プロテインダイエットのやり方とは？ダイエットする際の注意点も紹介

ダイエットに失敗した経験はありませんか？食事制限でダイエットに成功しても、すぐにリバウンドして困ってしまう人はたくさんいます。「以前よりも太った」と言った意見もあり、うまく痩せることは難しいです。

そんな人には、プロテインダイエットがおすすめです。プロテインダイエットならリバウンドがしにくく、ダイエットの結果をそのまま残すことができます。

プロテインダイエットとはどのようなダイエット方法なのか。痩せる仕組みや注意点と合わせて紹介します。

プロテインのダイエット効果とは

なぜ、プロテインはダイエットにおすすめなのでしょうか？

タンパク質が豊富なため

プロテインがダイエットにおすすめな理由は、プロテインにはタンパク質が含まれているからです。

ダイエットにおいて、筋肉はとても重要な要素です。筋肉は脂肪をエネルギーに変換して消費する働きがあり、筋肉量が多いと、より代謝が上がり効率的に脂肪が燃焼できます。

そして、筋肉を育てることで、リバウンドも防げます。リバウンドの主な理由は、「食事制限によって筋肉量が低下し、筋肉量が少ないことで代謝が悪くなる」ことであり、しっかり筋肉を付けた上で痩せれば、リバウンドを防げるのです。

効率よく痩せるためには、プロテイン（タンパク質）の摂取は欠かせません。

ビタミンとミネラルが豊富なため

プロテインには、他にもビタミンやミネラルも豊富に含まれています。ダイエットをするなら食事制限も重要ですが、極端に食事制限をすると、栄養が足りず体を壊してしまいます。

筋肉を衰えさせる原因にもなり、逆に太る原因にもなるのです。

もちろん、栄養バランスとカロリー計算をした献立を用意すれば問題ありませんが、毎日献立を考えるのはとても手間がかかります。

ですが、プロテインなら必要な栄養素をまとめて摂取可能です。1日に必要な栄養素をすべて賄えるわけではありませんが、食事制限をしても栄養不足にならない程度には、必要な栄養素を摂取できます。

満腹になるため

プロテインは、意外とお腹にたまります。朝食代わりに飲む人もいるほど、お腹に溜まることで食事量を減らすことができ、食事制限にもつながるでしょう。

プロテインダイエットのやり方

プロテインダイエットのやり方は、一食をプロテインに置き換えるだけです。プロテインは栄養豊富でお腹にたまるため、献立をプロテインだけにしても、栄養不足や空腹になる心配はありません。

置き換えるタイミングは、夜がおすすめです。朝食の代わりに飲む人もいますが、タンパク質はエネルギーへの変換が遅く、プロテインだけではあまり活力が出ません。逆に、夜なら仕事が終わり、エネルギー変換が悪くても問題にはならないでしょう。

また、夜は仕事終わりであることから、ついつい食べすぎてしまいます。食事制限をするためにも、プロテインに置き換えるといいです。

プロテインダイエットの注意点

プロテインダイエットは効果的に痩せられますが、注意すべき点もあります。ダイエットを始める前に、しっかり確認しておいてください。

栄養バラン素を考えた食事も必要

プロテインには豊富な栄養素が含まれますが、それだけでは栄養バランスが偏ってしまいます。食物繊維や亜鉛など、必要だけどプロテインに含まれない栄養素はいろいろあります。

特に炭水化物と脂質は、必要不可欠な栄養素です。どちらも脂肪を蓄えやすいことからダイエット時には嫌遠されがちですが、全く摂取しないと、エネルギーが足りず活動できなくなってしまいます。めまいや吐き気を生じるようになり、生活自体が困難になるでしょう。

プロテインに含まれる主な成分は、タンパク質、鉄分、カルシウム、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンDです。他の栄養素は、別の献立から摂取するようにしてください。

筋肉を育てるためには運動も必要

プロテインは筋肉を育てるために必要ですが、実のところ、プロテインだけでは筋肉は育ちません。タンパク質はあくまでも「筋肉の素材となる栄養素」であり、他に、筋肉を育てるための要素（運動）が必要になります。

もちろん、満腹感を得るためや、栄養補給をするためなら問題ありませんが、リバウンドを防ぐためには、筋肉の増強が必要不可欠です。

プロテインダイエットをする際は、運動もしっかり行うようにしてください。

飲み過ぎは肝臓や腎臓に負担がかかる

プロテインの飲み過ぎは、内臓疲労の原因となります。タンパク質が豊富なことで、濾過するために肝臓や腎臓が活発になるからです。内臓疲労になることで腸の働きも悪くなり、悪玉菌が増えることで、太りやすくもなるでしょう。

また、タンパク質が多いことで、尿路結石になりやすいなどのリスクもあります。体調不良や病気にならないためにも、商品に記載された摂取量を守るようにしてください。

飲み過ぎると逆に太る

プロテインの飲み過ぎは、内臓疲労となるだけではなく、太る原因にもなります。栄養素が豊富なことから同時にカロリーも豊富であり、飲み過ぎるとカロリーオーバーしてしまうからです。

いくら筋肉を育て代謝を良くしても、摂取カロリーが多いと太る一方です。痩せるためには、摂取量を守る必要があります。

プロテインの選び方

プロテインを選ぶなら、何を基準にして選べばいいのでしょうか？

種類

プロテインには、動物性由来の「ホエイプロテイン」「カゼインプロテイン」と、植物性由来の「ソイプロテイン」があります。

ホエイプロテインは、牛乳を原料としたプロテインです。低カロリーで吸収が早いのが特徴になります。

カゼインプロテインも牛乳を原料としたプロテインですが、乳固形分と呼ばれる牛乳を固める成分が含まれており、吸収されにくく腹持ちがいいのが特徴です。

ソイプロテインは、大豆を原料としたプロテインです。カゼインプロテインと同様に、摂取してから吸収されるまで、時間がかかる特徴があります。

ダイエット目的で摂取する場合は、腹持ちが良く吸収が遅い、カゼインプロテインかソイプロテインがおすすめです。特に、ソイプロテインは乳脂肪分が少なく脂肪になりにくいため、ダイエットに最もおすすめといえるでしょう。

大豆成分も含まれているため、美容目的にもおすすめです。

形状

プロテインといえば「粉末」が一般的ですが、近年では、固形のスティックタイプやプロテインゼリーなども販売されており、好きな種類が選べます。

粉末が一番手頃ではありますが、慣れていないと上手く溶けず、だまになることも珍しくはありません。

固形タイプなら外出先でも食べやすいなどの特徴もありますので、自分の生活に合わせた形状を選ぶといいでしょう。

味

プロテインの味が苦手な人は、味月のプロテインを選ぶといいです。ココアあじやフルーツ味といった様々な種類があり、好きな味が楽しめます。

味は違っても、栄養成分に変わりはありません。好みの味を選びましょう。

プロテインダイエットならリバウンドの心配なく痩せられる

ダイエットといえばリバウンドが心配ですが、プロテインダイエットならリバウンドの心配なく痩せられます。「タンパク質ダイエット」と同じ仕組みで、代謝を良くすることで痩せられるからです。

ほかにも、「栄養が豊富で食事制限をしても体調が悪くならない」「お腹が膨れてお腹が空きにくい」などのメリットもあり、空腹が辛い人でも比較的続けやすいといえるでしょう。

もちろん、しっかり痩せるためには運動も必要ですが、本格的な筋トレをする必要はありません。短時間でも、毎日ストレッチやウォーキングなどを続けていれば効果が表れます。

リバウンドでダイエットに失敗した経験がある人は、ぜひプロテインダイエットに挑戦してみてください。