コーヒー豆の種類はいくつある?品種と銘柄について紹介

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コーヒー豆には、どのような種類があるのか知っていますか?モカ、ブルーマウンテン、コロンビアなど色々な銘柄を聞いたことがあると思います。ですが、それらは全て産地によって違うだけで、豆の種類自体はそんなに多くはありません。

コーヒー豆にはどのような種類があるのか。銘柄(産地)ごとの違いも合わせて紹介します。

コーヒー豆の主な種類

世界には数多くのコーヒー豆が存在していますが、品種で大別すると、基本は3種類だといわれています。

● アラビカ種
● カネフォラ種
● リベリカ種

それぞれどのような品種なのか、紹介します。

アラビカ種

アラビカ種は、エチオピアを原産とする世界でも最も多く生産されている品種です。全体の約70%~80%の流通量を誇り、ほとんどの人が飲んだことのある品種といえます。

酸味と香りが強いのが特徴であり、スッキリした味わいがあるのがあります。また、気候や土壌などの影響を強く受けやすく、育てる環境によって味わいが変わるデリケートな側面も持ちます。

品種改良や派生した品種も数多く存在し、最も有名なコーヒー豆といえるでしょう。

カネフォラ種

カネフォラ種は、アフリカを原産とする品種です。流通量は全体の20%~30%程度と、アラビカ種と比べてかなり少なくなります。

また、多少の悪環境でも育つ丈夫さがあり、アラビカ種が育たないような高温多湿地帯で栽培可能です。

酸味が少なく、苦みと香ばしさが感じられるのが特徴で、主にインスタントコーヒーや缶コーヒーに利用されています。他にも、アラビカ種に混ぜて香りを引き立たせるなど、流通量に反して、多岐に利用されているのです。

リベリカ種

リベリカ種は、西アメリカのリベリカを原産とする品種です。流通量は全体の約1~5%程度しかなく、ほとんどが原産国のみで消費されています。

ただ近年では、フィリピンやスリナムなど、一部の国でも作られているようです。生産量は依然として少ないものの、幾分かは世界に流通しています。

苦みと香りがとても強いのが特徴で、通好みの濃厚な味わいが楽しめます。

原産地別の銘柄

コーヒー豆は、原産地によって味わいが変わるのが特徴です。特にアラビカ種はその影響を受けやすく、同じアラビカ種でも、全く違う味わいになることは珍しくもありません。

生産地が違うとどのように違うのか、各種銘柄の違いを紹介します。

ブルーマウンテン

ジャマイカのブルーマウンテン山脈で栽培される銘柄です。香り、味わい、のど越しなど、どれもが一級品といわれ、世界的にも人気のある品種になります。特に日本への輸出量は約80%といわれており、ほとんどが日本で消費しているといっても過言ではありません。

また、ブルーマウンテンには厳しい規則があり、標高800m以下で栽培されたコーヒー豆には「ブルーマウンテン」という銘柄を付けることができません。さらに、その中でもランク付けされており、最高品質は高額で取引されています。

ただ、標高800m以下で栽培された、いわゆる「偽物」のブルーマウンテンも数多く存在しており、日本にも輸出されています。

最高品質かつ「本物」のブルーマウンテンを購入するためには、専門店や現地に出向く必要があるでしょう。

モカ

イエメンやエチオピアで栽培される銘柄です。フルーティーな香りと独特の酸味、そしてコクのある甘味が特徴になります。

エチオピア産の方が香りや味わいが強く、他の品種とブレンドすることが多いです。

キリマンジャロ

タンザニアで栽培される銘柄です。正確にはキリマンジャロ山脈で栽培されたコーヒー豆が「キリマンジャロ」と呼ばれますが、日本では、タンザニアで栽培したコーヒー豆を総称して「キリマンジャロ」と呼ぶことが多いです。

強い酸味と甘い香りが特徴であり、豊かなコクが楽しめます。

ジャワ

インドネシアのジャワ島で栽培される銘柄です。1830年ごろ、オランダよりインド産のアラビカ種が持ち込まれ、本格的に栽培されるようになりました。

ですが、19世紀に流行った「コーヒーさび病」の影響により生産数が激減。代わりに「コーヒーさび病」に強いカネフォラ種(ロブスタ種)が栽培されるようになり、現在、栽培されている品種の約90%がカネフォラ種であり、以前のアラビカ種は少なくなっています。

どちらの品種でも「ジャワ・コーヒー」ではありますが、カネフォラ種と区別するため、アラビカ種で作ったコーヒーのことを「ジャワ・アラビカ」と呼ばれています。

色は濃いめですが渋みは少なく、マイルドで飲みやすい味わいが特徴です。

コロンビア

コロンビアで栽培される銘柄です。酸味と甘味のバランスが良く、癖のないまろやかな味わいが特徴になります。

比較的安価な銘柄でもあり、ブレンドのベースに使われることも多いです。

コナ

アメリカハワイ州の西部にあるコナで栽培される銘柄です。歴史のある銘柄であり、100年以上前から栽培されています。

また、非常に局所的な場所での栽培であるため、流通量は世界流通している全コーヒー豆の僅か1%ほどしかありません。

柔らかな酸味とコクのある味わい、さらにはフルーティーな甘さが多く人を魅了し、希少性の高さも相まって、ブルーマウンテンに並ぶほどの人気銘柄となっています。

マンデリン

インドネシアのスマトラ島で栽培される銘柄です。銘柄の由来は産地ではなく、インドネシアの在住する「マンデリン族」が栽培を始めたことが元となります。

酸味は少なくコクのある苦みが特徴で、ブルーマウンテンが登場するまでは、世界一のコーヒーとも称されていました。

コピルアク

インドネシアの各島で取れる銘柄です。他のコーヒー豆とは少し違い、野生のマレージャコウネコが餌としてコーヒーの実(種)を食べ、排泄物として出した種を綺麗に洗い、高温で焙煎することでコーヒー豆として完成します。

ジャコウネコには独特の香料があるといわれており、腸内にある消化酵素や腸内細菌によって程よく発酵されたことで、その香料がコーヒー豆にも備わります。

独自性のある豊かな香りと深みのあるコクはコピルアク特有のものであり、他のコーヒー豆には真似できない、複雑な味わいが楽しめるでしょう。

ただ、非常に手間のかかる製造方法であることから量産は難しく、コーヒーとしての美味しさも相まって、世界一高価なコーヒー豆としても有名です。

世界のコーヒーを味わってみよう

世界には数多くのコーヒー豆が存在するように思えますが、基本は3種類であり、他はそれぞれの改良や派生品種となります。中でもアラビカ種は、全出荷数の半分以上を占めており、最も馴染みのある品種といえるでしょう。

ただ、アラビカ種を含め、コーヒー豆は気候や土壌によって味わいや香りが変化します。同じ品種でも、産地が違えば酸味や香りの強さは違ってくるのです。

コーヒーの味は、同じようで同じではありません。色々な種類を試して、自分好みの味を探してみてください。

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