足下を温めて冷え改善するには？ポイントは原因に適した対策をとる！

男性よりも体温が低くなりやすい女性の体は、特に足下が冷えやすいので重点的に寒さ対策を行っている人は多いでしょう。

根本的に体温を上げるには「体を冷やしている原因は？」をよく理解し、体温低下の元に適した対策をとることが必要です。

日々足下を温めて冷えを何とかしようと奮闘している方は、ぜひ今回の記事を参考に活用してください。

足下を含めて体が冷えるのは何が原因なのか

冷えを足下に感じると体全体の温度も低くなっていますが、体が冷えるのは筋肉が主な原因になりやすいです。
足が冷えるのは特有の問題も含まれているため、その部分の理解も持っておくと改善策が見えやすくなります。

体が冷えるのは筋肉量の少なさ

筋肉は体を動かし支える部位であると同時に、代謝機能と血流を促進させる役割も担う部位になります。

ポカポカの体は代謝で熱が生み出され体が温まることによるものですが、筋肉の量が少ないと代謝が悪く体内で生産される熱も多くありません。

代謝機能は血液の流れにも関わってくるため、働きが悪いと血流も悪くなり冷えを感じやすくなるのです。

女性の体は元々筋肉の量が少ないので体温が低下しやすく、運動することが少ない人だとより冷えを感じやすいです。

足下の部位的な問題

冷えを感じるときに足下が特につらいと感じるのは、心臓から遠いことと神経の働きが関係しています。

心臓がポンプとなって血液は送られていますので、心臓と距離が離れている足付近は血液の流れが良くない部位です。

神経は体温調節の働きで熱を逃がさないために肌表面の体温を下げることがあり、足下の冷えも神経の影響によって起こる現象といえます。

2つの部位的な問題を抱えているので、足のところは特有の原因があるのです。

まずは運動で筋肉をつけ体・足下を温める

体が冷える一番の原因は筋肉量の不足なので、最も有効的な対策は運動をして筋力増強を心がけることでしょう。

体に筋肉がついて代謝・血流が良くなれば、生み出される熱によって足下も温められ冷えに悩まされなくなるはずです。

筋肉は下半身を特に鍛えた方が良いのでおすすめの運動としては、ウォーキング・マラソン・スクワットなど試してみてください。

ウォーキング・マラソンは可能なら1日30分ほどを目標にして、忙しい日はお休みするなどバランスを見ながら継続しましょう。

仕事が多忙で運動するのが難しい状況なら、通勤の一部の区間を歩くようにしてみてはいかがでしょうか。

スクワットは1セット10回など負担のない回数にして、起きたとき・入浴前・就寝前など小分けに行うと続けやすいです。

日常でできるおすすめの足下の温め方

運動での体温アップは結果が出るまで多少時間が必要なので、日常でもなにかしら温める対策を並行して行いましょう。

体をポカポカにするには足下からしっかり温めることが良く、保湿効果の高い靴下やルームシューズを履くことをおすすめします。

靴下は起毛・ニット素材のものが向いていて、厚手のタイプにすると下からくる冷えから足を守ってくれます。

最近は足冷えに適した繊維も開発されているので、そういった素材で作られたものも要チェックです。

見た目や履き心地が苦手という人もいるかもしれませんが、五本指靴下も指一本一本を温めてくれるので冷えに効果があります。

ルームシューズは底が厚いものだと冷えにくく、ブーツに使われるムートンやボアなどが素材に使われていると足全体がポカポカになります。

ヒーター内蔵のルームシューズも販売されているので、足下の冷えがひどい人は電気で温めてくれるタイプを選びましょう。

足下温めに効く東洋医学も期待できる

東洋医学で使われているツボ・お灸・漢方薬による治療も、足下から体を温める際に効果が期待できるものです。

ツボ押しは重要なツボが多い足裏を中心に行い、足から血液の流れを良くしていきましょう。お灸は素人がやるには難しいイメージがありますが、最近は初心者でも簡単にできるセットがあるので心配いりません。

お手軽お灸セットは足を含めて全体のツボの場所が記載されているものが多いので、購入する際はセットの内容をチェックしてみてください。

漢方薬はその人の体質に合うものを選ぶ必要があるため、処方してくれる内科や婦人科などのクリニックに相談しましょう。

通販サイトやドラッグストアで販売されている漢方薬は高めですが、クリニックを受診して保険適用されればお手頃なお値段になります。

まとめ

足下を温めても冷えを解消できない人は、体が冷えている原因に即した改善策ができていないのかもしれません。

体が冷える主な原因は筋肉量不足、足下が冷えやすいのは部位の問題があります。

今回の記事でご紹介した対策を総合的に試してみると、体・足下が温まり冷えに悩まされなくなるでしょう。

手足の冷たさは症状がひどい人にはとてもつらいので、効果的な対策をとり冷え性からの解放を目指してください。