくダイエットをするためには、心身ともに健康な体でいることが大切です。
また、運動も大切です。きのこの主なダイエット効果は「摂取カロリーを抑える」ことであり、「消費カロリーを増やす」事ではありません。もちろん、摂取カロリーを減らせば段々と痩せていきますが、時間がかかります。目に見えて痩せたいのなら、消費カロリーを増やす運動も合わせて行っていきましょう。

まとめ

きのこには、食事量を減らす効果と、糖質脂肪の吸収を抑える効果があります。献立にきのこを加えることで、太りにくくしてくれます。きのこは美容にも良いので、ぜひ肌荒れが心配な人も食べてみてください。
ただし、きのこだけのダイエットはダメです。栄養が偏るのはもちろん、カロリーが足らず体がだるくなってしまいます。リバウンドもしやすくなり、逆効果となるでしょう。
ダイエットで一番大切なことは、健康的な生活を送ることです。運動はもちろん、バランスのとれた食事や睡眠も意識し、健康的に痩せてください。